入学!セインエイツ学園
楽しい学園生活の始まり
セインエイツ学園。
全てそろっているセインエイツの
最もの特徴は海沿い近くにある大きな学園だろう
この世界を支える魔法使いや剣士や学者、治安維持など
多く輩出している。
学園生徒は寮で暮らす。広大な土地に最高の設備。
生徒にとっては最高の環境だろう。
そんなセインエイツ学園に放浪人を含む6人が
新しく学園に集められ今日からこの学園の生徒として入学した。
広い体育館で壇上に立つ灰色の制服を着た数人の教師と教頭、校長
その下に元受験生の6人が立っている。
「皆さまご入学おめでとうございます。君たちは我が学園の生徒として
相応しい実力でここにやってきてくれました。ここで
魔法や魔術はたまた武術。研究室もありますので
本校で満足いく勉強してください」
校長による長ったらしい挨拶から解放されそれぞれの生徒に
制服を寄与された。
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「へえ、いいじゃん似合ってる似合ってる」
「そ、そうかな、ちょっと派手のような気がする…」
赤紫の制服を着用したユオとアムが姿見のようにお互いの
制服着た姿を比べていた。顔と背丈が似ている双子だからできる事だろう
「ああ。かわいい。やっぱり可愛い双子は最高だなっな。放浪人」
「お前の思考に俺を巻き込むな」
最近やたらと馴れ馴れしくなったリクトリが
放浪人とユオ達と同じ色の男子用の制服を着て学園の正門前の
小道に置いてある銅像の段差に座っていた。
「おっホーロにリックじゃん。どうよ可愛い?」
「ど、どうですか?」
ユオとアムが放浪人達の所に近づいてくる。
「悪くないんじゃないか」
「こんのむっつり野郎!二人共可愛いよ!」
リクトリが立ち上がりニコニコしながら二人をほめたたえた。
「ありがとリック。リックもその制服姿似合うね」
「そうかなーいやてれるな」
褒められてデレデレするリクトリ。
「あの放浪人さんもカッコいいですよ」
「そうか…まぁありがとな」
放浪人はアムに褒められ照れくさそうに頬をかく
「ところでミッツとリノっちゃんは?」
「ミツザワは、なんか先生と少し話していたなリノアスちゃんは
止めたんだけど先に寮の所に行くっていって先にいちゃったんだよ
因みにこいつも行こうとしたから流石に止めておいたぜ」
ドヤ顔でリクトリが威張る。
「ログに頼まれたから待っていただけだ」
放浪人がため息をつくと腕についているログが光る。
「学園の地図データと情報を入れているのですみません」
「いやいや流石ログナイスだよ」
グッとユオは親指を立てる。
「なんだまだそこにいたのかお前たち」
すると学園のドアを開けてミツザワが歩いてきた。
「おまえ制服の色が違うな」
ミツザワの制服が放浪人達の色と違い橙色と黒の制服。
明らかに放浪人達と違う色。
「ん。ああ、俺はミドルオレンジ組だからさ」
「制服ってそういうことか」
放浪人は納得した。
会場を見ていたサーナ達の制服の色と違うっていたことを
思い出す確かその時の色は緑色と青のそして黒のラインが入っている
制服を着ていた。
「なんだお前たちはパープルレッドか。中等部は
数ヶ月そこなのはわかるがお前たちがそっちとはな」
「悪いな。実技でへましちまってさ。俺も数ヶ月そこなんだ」
リクトリが頭をかくとミツザワが肩をすくめた。
一方何も聞いてない放浪人は頭をかしげる。
「どういうことだ」
「なに気にするな。その内上がれるさ」
そう言うとミツザワは三つに分かれている左の小道を歩いて行き
振り向くと真っ直ぐ指さした
「ほらお前たちもそろそろ行って歓迎会の準備しといた方がいいぞ」
四人は顔を見合わせた。
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学園の少し歩いた波の音とカモメに似た生き物の鳴き声が聞こえる
海沿いそこに少し年季のかかった大きな一軒家が建っている。
重苦しい扉を開くと少しさびれているが割と大きな広間。
奥にはキッチン両端には男女で分けてある階段がある。
「おいおい。随分と差があるなおい」
リクトリが不満を漏らす。それもそのはず
ミツザワが向かっていた建物は学園と変わらないくらい
綺麗でもっと広いのだから
「外で寝るよりはるかにましだろ」
「いや。そうだけどよー」
リクトリはブツブツ文句を言いながら軽い荷物を持ちながら
奥の方に歩いて行く。
「リックの気持ちわかるなーそれに学園から距離があるのはヤダ」
「えー私は距離がある方が朝から運動できるからいいと
おもうけどな」
「わたしゃー文系だよ」
「ユオちゃんどっちもやらないよね」
アムはため息をつく。
「まっ今さら悩んでも仕方ないし気持ち切り替えて
数ヶ月ここで頑張りますか」
ユオは笑いながら荷物を持ち直す。
「ん、じゃわたしたち部屋に行くから。また後でね」
「それじゃあ失礼します」
双子はそう言うと階段をきしませんがら2階に上がっていく。
「おっ思いのほか綺麗じゃん」
「ホントだ最近新しくしたみたい」
どうやら二階は綺麗になっているらしい
放浪人が階段を上がっていく
二階の廊下は吹き抜けになっておりそこから海が見える
「眺めはいいな」
緑と青が混じる海。とても綺麗ではある。
「マスターの部屋は一番奥の部屋です」
「わかりやすくていいな。まぁ部屋は少ないが」
部屋の数はドアの数を見るに向かい合わせて12部屋しかない。
放浪人はログによって表示された画面を確認する
「あれ。俺の名前が6番になっているんだが」
「なんだおまえ知らなかったのか?」
リクトリが遅れてやってくる。
「成績がもっとも悪い生徒は名前登録されずに番号で登録されるんだ」
「なんだと」
「なんでも教頭の意向らしくてな。もっとも退学に
なりそうな生徒は手続きを簡単にするためにそういう
ふうにしているらしい」
「なんだそれはいじめか」
「嫌ならやめろって事だろうな。そういうこって
数ヶ月隣人ってことでよろしくな六番はっはっは」
そう言うとリクトリはニヤリと笑うと部屋に入っていく
「放浪人の次は今度は番号かよ。はぁー」
放浪人はため息をつくと部屋のドアを開けた。
「……あっ」
するとそこにはリノアスがいた。机に自分の本屋
怪しげな水晶で部屋を占領していた。
「何をやっている」
放浪人の問いにむしろお前が何を言っているという感じで
首をかしげる。
「……ここわたしの部屋」
リノアスは臆することなくどこから出しているのか
本を重ねて置いて行く。
「どういうことだ。ログ間違えたのか」
「そんなはずありませんけど……」
ログの画面は検索中と表示される。
するとリノアスが放浪人に近づいてくると
自分のバンドを操作して画面を表示させた。
「…これ」
そこに映し出されたのは寮の場所と生徒の部屋
『部屋番号6号』
放浪人はため息をつく
「……ここの部屋番号6番じゃないぞ」
リノアスは首をかしげる。
「ここは12号です。リノアスさん」
ログが応えるとリノアスが声の主を探すように辺りを見渡した。
「これだ」と放浪人が腕を上げ見せる
「こんにちはリノアスさん」
挨拶するログをリノアスはもの珍しそうに眺めた。
「……喋った」
「そうだ。とりあえずここは12号室だ。ここじゃない」
リノアスは困ったように首をかしげる。
「…じゃあ私の部屋は…」
そう言うと放浪人は自分のバンドで寮の見取り図を表示する。
そこにはこの寮に住む人間の名前が記述されている。
そして右階段の一番奥に1番。そして逆の左階段の奥に6番。
「多分1番って書かれてる部屋だと思うぞ」
「1番?」
「どうやらこの学園は退学しそうな生徒は名前を登録せず
番号だけしか登録しないらしい。だからこの学園内じゃ俺とお前は
番号で呼ばれている。それも受験の時のまんまだ」
「……わたし1番」
「そうだ俺は六番だ」
「そうか理解した」
何か納得したらしいリノアスはこくりと頷くと本と水晶を
少し手に持ちトテトテと放浪人の横を通り過ぎていく
「まて。残りの荷物も持っていけ」
「……全部はに持てない」
「じゃあどうするんだ」
「…また来るこの部屋気に入った」
そう言うと特に振り返らず寮の廊下を歩き階段を降りてった。
放浪人はため息をつくと部屋を見渡す。
年季がこもった壁も床、玄関横の小さなキッチン
奥には机と二段ベッド。
そして先ほどの本や変な形をした物。
「怪しげ満点だな」
「ですね」
入学早々早速面倒なことになったと放浪人の言葉に同情するような音声を
流すログであった。
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