隠れた能力
明らかに雰囲気が変わったレリアを見てシフルは変な顔で見ていた。
「ふふ、レリアは相変わらずチカと同じ甘えん坊さんね...レリアが戻っているということは...」
「はいお姉様、チカがまた...」
二人でひそひそと喋っているがチカは話を盗み聞きしようとするがミシアにダメと言われてしまって拗ねた......立ち直ったようだ。
シフルとルミが気になっていることを表情を見て悟ったのか会話を止めてレリアという人物の生い立ちを話し始めた。
「まず私があなた達とあった事がない理由を教えてあげるわ、簡単に言うと私は魔法使いなの。」
は?と言いたげな目でこちらを見つめてくる、そこにミシアが説明を入れてくれる。
「あなた達は特別な力を持っているのそれはあなた達しか持てない凄い力でレリアはその力が開花するのが早かっただけなんだけど...」
全く意味がわからないが理解しようとするシフルが質問した
「じゃあ僕達も魔法使いになるってこと?」
「なろうとしてなれるものじゃないけどシフルの言う通りよ、でも魔法使いになる訳じゃないわ色々な能力が現れるから...あなた達はまだだと思うけど...」
魔法使いと聞きチカが暴れだす
「チカ魔法使いになれるの!?やった!やった!」
「ふふっ、いつになるかわからないけどね」
美しく微笑んで返してくれる
それでも疑問に思うことがある
「でもなんでそれがレリーと会ってない事になるんだ?」
「私は魔力で作った部屋にいたのだ...出てはいけなかったのだが出なくてはいけないことが起こったので出てきてしまったのだ」
「あっちの部屋にいなくていいのに...あなたは悪くないのよレリア、助けてくれてありがと」
「お姉様...」
レリアは後悔したような顔をするがミシアが慰めて表情がもどる
「あ、そうだ、チカはお姉ちゃんの部屋に残っててね、レリアはルミやシフルと違う部屋で遊んでてくれる?」
そう言うと静かに頷いたレリアがシフルとルミの腕を掴んでワクワクした顔で外に出ていった。
レリア達が出て行くとミシアはチカの方に向いて問い掛ける
「チカ?また思い出しちゃったの?」
「......ごめんなさい、聞かれたから...」
「いいのよ、でもあまり無茶はしないでね、あなたがいなくなると皆悲しんじゃうから」
「わかった...」
チカは申し訳なさそうにうつむいている、ゆっくり頭を撫でる。
次第に曇っていた表情が晴れていつものチカに戻っていた。




