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オワコン
俺はもう何も分からなくなってきた。
音楽って何なの。授業って何なの。将来って何なの。
別に、歌い手が嫌いだったわけじゃない。
ただ、ファンが減ってくのが、どんどん減ってくのがとっても嫌だっただけ。
俺のこと、みんな嫌いになっちゃったんだ、とか、興味無くなっちゃったんだ、とか、俺の歌なんてどうでもいいって、歌声ってどうでもいいんだって、思われたんだろうなって。
大学のバンドのメンツには伝えてないよ。俺が過去に歌い手をやっていたことなんて。そんなこと伝えたところで、オワコン、って思われるだけ。
そんなこと考えながら、部室についた。
部室には5人くらいの部員がいる。
サイレントギターで練習してるのが1人、あとの4人は部室にあるテレビで格ゲーやってる。
窓から見える景色には、学祭実行委員が舞台を設営している姿。
あいつらは泊まり込みでやるらしい。




