表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
現実にダンジョンが出現しました  作者: 東雲 夜卜
第1章 最強探索者達、配信者を助ける。
10/13

第1章 最強探索者達、配信者を助ける。9話

コメント欄にて避けてよ言われたが間に合わず、眩しい光に包まれてしまう。少しの浮遊感と目眩がし、少ししてから目を開けるとそこには薄暗い森が目の前に現れた。


「……ど、どこここ。」



『何が起きたの?』

『どこ』

『なにこれ』

『ぶきみだな』

『さっきのランダム転移ってなに?』

『さっきのコメントしたやつどこいった』

『まぶし』

『こわい』



 辺りを見回すと薄暗い森が広がっていた、先程まで眩しい光を放っていた太陽はなく、赤い月がこちらを見下ろすように空に浮いており、くらい空間が展開されている。


「な、なにこれ……。どういうこと?何が起きて……ッハ。たしかこ、コメントになんかそんな感じのコメントがあったはず」


 跳ぶ瞬間、打たれたコメントに今起こった事が書かれていたはずと思いコメントを確認したする。


「えっと。これかな……ランダム転移?ってやつに遭遇したのかな」



『跳ぶ瞬間のコメントならそれだと思うよ』

『ランダム転移ってやつだね』

『この現象をしってやつか?』

『さっきの人出ておいで』

『説明ほしい』

『これはなに?』


『ランダム転移とはダンジョン内の至る所にあるトラップの一種で、ランダムな所に跳ばせれる。その先は東京都ダンジョン内のどこかであり、上層部から中層部に跳ばされる時もあれば下層部に跳ばされる場合もある。ダンジョン内で1番遭遇したくない現象』

『一応、探索者講習で貰える本にのってる情報だよ。跳んだ先の情報もあるはず。』


『トラップ……』

『なにそれやばいやろ』

『キモすぎ』

『なにそのトラップ』

『初見殺しじゃん』



「跳んだ先の情報が本に!!見てみます、えっとここに本を入れて置いたはず……あった。何ページ辺りにあるんだろうか?」



『第3章 トラップ一覧の54ページ』


『ゆ、有識者か』

『有識者!!』

『探索者?』

『だれだろう』


『兄が探索者だった一般人。兄が持っていた物は全て回収出来るんだって例え、探索協会加入後に貰ったものでも……。』


『お兄ちゃんが探索者だったんだ!?』

『それで知ってるんだ』

『ん?だった?』

『え、それって』



「君のお兄さんに今できる最大限の感謝を。ランダム転移の跳ぶ場所一覧をみてるけども薄暗い森や赤い月がヒットする写真や文章が見当たらないよ?何度も目を通したけども」



『……』

『え?』

『表記忘れとか?』

『なんで?』


『じゃあ第5章のダンジョン内名称一覧は、あれなら上層部~奈落最終階層まで表記されるはず』

『僕も今本をみてるけどもランダム転移で報告されてるのは下層部まで。20年間で被害報告される階層は下層部まで、もしからしたらアルくんが跳んだ先は未確認の場所かもしれない。』


『え?未確認!?』

『じゃあまずいのでは?』

『やばい場所か!?』



「うーん/(ドォーン)/え!?なに??!?」


 動くにも動けず、その場にじっとしているといきなり遠くからデカイ音が響いてきた。衝撃波なのか周りの木々が揺れている。



『え!?』

『なになに?』

『なんだぁ?』

『なにがおきたの?』



「何かがどこかにぶつかる音が……、遠いような気がするけどもでかい音がした……。」


 ドキドキとなる鼓動を抑えながら音が聞こえてきたであろう方向を見ている。



『一旦安全な場所に移るべきか?』

『でも安全な場所ってどこやねん』

『移動するにしてもモンスターいるかもよ』

『厳しいのでは?』


『本を裏表紙側で持ってみて、持ったら起動とって裏表紙に向かって言ってみて』

 


 探索者協会から支給される本を手元に持っている子からの指示で本の裏表紙を見る。

 

「裏表紙?裏表紙側を持ってみて"起動"って言えばこれでいいの?」

「"魔導(まどう)コンパスを起動します"」

「"起動完了しました表示されます"」

「なにこれ、なにこれ」


 魔導コンパス起動という音声が聞こえると裏表紙にコンパスが映し出される。


『東側に移動して、ダンジョン内ではどんな階層でも東側にセーフエリアがあるって第5章に書いてあるよ』


『すごい』

『本スゴすぎでは?』

『セーフエリアの場所が分かってもモンスターはどうするんだよ』

『アルくん初心者でさっきモンスターを一体倒したばっかだよ』

『え?どうするの?』



「東側に行けばいいんだね、モンスターに関してはこのドローンの感知機能とルート検索機能を使えば何とかなるかも。感知機能を使いモンスターを感知し、ルート検索で東を設定し、モンスターがいないルートを検索するれば……。」



『高性能すぎるだろその機材』

『さすが日本が誇る天翔株式会社のダンジョン素材で作られた機材』

『まじで案件でその機材持って、良かった件についてやん』

『すげぇ』



「ルート検索機能を起動して東側を設定して……」

「"設定が完了しました、ルートを検索します半径500m圏内でモンスターは確認されてません" "ルート案内を開始します"」

「これで着いてけばいいのかな?どうする事も出来ないからついて行ってみるね。口数すくなったらごめんね」



『大丈夫だよ』

『そっちに集中して』

『こっちは気にしなくていいよ』

『大丈夫!』

『足元注意ね』

『がんばれ』



 ドローンについて行きながら東に少しづつ進んでいく、ドローンとの距離が離れるとドローンが停止をしまた進行してくれるので見失うことは無かった。

 体感1時間いったぐらいで東側の壁際まで来られた。

 周りをよく見ると壁に洞窟のようなものを見つける。


「これは……洞窟?もしかしてこれがセーフエリア?こんな時はドローンの感知機能を手動で確認すればいいんだっけかな?感知機能起動……。"感知機能起動します" "モンスターは感知されませんでした……一定数の魔力の幕を確認……セーフエリアであると推測されます。"」

「セーフエリア判定もしてくれるのこの機能……??いや、今は喜んだ方がいいのか皆セーフエリアを発見したよ」



『やったぁ!』

『よかった』

『救助が来るまでここで待てばいいのね』

『ふぅ』

『息が詰まりそうだった』


『よかった、本を見ながら配信を見てたから壁際まで来たら洞窟状のやつだよってコメントしようとおもってたらこの機械かなりの高性能だった』


『よかったよかった』

『やったね』



「ここで救助を待とうか"警告 周囲に高レベルのモンスターを検知直ちに近くのセーフエリアに避難してください、繰り返します周囲に高レベルのモンスターを検知直ちに近くのセーフエリア避難してください"……え?」



『高レベル???』

『ひ、ひなん』

『早く洞窟に撤退を』

『アルくん急いで!!』

『アルくん!!』



「ま、まずい。」


 いきなり、警告が出てきたので洞窟に避難し、少し奥に行き洞窟内の大きな岩の後ろに隠れる。しばらく息を潜めていると洞窟の入口に巨大な足元が映り込む……。


(クッ……息を潜めろ、バレてはダメだあれに、見るな目を向けるな静かにあいつが去るのを待て……早く消えてくれ)


 振動をさせながらその場から去るのを認識しながらじっと消えるのを待ち静かに隠れる。しばらくし、入口の方に目を向けると足元は確認出来ないが去ったと仮定し肩の力が抜け脱力する。


「……はぁぁ、どっかにいった?っ……ふぅ……はぁ」


 顔を下げ疲れがきた為呼吸を整え、アイテムバックから水を取り出し飲む。喉がカラカラになっていたため1本分を飲み干してしまった。


「……何とかなったみたい皆」


 コメントに目を向けると岩陰に隠れたあたりのコメントに書いてあった。ランダム転移トラップに遭遇し、高レベルのモンスターが、出現読み上げ起動してるためコメントしない方が良いと書かれていて、読み上げ機能がついてることを思い出し震え上がるがこのコメントしたリスナーに感謝する。


「そうだ、読み上げ機能がついたままだったわありがとう」



『ひとまず安全?』

『ドキドキした』

『あにあの足元』

『デカすぎだろ』

『こわかった』

『その場に居ないのになぞの緊張感があった』



「これからどうしよう……」



『緊急通信だした?』



「緊急通信出は一応ドローンが自動的に出してるはずだけど、不安だから確認してみるね。」


 ドローンの機能を確認してみると、ちゃんと送信されていることを確認する。


「大丈夫だったよ、緊張通信はだされていたから後は助けが来るまで待てばいいさ。」



『よかった……』

『待つのも大変だね』

『お疲れ様』

『飲み物や食べ物ある?』

『乾燥した果物とかあるとよいな』

『どのぐらいもってるの?』



「飲み物と食べ物?そんなに持ってないよ、5日分ぐらいはあるかな……」


 コメントに飲み食いできるものがあるのかという質問が来ていたのでアイテムバックから食料を確認する。先程、緊張した後に水を1本消費してしまった為。

 水は14本、食べ物は15食分の缶詰や乾燥してある果物がある。


「さっき、水1本飲み干しちゃったけども500㎖が10本あって1Lが4本あるよ、食べ物は缶詰と干した果物かな、後は飴が数個入ってるよ」



『まぁまぁあるね』

『そんだけ持たないといけないんだな』

『普通?の量なのかそれ』

『けっこうでは?』

『うむ』


『本に書いてあったからね。第2章の装備品一覧ってやつにこのぐらいの目安で持っていた方がいいとか講習会で先生役をしていた現役の探索者さんが何かあった時用は常に持っていた方がいいって言ってたから』


『なるほど』

『先人の知恵ってやつね』

『ふむふむ』

『講習会すごいな』

『現役の探索者さんが講師してるんだ』

『すごいね』

『ところでなんでそんなに冷静なの?』



 冷静なのかの質問がきた


「冷静か冷静じゃないかで言ったら冷静じゃないよ、今も凄くドキドキして鼓動は早いし、体の震えは止まらないよ……でもでもねここの場には僕しかいないけども画面の向こうに皆がいるから心寂しくないんだ……配信をしてなかったら転移した時、動けづいモンスターに遭遇して死んでたかもしれない」


「それでもみんなのコメントに励ましてくれたから動けた。君たちが入れば僕も冷静になれる。君たちが居たから僕は今こうして生きてる……ありがとう。」



『……』

『……』

『て、てれる///』

『純粋な気持ちに影の民達(陰キャ族)は焼き尽くされるのでやめれ』

『ふぅー暑いなぁ』

『そ、そうか』

『グギッ』

『いつも見てるぜ!』



 照れてるコメントを見ながら辺りを見回す


「とりあえず、信号は出したからいいとして他に何か出来ることはあるのかな……」



『うーん』

『待機しかないんじゃない?』

『わからんな』

『あ!』

『あれは』

『どれだ?』

『なにが?』

『あれだよあれ』

『場所の特定は?』

『さっき本持ってる一般人の人とか特定出来てたりしない?』



「あ!そうだ場所特定しないと高レベルなモンスターって情報も追加できるかな?ランク0のよちよちだからどれも高レベルではとは思う」



『それな』

『そういえばよちよちだったわ』

『出来事が多すぎて忘れてた』

『よちよちだったね』


『【一般人】名前付けたわ高レベルモンスター遭遇を見ながら本を読んでたし、特定したが……聞きたい?』


『え』

『え』

『何その聞き方』

『不穏すぎか?』

『怖いんだが』



「怖いけども聞きたいです」



『【一般人】今あるその場所の情報は薄暗い森、赤い月、高レベルのモンスター……探索者で無い俺が言う言葉は信用出来ないかもしれないがアルくんがいる所は高確率で奈落とよばれる。』

『【一般人】東京都ダンジョンの中でも生き残れる確率が低く、状態異常・精神異常のデバフが常に振りまかれている場所。』

『【一般人】アルくんがいる場所はかなり危ない場所です』


『……』

『……』

『……』

『お、おわったくさくない?』

『おい!そんなこと言うな↑』

『そうだぞ』

『違うかもしれないじゃん』

『そいつ探索者じゃないんだぞ』

『嘘かもしれないぞ』



「……この情報が嘘かどうかは僕には判断出来ませんですが凄く危険な場所だけは理解できます。」



『【一般人】アルくん……』

『うそつきかもだぞ』

『でもドローンが高レベルモンスターって言ってたから危険な場所には違いないのでは?』

『それもうそだったり』

『そこまで疑うと無限に疑えるぞ』


『その@一般人 が言ってることは真実だぞ、この配信者がいる場所は奈落階層と呼ばれる場所だ。無闇に嘘だと言いふらすのはやめた方がいい。』


『はぁ?なんだコイツ』

『嘘つきの仲間か?』

『うそつきやろうが』

『だまれよ』

『援護するやつなんてお前も嘘つきだろ』

『きえろ』

『いなくなれ』

『荒らしはやめな』

『こんな所で喧嘩するな』



「ちょっと、コメントでの暴言や喧嘩はやめてこんな緊急事態なときなBAN作業しないといけなくなるのは凄く面倒だよ」


 急にきたコメントで過度な物が増えてきてしまって少し焦る。



『嘘ではなく事実を言ったんだが』


『てかお前だれだよ』

『いきなりしゃしゃり出てきて』

『喧嘩腰はやめろって』

『注意きてただろ』

『過度な暴言はだめだぞ』

『きえろよ』

『目障りだ』


『【先輩探索者】こうすればいいのかな?こうしたとしても今の君たちでは判断つかなそうだな、先輩探索者として言っているんだ。一般人くんは嘘つきではないとここの配信者がいる場所は奈落階層とよばれるダイヤモンド探索者以上(条件達成してれば)からしか潜れない場所にいるんだぞ。嘘を言うわけないだろ』


『た、探索者??』

『え?探索者も見てるの?』

『い、いや。こいつが本物の探索者かまだわからんだろ』

『そ、そうだ!そうだ!』

『本物なら本物だと証明しろよ』

『できるんならな』



「過度な発言をしてる人達は今からBANします。ここで喧嘩をしないでくれと言っただろ……なんでこんな所でこんな事しないと行けないんだろうか」



『アルくん』

『アルくん元気だして』

『いつもいない人達が騒いでるきがする』

『【一般人】アルくんこれだけは聞いてほしい。嘘はついてないそれだけは信じて欲しい。@先輩探索者 さんもすみません。』


『【先輩探索者】@一般人 謝らなくていいよ、俺がしたいから反論しただけだから。ここの配信者の人も済まないな、だが俺たちは事実を述べただけだぞ?』



「……君達が真実を述べていると信じてみたい気持ちもあるけども、僕にはこれが真実かを判断することは出来ないから信じたいんだけどもごめんね信じる事が出来そうにないや」



『現状を判断出来るのはアルくんだがアルくんは初心者だしな』

『真実を述べていたとしても俺たちでは把握できんしな』

『それにこいつが本当に探索者かも分からん』

『でもこの状況打開できる人かもしれないよ?』

『危険じゃない?』

『この問題は俺たちが判断するのではなくアルくんが判断しな』



「ごめんね。今そんなことを言ってる暇がないぐらいの状況だけど、君が本当に先輩探索者かどうかわからないから信じられない……ごめんね」



『【先輩探索者】探索者かどうかを示せばいいんだな』

『【先輩探索者】ちなみに一応なんだがここは探索者専用配信アプリを使用してるよな』


『そうだよ』

『あってるよ』

『探索者専用配信アプリ使わないとフィルターが使えないからね』

『グロいのが苦手な人はフィルター無しじゃ配信みれないからな』

『【一般人】そうだね。探索者専用だよここは』



「うん、ちゃんと探索者専用配信アプリで配信してるよ」



『【先輩探索者】なら示すのは簡単だ』


『え!?』

『どういうことだ?』

『示し方あるの?』

『コメントでやれるの??』


『【先輩探索者】やれるかやれないかでいうとやれる』

『【先輩探索者】ただし、非常時以外では行っては行けない』



「利用規約に違反する行為をやろうとしてたりする?」


 やばいことをしているのかと思いこの先輩探索者ってコメントをBANにしようかと悩んでいると次に来たコメントでその作業をやめた。



『え?まずいんじゃない?』

『やばいか?』

『BANされちゃう?』


『【先輩探索者】利用規約に違反する行為ではないし誰かに迷惑もかからない』

『【先輩探索者】説明するより、やった方が早い』


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ