獣の夜2
あと少しで三章終わり
正直扉は蛇足
馬にも犬にもにた生き物に乗り
普段人通りが多い噴水場にきたジュゼスは
ある出来事に驚愕していた。
「獣人同士が対立している」
その状況にまわりの兵士も動きを止めていた。
まるで獣人達はわからない言葉を喋り
まるで説得しているようにも見える。
「どういうことですかこれは」
ジュゼスは近くにいた兵士に聞く。
「実はこの獣人が突然現れ一時我々と交戦になったのですが
突然それを遮るように塀の上から獣人が現れたのです」
ジュゼスの顔が歪む。
「塀の上からだと魔法壁が崩されたのか」
「はい!ありえないことですが!」
「くっ馬鹿なエルフの守護奥義を崩されるなんて…
まあいいそれで」
「はい!塀から来た獣人は突如現れた獣人と
私たちの動きを止めこのような状況になっております」
ジュゼスはエルフ族を守るように前に出て獣人達と睨み合う
獣人達をみる。
その獣人達は服装が少し異なり中にはエルフ族が着用している
服を着ている者もいる。
「まさか彼らは西の森にいった。獣人」
かつて敵対していた獣人達が今度は自分達の味方になっている状況。
兵士はジュゼスに近づき
「どうします。この隙に一網打尽にしますか」
提案するもジュゼスは首を振った。
「今下手に手を出せばあの時の二の舞です。
ここは様子を見ましょう」
「いい判断だ。ジュゼス」
するとジュゼスのうしろから
同じ馬もどきに乗るエルフが声をかけた
茶色い長い髪に前髪で片目が隠れ。
腕に軽い鎧を装備した女性。
「あなたは、ファネル様!戻られたのですか」
「ああ」ファネルはうなずき前を見た。
「王国にまた獣人が現れたと連絡がきてな
獣人達とここに駆け付けたよ」
「ではこの獣人達は味方なのですか
でもなぜあなたが」
「これも外交の仕事さ。王様の命で西の森に逃げた獣人を説得していた
苦労したが食べ物や衣服の支給をすることで信頼されたよ
今の彼らに敵対の意志はないさ」
「王様が」
ジュゼスは驚愕する。
「突然現れた獣人に不信感を抱いていたらしい
極秘任務ということでこのことを知っているのは
わたしとディア様だけだよ」
民家から獣人が慌てて出てきた。
そのドアから火が噴き出す。
「おらおら!にげろにげろ!」
火を片手にディアが焼きただれたドアを蹴り破った。
外に出ると城から遠く離れた目の前には家が一軒しかない
小さな民家
「こんなところに繋がっていたのか」
ディアが辺りを見渡していると再び鞭が
襲い掛かる。
「やめろっての」
それを掴むとそこからメラメラと炎が出て
鞭を消し炭にした。
獣人達は驚くも
唸り声をあげディアをにらみつける。
しかしディアは気にすることなく西の方を指さした。
「落ち着けよ。お前らと敵対する気はない
この先に森がある。お仲間がいるそこに行きな」
獣人達は顔を見合わせた。
そしてこそこそと話し1人が前に出てきた。
ガタイがよく毛深い男。
「ここは、どこだ」
不慣れな感じでしゃべる。
「やっと冷静さを取り戻したか
ここはお前たちがすんでいたところじゃない」
獣人達は再び相談する。
「どういうことだ」
「それはお仲間に聞くんだな。
とりあえずあたしを信じて行きな」
獣人達は再び相談して一度ディアを見て
ものすごい速さで指さした方向に消えた。
「ディアさん凄いですね。獣人を説得するなんて」
「ん?なにあいつらは巻き込まれただけさ。
突然ここに飛ばされて興奮したんだろ
しかたないさ」
ディアは西を見てため息をついた。
「にしてもやっぱりここに扉があることは確実だな」
前の一軒家を見るディア
「扉とはなんですか」
「世界をつなげる扉さ。もともとあたしがここに
来たのはそのためなんだよ休学中の頼まれごとさ」
「頼まれごと」
「兄貴の事を学園に黙っている条件だよ。
行ったその日にまさかお姫様を助けることになるなんてな
おかけで英雄扱いだ」
「なるほどたまたまの英雄なのですね」
「やかましい」
ディアは不機嫌そうな顔をする。
すると民家から光の球が出てくると
東南の方に向かっていった。
「あれはなんでしょう」
ログが訪ねるとディアは先ほど光の球がでた民家の扉を開けた。
「くそこんなところに隠してあるなんてな
通りで城を探しても見つからないはずだ」
部屋の中には多くの武器が飾っており勲章やトロフィーが
置いてある中一番奥に階段があった。
「さっきの光は獣人だろう。気づいたら
勝手にこの世界に召喚されているみたいだな。そら怒るわ」
ディアは階段の回りを確認すると魔法陣がいくつも
描かれている壁とエルフの世界と記されていたノートをみつけた
「おそらくここの大臣共はその扉を使って
自分達の世界に帰ろうとしたんだろうな」
ディアがノートを開くと扉からエルフが
出入りしている絵が描かれていた。
「ですがなぜ獣人達の世界なのですか」
「必ずしもいつまでも同じ世界につながっているわけ
ではないみたいだ。見つけた時開いてみたが
そこから光の球が飛び出しそこからあちこちに
獣人が現れたと書いてある。
焦った大臣達はすぐ扉を閉めて王様に言わず隠れて研究
してたんだとよ」
ディアはノートを叩きつけた。
「やってくれるぜ!あたしがいない時を見計らい
やがってあのくそ大臣!」
「それにしてもなぜまた扉を開けたのでしょう」
「確かにな研究が成功したとおもってまた開けたか…
ディアはハッとした。
「そうだ今も出ているということは開けっ放しか!」
慌ててディアは地下の階段を下りて行った。
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放浪人がレティを抱え焼き焦げた民家を出た。
「ここ外に繋がっていたんだな」
そういうとディアがいないか辺りを見渡した。
「いないな。ここに来たのは間違いないんだが」
「……」
放浪人がレティを確認すると気分が悪そうにお腹に手を当てている。
「俺の治療は」
「大方あと少しなんですが…振動で気持ち悪くなってしまって
この格好で階段を走りながら治療するの結構大変なんですよ!」
「ああ。まぁすまない」
放浪人は謝罪してレティを下した。
地面に足をつけるとレティは深呼吸する。
「はぁ。お姫様抱っこてあんなにつらいものなのね」
多分放浪人が最悪なだけ…
レティもあたりを見渡す。
「あれここ…旧武器保管庫があるところ」
「武器保管庫?」
「ええ。昔ここに武器を保管していたのだけど
城の中で管理するようになってからだれも
ここを使っていないと思ったのだけど」
放浪人とレティは近くの民家に入る
「まだおいてあるのね。あー大臣達のトロフィーも懐かしい
ってあら階段」
懐かしさに浸りながら見渡すレティは階段を見つける。
「どうかしたのか」
放浪人がレティの見ている階段をのぞき込む
「こんなところにも階段があったなんて」
「どうする?いくか?俺は行くが」
放浪人はさも当然のように階段を下りはじると
レティは放浪人の右腕を掴んだ
「わたしもいきます。あと少しで治療終わりますし!
この先も気になります」
「わかった!」
放浪人はレティをひっぱり膝に腕を入れる。
「でもこれで行くのはいやですうううううう!」
またもお姫様抱っこで階段を下るレティであった。
あっちこっち行くからわかりにくいです




