前へ目次 次へ 70/71 誓い 幼い瞳に炎が宿る。遠くで黒髪の錬金術師は、静かに彼らに祈りをささげて……、 そして彼は、厳かに誓った。 お(・)前(・)ら(・)の(・)為(・)に(・)、エリクシルを作ろうと。 世界は廻り廻る。 今、『選別』のテーゼンシアの死と共に2000年間続いた一つの時代に区切りがついた。 新たな時代は、彼らと共に。 清涼な風が吹く。その風は少し眩しく、少し寂しかった。 もう世界にラルクはいない。けれども炎は紡がれていく。 第四章、一(いち)の理想に全てを託して。――完――