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ギタイ 〜全テヲ食ラウモノ~   作者: もちのすけ三郎
3・宣戦布告
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82/88

大門・五田・天宮

読んでいただきありがとうございます!

遅くなってすいません……。

全国掃除店協会本部。



「ごぶっ!!」

白い壁に、若い掃除人の赤い健康的な血液と脳ミソがぶちまけられる。

見れば、真っ白な廊下は掃除人達の血液で真っ赤に染め上げられていた。

そんな血で染められた廊下を悠々と歩くのは「ガブ」の頭。大門。

万が一のため、本部内には20人程度の精鋭が配置されていた。

そんな精鋭達が、何が起こったのかわからない内に殺されている。

大門が階段を上がり、角を曲がると、そこにはまた一人掃除人が配置されていた。

「おまっ!?大門!!べぎょっ!?」

掃除人は顔のど真ん中に大門の拳を打ち込まれ、血を吐きながら廊下に倒れる。

(さて……、ここか)

大門は1つの扉の前で立ち止まる。

そこは、廊下の壁に擬態するかのように身を隠す、会長室の扉。

「おじゃまします……」

大門は小声でそう言うと、ドアノブに手をかけた。

(ん……)

そして、違和感。

扉の感触が、重みがない。

まるで、ドアからドアノブが壊れて外れてしまったかのような。

大門は、ドアノブから目線を上げる。

そこには、自分めがけて振り下ろされる刀。

「死ね」

その後ろから大門叩き付けるような殺気を放つ、眼鏡をかけたおとなしそうな青年。

(まぁ……こんな殺気を放ってるような奴が、おとなしいわけが無いんだろうけど……)

大門は振り下ろされた刀をドアノブで弾き、眼鏡(ごた)との距離を詰める。

「しっ!!」

大門は超至近距離から、五田のみぞおちを狙ったパンチを放つ。

(そう言えば……ここには天宮は居ないのか……。まぁ、必ずしも会長室(ここ)にいるとは限らないんだが)

「探してるのは、儂か?」

「?」

少ししわがれた声と共に、大門の横腹に4発の衝撃が走る。

「あっ……天宮ぁぁぁぁ!!!」

大門が少し見下ろす程度の高さの身長で、老人とは思えない、至近距離でも気配を一切掴ませなず、ギタイの体を易々と貫くパンチ力。

大門の今回の戦いの目的の人物がそこにはいた。

会長、天宮吉之助。

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