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吸血鬼の考える世界  作者: ヨムネコ
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人間と吸血鬼

神官シルクの吹き飛ばされた場所は魔の祠という上位の神官をパワーアップさせる場所だ、神官シルクは瀕死だったが怒りを込めた何かを決意して神官シルクは傷を負ったまま魔の祠に入っていった。



ミシアは館に戻ると子供達を探す、みんなを見つけたと同時に無事かどうかを確認してごめんね、と子供達に言うとポカンとした顔でミシアの方を見つめる。


「あなた達を巻き込んでごめんね、お姉ちゃんあなた達を守れなかった」


泣きそうになりながら話すミシアにチカが近寄り他のみんなも集まって来た、何があったかわからないけどおかえりお姉ちゃん!とチカが言って励ましてくれた、ミシアは膝をつき子供達を抱きしめ涙を零しながらありがとうと呟いた。


あの日から平凡な毎日が続いていた、子供達も毎日はしゃぎ回っている、だがその毎日にも変化が訪れた。


「レリアあなた今日は少し変じゃないかしら?」


ミシアがレリアの耳元で囁く

レリアは闇に呑まれそうになった所をミシアが間一髪で助けた女の子だ、ルミが家族として入ってきた頃に最初にルミに話しかけてくれた優しい子だ。


「そ、そんなことないよ!ほら元気元気!ゴホッゴホッ」


レリアは枯れた声と元気な素振りを見せているが咳がでてしまう


「ほらやっぱり、風邪なの?」


ミシアが聞くと何も返事してくれない続けてミシアが言う


「お姉ちゃん嘘つきはしらないよ?」


レリアの額に手を当てるとハッとした顔でミシアの顔をのぞき込む、いつものようにニッコリと微笑んでいる。


「うん、風邪...ひいちゃった」


レリアは、枯れた声でミシアに言うとミシアは頭を撫でて、風邪薬貰ってくるわね、と言って出ていった。


「お姉ちゃん...ありがと...」


ミシアは出ていったがレリアは胸いっぱいの気持ちを声に出した。



レリアには薬を貰ってくると言ったがそんな物を持っているのは神官くらいだろう、世の中、善とされるものが中心なのだ、神官の敵"吸血鬼"には人は売ってくれないだろう

持っている神官に検討はあるが正直頼りたくない、調子に乗るから、しかし子供のためだ仕方ない。

決心したミシアはジークの家に向かった。


ジークの家の近くに行くと下位の神官がジークの家の扉に守備として立っている。

とりあえず向かう。


「...貴様は吸血鬼!?ジーク様!逃げてください!吸血鬼が来ました!」


下位の神官が叫ぶと周りに居た下位の神官達が集まってきた、そこにジークが扉を開けて出てくる。


「吸血鬼〜?ミシアが僕を殺しに?ははっ、何それ用があってきたにきまってるじゃん」


少し気の抜けた声が後方から近づいてくる


「気安く私の名前を呼ぶなジーク、殺すぞ」


下位の神官達が武器を構える


「あ〜ストップストップ、無駄死にしたくないでしょ〜武器下ろして〜

で、吸血鬼様、用件は?」


「一々腹の立つ輩だな...私の天使が...子供が風邪をひいた、風邪薬をくれ」


「あらら、そりゃ大変だ、すぐ持ってくるから待っててよ」


それを聞くとジークも慌てて薬を取りに行った、少し経つと薬を持って走ってきたジークから薬を貰う


「すまない、助かった」


ミシアがそれを言うとすぐに帰っていった


「あの、ジーク様...何故、薬渡したのですか?あのまま方って置いても良かったのでは...」


下位の神官がジークに訪ねる


「だって彼女は子供の事を自分の命より大事にしているんだよ?それに渡さなかったらみんなもう殺されてるし...あと困ってれば誰であろうと助けるのが神官でしょ?」


ジークが言いながら帰る、下位の神官は唖然とした顔でジークを見送るだけだった。


館に戻ったミシアはジークから貰った風邪薬を出してレリアに飲ませ、水を口に含ませて飲ませる。


「それでじっとしていればすぐに治るわ、体に良い物持ってくるわね」


ミシアはニッコリ笑うと食材保管室に果物を取りに行った


みんながレリアの所に来て話をする


「ごめんね、風邪ひいてたのしらなくて...」


みんながレリアと遊んでいた時の話だ、みんなではしゃいでたのを思い出す。


「あはは、私もはしゃいでたしそれに楽しかったからいいの!あとみんな早くでてね、風邪うつしたら可哀想だから!」


薬を飲んでから少し楽になったようで声も、もとのレリアの声に戻ってきている。



「わかったー、レリア頑張ってね!」


それを言うとみんな部屋から出ていった、レリアは静かな部屋が一瞬怖く思えた。

次の瞬間ミシアがフルーツを切って持って部屋に入ってきた、安心する...。


「どうしたのレリア?レリアはフルーツ嫌いだった?」


ミシアに問われてハッとした、やっぱり静かなのは怖い。


「お姉ちゃん...1人じゃ怖い」


甘えた言葉が出てしまう、いつもの自分じゃない。


「ふふ、そうよねレリア、寂しく感じるよね...お姉ちゃんが一緒に居てあげるからね」


ミシアは包み込む様に言うとレリアは安心して切られた果物を掴んでぱくっと食べた。


「えへへ、おいしい」


レリアに笑顔が戻った、ふわふわした笑顔に。


天使達のこの顔を見る度元気が湧く、この子達のために頑張らなきゃいけないミシアは笑顔のレリアを見つめ、レリアと2人で一日を過ごした。


次の日、朝になりチカがミシアを起こしにくると、レリアがいるのに気付き少しムスッとした顔でミシアだけを起こした、ミシアが起きるとチカに礼を言い、血を吸ってからレリアの方に目を向けるとレリアの額を触る、熱は下がっていて気持ちよさそうに寝ている、後ろからチカが可愛いねと呟いてきた、まさにその通りだ、ミシアがこう言ったみんな可愛いわよもちろんチカもレリアもね、チカは頬を赤くして他の子達を起こしに向かい、ミシアはご飯の用意に向かった。


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