スカルヘッド対黒雷その2
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(っつ……、おいおい、前にも俺の右手無くならなかったか……?)
右腕を無くしながらも、スカルヘッドがうろたえる事は無い。
切断面から大量の細くしなやかな骨で義手を作り出す。
(さて……、俺の腕を奪ったのは……)
スカルヘッドは、先程まで自分が立っていた場所を見る。
「……あ?」
そこに立っていたのは、黒い服で身を包んだ、小さな女の子。幼女だ。
だが、その幼女が放つ雰囲気は異質なもので、全身黒ずくめと言うところからも、どこか見るものに恐怖を与えるものだった。
(つーか目がやべぇ……。なんだあれ、殺し屋の目だよ……。あんな目で「いないないばぁ」とか見てたのあれ……)
その異質さはスカルヘッドがつい余計な事を考えてしまう程のもので。
その瞬間、目の前から黒ずくめの幼女は消えていた。
「!、はやっ……」
スカルヘッドが言い終わる前に、幼女がスカルヘッドの懐に潜り込み、右の正拳突きを叩き込む。
その一撃をスカルヘッドは何とか骨の鎧とその下に作り出した骨のクッションでガード、衝撃を逃がす。
しかし、幼女の攻撃はそれだけでは終わらなかった。
小さな光が幼女の右こぶしから一瞬飛び散る。
「っ……」
それに気付いたスカルヘッドが退避するヒマも与えずに、スカルヘッドの全身を燃えるような激痛が襲った。
「ごばばばばばばばばばっっっっっっっ!!!」
それはスカルヘッドにとって、良く覚えのある痛みだった。
自分の骨の鎧を易々と貫通し、襲う激痛。電撃。
「おまっ……まさっ……」
「……眠気ざましの一発にしちゃすこし強すぎたかぁ!?スカルヘッドォォォ!!」
スカルヘッドの全身を、殴打による鈍痛と電撃による激痛が駆け巡る。
(こいつはっ……あの時……、あの堂島の部下が使ってた……)
「黒い……雷っっ!!」
スカルヘッドがそれに気付いた時、スカルヘッドは背中にビルのガラスが突き刺さるのを感じた。




