家族の意思
もしかしたらチカとシフルのいる部屋に行ったのかもしれない、そう思うとチカとルミが心配だ。
何者かに操られたシフルに襲われたらチカは愚かルミは確実に殺される。
ミシアはすぐその部屋に向かった。
部屋の前から声が聞こえる、ルミの声だ、慌てて扉を開けるとルミがシフルとチカを起こした直後だった。
...シフルに反応がない、という事は、もう操られていないようだ。
ルミはお姉ちゃん、お姉ちゃんとぴょんぴょん飛び跳ねている。
安心してふぅ、と息が出る。
「よかったわ、みんな食堂に来てくれる?話さないといけないことがあるの」
そう言うとシフル、チカ、ルミは食堂に向かった。
再び食堂に戻ると、言ったとおりに全員が集まっている。
「集まってくれてありがとうみんな、集まってもらった理由を言うわね。」
ミシアが説明しようとするとみんなが物言いたげな顔をしている。
「...何故生きてるかはまた話してあげるから、今は集中して聞いてくれる?」
「「うん」」
全員がハモる。
ミシアは自分が狙われていた事と子供達には手を出さないというシルクの言っていた事を子供達に全て言い、シフルがチカを襲った事も...。
「そうだったんだ...」
チカやシフルが落ち込んだように下を向いた。
「ええ、もしかしたら貴方達に攻撃を仕掛けてくるかもしれないわ、貴方達なら自分自身で守れると思うのだけど...できるかしら?」
子供達が沈黙する。
「チカできな...」
「嘘つくなよチカ、お前ならできるだろそれくらい。」
チカができない、守れないと言いかけたその時、ミカが予知していたかのように遮った。
「むぅ...」
先ほどのずる賢い表情が残念そうになった。
「お姉ちゃんはどうするの?」
ルミがミシアに問う、笑顔が一瞬固まった。
「シルクを...倒してくるわ。だからまたお留守番いい?」
ミシアの言葉にチカ達は固まった。
全員の表情がゆっくりと寂しくなっていく。
「大丈夫絶対戻って...」
「行かないで」




