家族愛
チカちゃんはどこにいったんだろう、あの時の笑い顔と悲しそうにする表情が混ざった様な顔がいつの間にか眠ってしまっていたルミの夢に悪夢として出てきたその表情は異様に怖く恐ろしく感じた。
起きると夜が明けていて眠っていたミシアとレリアが朦朧としているが眠りから覚めていた。
「お姉ちゃん、レリーもう大丈夫なの?」
「...あぁ大丈夫だ問題ない」
「お姉ちゃんも大丈夫よ...シフルから聞いたわ看病してくれてありがとう。
シフルは今ミカを探してくれてるわ」
そういえば最近ミカを全くと言っていいほど見ていない、どこにいったのだろうか。
ミカのことを思っているとふとチカちゃんの事を思い出す、そうだ、チカちゃんに何があったのか聞きたかったんだ、ルミは思い切ってお姉ちゃんに聞いてみた。
「お姉ちゃん...チカちゃんはどうしてああなっちゃったの?」
その言葉が朦朧としていたミシアとレリアの意識を戻す。
「.........」
お姉ちゃんは喋ろうとしない、教えてくれない、知らないのかな...?
「知らないの?それとも...教えてくれないの?」
この日に限ってルミはいつにも増して攻撃的だった、それは家族を失う事を知っているから、いなくなったのがチカでもあったから。
「なんでチカちゃんは...吸血鬼になってたの?」
その言葉を聞いて決心したのかゆっくりと話してくれた。
「そう、ルミは見たのね
シフルは見たの?」
首を横に振ると少し安心して続きを話し出した。
「お姉ちゃんがチカを吸血鬼にしちゃったのよ」
「お姉様!」
「いいのよ、もう見られちゃったし、それに...この子達が納得しないでしょ?」
止めに入ったレリアの言葉を折る。
「この子達?いるのはルミだけですよ?」
ルミ自身も疑問に思っていた事をレリアが言った、するとミカを探しに行っていたはずのシフルが扉から入ってきた。
「なんだバレてたんだ、ミカ...いなかったよ」
「そっか、わかったわじゃあお姉ちゃんの知っている限り教えるわね」
それからお姉ちゃんにどうしてチカが吸血鬼になったのか、どうして倒れていたかも教えてもらった。
一通り教えてもらったところでミシアが切り出した。
「お姉ちゃんは今からチカを探しに行ってくるから...お留守番してくれる?」




