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炎と岩の熱血野郎!

細かな修正できるのはいいことです

木がまばらで雑草がそこそこある森の中


獣道がいくつかありつい最近通った後。


「その割には静かだな」


森に入った途端クライアバルの森と違い異様な静けさがあった。


「確かにおかしいですね。この辺りは多くないにしても


モンスターがいるはずなんですが」


それどころか生き物の鳴き声や動く音さえ聞こえない。


「エナルが行ってたとはこのことなのか」


不要な戦いをしなくてラッキーだと思う反面


逆に警戒して進まなければ危ない


直感的に放浪人は周囲を警戒する。


しばらく森閑した森を歩く。


あるいても生き物の気配がしない不気味さ


放浪人が空腹になり水と乾燥パンを井の中に流し込む


カサ……草が揺れる音が微かに聞こえた。


気配を感じ放浪人は立ち止まる。


(なんだ…目線を感じる)


草が揺れる音と同時に誰かに見られている感じがする


「マスター」


ログも気づいたのか音声を低くしてこえをかける


「お前も気づいたか…どうやら1人のようだ」


立ち止まるとやはり感じる視線。


最初はエナルインと考えた放浪人だが


それならわざわざ隠れる必要はない。


「クライアバル王国であったザガンと名乗る者でしょうか」


「その可能性はあるな」


顔に傷があり不敵な笑みをうかべる男。


「だが奴の殺気は特徴的だ


いたらすぐわかるんだがな」


「それなら一体だれでしょうか」


「さあな。ほっとくか。それとも」


と放浪人が考えていた時


「そこの不審者。覚悟しろ!」


突如草むらから拳を構えた男が飛び出してきた!


「でてきたな」


「そうですね」


真っ赤髪の毛が逆立ち。青いどこかの制服のような服


暑苦しい顔立ちの男。


「ええい!ぶつぶつと独り言を!やはり怪しい奴だ!」


お前が犯人だ!という勢いで放浪人を指さした暑苦しい男。


「いやこれは腕についているジャーバンドの機能で…」


「嘘をいうな!ジャーバンドにそんな機能付いているわけ」


放浪人はログを前に突き出した。


「ログといいます。はじめまして」


「あっこれはこれはご丁寧に俺はスティッカといいます」


スティッカという男はペコペコと頭を下げた。


「…ってなんだと!ジャーバンドがしゃべった!」


時間差で驚いた表情を浮かべるスティッカ君


「暑苦しい奴だな…ふっなんか他人のような気がしない」


「戦っているマスターだいたいあんな感じですよ」


「…そうなのか」


ログの指摘に放浪人は少し落ち込んだ。


「ジャーバンドが喋るとは聞いたことない!


やはり怪しい奴だ!」


ますます疑いの熱い目を放浪人に向ける。


「それよりスティッカっていったっけ


お前こそ怪しい奴じゃないのか」


「なんだと!悪党め!この服を見てわからないのか」


「わからん!」


「なんだとぉぉぉ!」


スティッカのあつい叫びがこだまする。


「マスターあの服はおそらくこの辺りの治安維持の方」


「治安維持?」


スティッカはそうだと力強く頷いた。


「我々は世界の平和を守る為!日々活動している」


「基本的にはどんな活動しているんだ」


放浪人はログに訪ねた。


「増えすぎたモンスターや獰猛なモンスターの駆除や隔離


それ以外にも異変を察知して予防して人類の平和を守るなど多く活動しており


クエストも大体治安維持の方々が出しているのが多いです」


「はぁーなるほど」


放浪人は納得する。


「おい!なぜ俺に聞かない!」


「悪い見た目で判断した」


「失礼な奴だ君は!」


「それで俺がなにかしたか?


別に悪いことをした覚えはないが」


「嘘をつくな!貴様がこの辺りの異変の元凶だろう」


「元凶?一体なんのことだか」


「あたりをみろ!この辺の生物の気配が消えている!」


スティッカはあたりを見渡した。


「確かに生き物の気配が消えていたのは俺も気付いていたがなんだそんなに珍しいのか」


「当たり前だ!ここは少なくとも多くの生き物が生息している!中には希少な生き物もな!許せん」


「悪いが俺は何も知らないぜ。他を当たるんだな」


放浪人はため息をつき。無視してさっさと通ろうとスタスタと歩いていく。


「待て!逃げるな」


スティッカは慌てて走り放浪人の肩を掴んだ。


「離せ」と放浪人が睨むもその手を離さない。


放浪人はスティッカを突き放そう腕を振ると


かなり重い重量が彼の肩にのしかかる!


「ぐっ!このなにをした」


「君が白状するまで離さない!このまま連行させてもらう」


どんどん重くなる肩。


放浪人は肩を掴む


スティッカの手を掴み背負い投げ。


「どあぁ」


そのままグルんと一回転して地面に


背中を叩きつけられたスティッカは


あまりの痛さに苦痛の表情で地面をのたうち回る。


「フン!受け身が取れていないみたいだな」


「一本ですねマスター」


「いいか!これに懲りたらもう俺に構うな!


もう寄り道している暇はない!」


警告をしてそのまま過ぎ去ろうとした放浪人。


しかし!それがスティッカの心に火をつけた!


「やはり!君は悪党だな!」


メラメラと全身に炎を纏いながら立ち上がった。


「火の魔法か。今さら驚くことはない」


今さら驚くことはないディアの炎を知っている


放浪人はたいしたことはない…そう思っていた。


「これでもくらえぇ!」


スティッカは地面を殴った!


---ロックファイヤー!---


そこから亀裂が放浪人の方まで伸びていき


隙間から炎と岩が混じった柱のように


噴き出してきた!


放浪人は横に飛び躱すも火が服に燃え移る。


「アッツ!」


服に着いた火を体を振り沈下する。


ディアの時もそうだが攻撃に関しては


ダメージが入るみたいで痛覚を感じるようだ。


放浪人が火に意識するスキを突いてスティッカは


殴りかかる。


「くらえぇぇ!」


「あまい!」


放浪人は身を引き手で迫りくる攻撃をいなす。


その時違和感を感じた。


「やるな!俺のパンチを止めるなんて


それに炎を直に触っているのに平気とは!」


「随分変わった手をしているんだな」


スティッカの拳が火を纏う岩に覆われていたのだ。


そうボクサーグローブのように!


放浪人は身を引き距離をとった。


「俺は岩と火の魔法を纏う正義のボクサー!


悪党の君に負けるはずがない」


「ボクサー…もう何も言わん。


ならその自慢のグローブ俺が砕いてやる」


スティッカはステップを踏み間合いを詰める。


右手から繰り出されるパンチ。


(右か!)放浪人は軌道を躱すが


左から躊躇なく炎を纏って下から飛んでくる拳!


まさにフェイント!


咄嗟に後ろに折れるくらい反り上げ難を逃れ


ついでといわんばかりに蹴りを繰り出した。


スティッカもギリギリかわして距離をとる。


「ッチ。顎をかすめたか。さすがボクサー瞬発力がすごいな


それに思いのほか器用な戦い方をする」


少し前髪を焦がしながらも立て直す放浪人に


スティッカは感心する。


「すごいな。俺の初手攻撃をかわすなんて君。何者だい」


「放浪人」


放浪人はそういうと背負っていた剣を前に持っていき


鞘から剣を抜いた。


「ホウロウジン?…ん…どこかで聞いたような」


聞き覚えのある名前どこだっただろうか


一時期組織のほうで話題になっていた。


なにかを思い出そうとするスティッカをなんのその


放浪人は剣を後ろに構えた。


「ちょうどいいところに岩があるな」


「マスターまさか」


「ああ。この間は迷いがあったからダメだったが


今度は成功して見せる」


プルランの腕を組むたくましい体


『あなたの動きには迷いが見えるわ』


今は迷いがないと神経を集中する。


「むっ剣を抜いたか!君は剣士か!」


「さぁな。だがあいつとの決着ように


編み出した必殺技の実験をしようと思ってな!」


「必殺技!?なんと心に響く言葉!まさに全力


もう君が悪党とか関係ない!僕も見せよう必殺技!」


暑苦しい空間。


この戦いの最中さなかもう一つの戦いがあった


「体温上昇中冷却モード」


熱と戦うログであった。

松岡修なんとかさんって名前にすれば

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