表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ギタイ 〜全テヲ食ラウモノ~   作者: もちのすけ三郎
2・ギタイ組織「ガブ」
PR
54/88

アイス・マグマその3

読んでいただきありがとうございます!

多田が距離を取った事により、硬直状態が訪れる。

重い空気が漂う中で、口を開いたのは、多田だった。

「………もしやと思っていましたが……、貴方、「ギタイ」ですよね。」

「……ああ。それがどうした?」

「いえ……。この世界には私の知らない事はたくさんある。分かっています。貴方にも何か理由があるのだと」

「………」

「だが……。どうでも良い事かも知れませんが、貴方……、能力が混じってますね」

「………ああ。よく分かったな」

「私も現在、一時的に能力を体に2つ宿していますので……。貴方の「マグマ」を受ける内に、「感覚的」に分かりました」

「そうか………。それで、話は終わりか?」

「はい、それだけ……、それだけです」

そう多田は言うと、ペコリと頭を下げた。

その「お辞儀」は、勝利を確信し、どうしても漏れ出た笑みを隠す為だったのかもしれない。

多田は話をしている中で、足元から静かに氷を作りだし、静かに、慎重に、1階を経由することで日田の後ろに移動させていた。

そしてその氷は、パキパキ、と形を変え鋭利な針に形を変える。

針は日田の頭に狙いを定め、飛び出す。

その死角からの攻撃に日田は気付いていない。

「来てるんだろ……。黒瀬」

だが、仲間の気配。それには気付いていた。

氷の針が一閃、真ん中で斬られ砕け散る。

「日田君……。後ろにも常に注意を払って下さい。今みたいに攻撃されますよ」

「いや……お前がどうせ何とかしてくれるから大丈夫なもんかと……。いや、すいませんでした。ちゃんと後ろも注意します」

日田は、黒瀬から発せられる自分への殺気に気付き、下手な事を言うのを止めた。

「しかし、ステージ2のギタイまでしか居ないと言われていたのに……。会長と五田には後で文句を言います!」

「……まぁ、その文句も生きて帰らないと言えないから……。そう言えば、口田達はどうしてる?」

「玄関で待たせていますよ。岩本君が怪我をしていたので応急処置だけして、口田君に任せて来ました」

口田達もきっちり無事らしい。あの「お面」もキッチリ倒したようだ。

「さて……、それじゃあ行きますよ。日田君。」

「了解!」

(………そういえば、こいつ右手折れて無かったっけ……?)

日田は黒瀬の「黒烏」が握られた右腕を見ながら、ふとそう思った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ