大門・五田・天宮
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遅くなってすいません……。
全国掃除店協会本部。
「ごぶっ!!」
白い壁に、若い掃除人の赤い健康的な血液と脳ミソがぶちまけられる。
見れば、真っ白な廊下は掃除人達の血液で真っ赤に染め上げられていた。
そんな血で染められた廊下を悠々と歩くのは「ガブ」の頭。大門。
万が一のため、本部内には20人程度の精鋭が配置されていた。
そんな精鋭達が、何が起こったのかわからない内に殺されている。
大門が階段を上がり、角を曲がると、そこにはまた一人掃除人が配置されていた。
「おまっ!?大門!!べぎょっ!?」
掃除人は顔のど真ん中に大門の拳を打ち込まれ、血を吐きながら廊下に倒れる。
(さて……、ここか)
大門は1つの扉の前で立ち止まる。
そこは、廊下の壁に擬態するかのように身を隠す、会長室の扉。
「おじゃまします……」
大門は小声でそう言うと、ドアノブに手をかけた。
(ん……)
そして、違和感。
扉の感触が、重みがない。
まるで、ドアからドアノブが壊れて外れてしまったかのような。
大門は、ドアノブから目線を上げる。
そこには、自分めがけて振り下ろされる刀。
「死ね」
その後ろから大門叩き付けるような殺気を放つ、眼鏡をかけたおとなしそうな青年。
(まぁ……こんな殺気を放ってるような奴が、おとなしいわけが無いんだろうけど……)
大門は振り下ろされた刀をドアノブで弾き、眼鏡との距離を詰める。
「しっ!!」
大門は超至近距離から、五田のみぞおちを狙ったパンチを放つ。
(そう言えば……ここには天宮は居ないのか……。まぁ、必ずしも会長室にいるとは限らないんだが)
「探してるのは、儂か?」
「?」
少ししわがれた声と共に、大門の横腹に4発の衝撃が走る。
「あっ……天宮ぁぁぁぁ!!!」
大門が少し見下ろす程度の高さの身長で、老人とは思えない、至近距離でも気配を一切掴ませなず、ギタイの体を易々と貫くパンチ力。
大門の今回の戦いの目的の人物がそこにはいた。
会長、天宮吉之助。




