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▼こーいーしちゃったんだ、たぶん。
エイベル様が死ねば、契約不履行により魔力がミッチェルに戻りエイベル様のご生母の命が救われ、もとの『魔女』としての天命を全うすることが出来る。
端的に言えばそんな感じの説明を受けた。
「ミッチェルは、本当に大精霊なのね。」
なので、そんな感じの感想をそのまま伝えた。
びっくりした顔にそのまま続ける。
「天寿天命を全うすること、それが1番幸せなんて、人間からしたらちゃんちゃらおかしいわ。」
だから、『魔女』は天命を全うしても呪い、絶望し続けたというのを、ずっと見てきたというのに分からないのだろうか。
「1番大事な息子に手をかけられて、元の生活に戻れなんて、非道がすぎると思わなくて?それこそ呪いが暴発するわ。」
つまり、殺そうが殺さまいが、呪いの期限はすぐそこだということだ。
「…なるほど。ではどうすれば…」
どうすればリオを救える?
彷徨う迷子のような寄る辺なき声で答えを求めるミッチェルに、1つの試案を与える。
「私と契約して、魔力をミッチェルに渡せないかな?」




