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第二十七話 戦国大名たちが、商人の会議に参加し始めた

天下商業連合。

最初は、商人たちの集まりだった。

だが、次第に領主たちも関心を持ち始めた。

「交易の取り決めを作りたい」

「街道の安全を確保したい」

「関所の通行料を調整したい」

そんな相談が増えていった。

俺は考えた。

商人だけでは、街道の安全を完全には守れない。

領主の協力が必要だ。

そこで、交易に関する会議を開くことにした。

場所は堺。

参加者は、各地の商人と領主の使者たち。

議題は三つ。

街道の安全。

関所の通行料。

商取引の信用。

会議は、最初から荒れた。

「我が領地の関所は、我が領地のものだ!」

「通行料を下げろと言うのか!」

「商人が政治に口を出すな!」

俺はため息をついた。

予想どおりだ。

だが、俺には切り札があった。

「皆さん」

俺は帳簿を広げた。

「こちらをご覧ください」

そこには、交易が増えた地域の収入が記録されていた。

市場の取引量。

関所収入。

倉庫利用料。

商人の往来。

領主たちは黙った。

俺は続けた。

「通行料を下げれば、必ず収入が増えるわけではありません」

「……うむ」

「ですが、交通量が増えれば、領内の商売が活発になる可能性があります」

一人の領主が尋ねた。

「つまり、どうしろと?」

俺は答えた。

「まずは、交易路を一つだけ共同管理してみませんか?」

会議は続いた。

そして、数日後。

最初の交易協定が結ばれた。

戦国時代。

敵対する領主同士が、商売のために協定を結んだのだ。

俺はその書状を見つめた。

「……一歩前進だな」

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