学園情報はお任せください!皆に楽しい情報をお届け(省略)
セインエイツ学園という楽園に常に楽しい情報を!
これを知れば情報に困ることはないいつでもどこでも
みんなのおそばにセインエイツ学園報道部!
我ら(省略)
このような映像が数分流れそうだと放浪人とユオは予想し
顔を背けた。
「これから面白いんですけど」
二人の様子に肩を落とす
オレンジ色にくせっけ感ある髪。隙を見逃さない目つき
ミドルオレンジの制服をきた女生徒。
「はぁ。まぁいいですよ。ユオさんに放浪人さんっあ
今は6番さんでしたっけ」
「どっちでも構わん」
「はい。その顔いただき」
パシャっとレンズが搭載されているジャーバンドから
シャッタ音が鳴る。と光が放射される
「おい。今何をした」
眩しそうに眼を細めながら放浪人は不機嫌な顔をする。
「あーすいません。いつもの癖で職業病ってやつですかね
写真を撮らせてもらいました」
「消せ」放浪人がため息をつく。
「ところで私たちの名前知ってるの?そんなに有名?」
ユオが訪ねると女生徒はバンドをいじくる。
「あなたたちの実技テストを見た人はみんな知ってますよ
面白い生徒として成績優秀者でいきなりミドルオレンジに決まった
ミツザワに中等部からの飛び級の双子、そして我らの学園教頭を
実技テストと言えど打ち破った。受験番号6番
くううういいですね!いいですね!話題につきません」
拳を握り熱弁する女生徒。一人忘れていることに気づかない
「あっわたし。こういうものです。どうぞ御贔屓に」
するとユオのバンドと放浪人のログに情報が送られる。
「セインエイツ学園情報部ソレア・ピューエ。
この楽しい学園に・・・」
「それを以上いうな」
放浪人は空いた手でログをふさぐ。
「ん?今何か声が聞こえたような」
辺りを見渡すようにソレアは辺りを見渡す。
「いいから。あいつらがなんなのか教えろ」
放浪人は指を差した。ソレアは不服そうな顔をしたが
諦めて咳ばらいする。
「あの人は最近トップグリーンに昇格したシーズニング・パシリーサ
貴方たちの同じ学年ですね。隣にいる二人は彼がミドルオレンジに
いた時つるんでいた友人ってところですね」
「今は友人って感じじゃーないよね」
シーズニングはかつての友人に対して命令口調でしゃべっている。
「トップクラスに上がって態度が変わるのはしょうがないですけどね
特に彼は最近学園の生徒を取り締まる教頭先生直属の生徒会に入った
みたいですから益々図に乗っているみたいですね」
「ふーんお真面目さんなんだねー」
するとシーズニングは放浪人達の方を向いた。
「なんださっきからブツブツと……ってお前は報道部か」
「こんにちはーシーズニング君会長に気に入られてご満悦だね」
ソレアが笑いながら手を振るとシーズニングが鼻を鳴らす。
「生意気なことをしているようじゃないかミドルオレンジの分際で
気安く俺に話かけるんじゃない」
「あー酷いですね。わたしの方が一学年上ですし年も上なんですから
少しは言葉を柔らかくしてほしいですね」
「ふん。学年や年なんて関係ない。俺はトップクラスだ。
お前らミドルオレンジやパープルレッドは俺に逆らうんじゃない」
ビッ自分を親指で自分を差すシーズニング
「はぁーわからないですね。どうしてそんなに差別するのですか」
「差別?当たり前だろ常に優秀で実力がある奴が優位に立つんだ
お前らみたいな才能もなく実力がない奴は強者のいうことを
聞くのは当たり前だ」
「いいますねー私の枠でトップクラスの入った分際で」
「なんだと!」
ギリギリと二人は睨み合う。
「ねーホーロ帰ろうか」
「…そうだな」
放浪人はため息をつき背を向ける
「おい。 待てよせっかく俺が実力をみてやろうっていってんだ
ありがたく挑戦してみろよ」
シーズニングが呼び止めた。
「念のためだ。教頭を破ったのは果たしてまぐれか実力か
俺がみてやる」
「なにいってんのさ。 私たち帰るからほら行こうホーロ」
ユオは放浪人の腕を引っ張り出口に向かっていく。
「おいおい逃げるのか。情けないやはりパープルレッドは
根性もないゴミのような存在だな」
ふっシーズニングは鼻で笑った。すると放浪人は後ろを振り向いた。
「ちょっとホーロ。そんな安い挑発のっちゃうの!」
ユオの言葉を背に放浪人はシーズニングを指さした。
「そこまでいうなら相手をしてやる。ただしお前とな」
「なっ」シーズニングは目を見開き驚いた。
すると隣にいた角刈りが放浪人の前に出た。
「馬鹿か!お前は!あいつは曲がりなりにもトップクラスだぞ!」
「そうだ。無駄なことはやめとけ」
パーマも付け足した。
「やめろ。お前たち」とシーズニングは角刈りとパーマを止める。
「面白いこというじゃないか。 そうだな条件次第で受けてもいい」
「条件だと」
放浪人が眉間にしわを寄せるとシーズニングはニヤリと笑う
「お前のその背に背負っている剣をかけろ」
「これか」
「ああ。そうだ。普通俺がわざわざ相手をしてやるんだこれぐらい
かけてもらわないと割にあわないな」
すると放浪人ため息をついた。
「下らん。そんな悪い条件誰が受けるか」
「そうだよねー自分が負けた時どうするか言わないって情けなー」
ユオも同じようにため息をついた。
「ぐっ!それは俺が負けるなんてことはありえないということだ!
よし!もし俺が負けたらパープルレッドが使えない施設を
使えるようにしてやる!」
「それは本当ですかーその言葉しっかりとらせてもらいましたけど」
ソレアはバンドを操作して先ほどシーズニングの言った発言を
再生してみせる。
「ぐっ報道部め油断も隙もない。だがいいだろう俺は
生徒会の人間だ。生徒会長にも気に入られている
俺が頼めば聞いてくれるに違いない」
シーズニングは笑い放浪人に近づく。
「どうだ。それならいいだろうもっともパープルレッドごときが
勝てることはないがな」
「さぁな。やってみないとわからん」
放浪人は余裕の表情を向ける。
「ほほーこれはこれは面白いですね。教頭先生を破った男
今度はトップグリーンに挑戦する!これでいけそうです!」
ソレアは満面な笑みでバンドで写真を撮っていく。
「ええ。いいのホーロ。なんか悪いこと考えてそうな奴らだし
何かあるよきっと」
「男の決闘に女が口をだすんじゃない」
「今の時代そんな古臭いこと言わない方がいいと思うよ」
ユオを無視してシーズニングはナイフを取り出し放浪人に近づき
首に当てた。
「発言を取り下げるのなら今のうちだけどな6番」
「取り下げるつもりはない」
「っくパープルレッドの分際で…」
放浪人はジッとシーズニングを見るとグッと歯を食いしばった。
「そこで何をしている」
反対の扉が開くと一人の男が入ってきた。
それはトップグリーンの制服と同じ色合いだが
若干デザインが違う制服。そして緑色に長い髪
「おっこれは超イケメンじゃん」
ユオは顎に手を当ててほほうと笑う。
「っち。サイガか。邪魔しやがって」
シーズニングは舌打ちした後パッとぎこちない笑顔を返す。
「いやー。パープルレッドが勝手にここに入ってきてましてね
生徒会の役員として注意してただけですよ」
「そうか。それはご苦労だな。だがもうすぐ歓迎会が始まるぞ
早く行ったらどうだ」
サイガの言葉にシーズニングがもう一度舌打ちをすると
「お前らサッサと行くぞ」とパーマと角刈りを連れてサッサと
出ていった。
「ねーね。あのすっごいカッコいい人だれ」
ユオはソレアに耳打ちをする。
「あれは最上級生のサイガさんですよ。トップクラスの中のナンバー1
学園から特別な制服を支給されるぐらい滅茶苦茶すごい人ですよ
多分学園の情報に乗っていると思います」
「ナンバー1か」
ソレアの言葉に放浪人は興味深そうにサイガを見た。
すると放浪人達の後ろのドアが開く
「やっと見つけたわ!放浪人、ユオ!」
「もうすぐ歓迎会が始まるよ」
サーナとアムが肩を小刻みに揺らしながら入ってきた。




