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吸血鬼の考える世界  作者: ヨムネコ
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神官の企み

何かが起きるのかと思っていた矢先に、館の周りに子供達を守るために張り巡らせていた結界が強制的に消された、ミシアはそれに気づいた途端に血相を変えて館に戻っていく。


「お願い、無事でいて!」


ミシアが館に戻ると外側は何も起こってなく襲撃されたわけではないようだ、子供達は無事なのか心配で気に焦りが出たミシアは何も確認せず、早歩きで子供達のいる部屋に向かった。


そこにいたのは倒れている子供達13人と序列上位の神官3人、その中にはジークもいた、怒りで気が狂いそうになったミシアだが少し冷静になり神官に問う。


「貴様らどういうつもりだ?まさか私の天使達を傷つけて無事で帰れるとは思っていないわよね?」


「貴様ではない、私の名はシルクだ、おかしいぞ吸血鬼よ人間を支配する立場のはずじゃないのか?それなのに子供を心配するとはな」


神官シルクが言う


「貴様らに選択肢はない、その子供達を早く返せそうすれば今回限り見逃してあげる、早くしなさい」


子供達は怪我をしていないようで少しだけ安心する


「あなたにも選択肢は...」


神官シルクが喋っているのを遮って話す


「そんなに殺されたいのかしら?」


殺気を放つと神官を簡単に圧倒する、ジークも圧倒されてそんなのありかと言うような眼をしている。


神官シルクが1人子供を掴んだ、ミカだ、ミカは元は神官になりたがっていたが神官に両親を殺され、ミシアに付いて行く事を決めた男の子だ、ミカを掴むと首に小型の刃物を突き付け敵意の表示をする。


「貴様...ミカからその汚い手を離せ、今すぐにだ!」


神官シルクは離そうとしない、逆にミカを掴んでいる手に力を入れたのが分かる。


「貴様ぁぁ!!」


怒りが限界に達し、ミシアは凄まじいスピードで神官シルクを殺しにかかる、だがそれは罠だった、残り二人の神官がミシアに向かって呪文を唱える、次の瞬間鎖が地面から出てきてミシアを拘束する。


「ぐっ...くそっくそっ!ミカを...離せ」


ミシアは苦し紛れに言うとジークにミカを投げつけ、神官シルクがミシアにこれでいいかというような態度をとる


「そうだな吸血鬼お前に選択肢をやろう、子供達を差し出してお前が逃げるか、お前が実験体になり子供達を逃がすか、どちらがいい?」


「ふざけるな」

ミシアが反発すると神官がミシアの頭を踏む。


「ミシア・ウォルテッドお前に選択肢は2つしかないんだぞ」


ミシアを嘲笑うかのような目で見る、しかしミシアが呆れたよえに言い出した


「愚かな人間だ、死なずに済んだかもしれないのに」


直後神官シルクは宙に舞いミシアが衝撃を与え吹き飛ばした、ミシアの周りには砕け散った鎖が散乱していた。


「あ〜あ、あれだけ拘束してもやっぱりダメか〜」


ジークが満面の笑みでこちらをみて言う


「私の子供達はどこにやったの?」


激しい怒りを纏った言葉の殺気はジークに膝をつかせる


「くっ...君の館にまだいるよ...」


「次もし子供達に何かしたらあなた達全員殺すわよ」


忠告すると急いで館に帰って行った


「ははっ、あんなの誰が殺そうなんて言ったんだよ...勝てっこないじゃん...」


ジークの本音が漏れる、もう1人の神官が腰を抜かし声を震わせながら言う、あれは一体何なんだ...、ジークが立ち上がり呟く、あれは敵に回しては行けない種族...唯一の吸血鬼っすよ、そんな事は分かっていると言ったが、人間には到底理解出来ない立ち位置にいる、人間はきづかない吸血鬼はその程度ではないということに。



神官シルクの吹き飛ばされた場所は魔の祠という上位の神官をパワーアップさせる場所だ、神官シルクは瀕死だったが怒りを込めた何かを決意して神官シルクは傷を負ったまま魔の祠に入っていった。

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