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ギタイ 〜全テヲ食ラウモノ~   作者: もちのすけ三郎
2・ギタイ組織「ガブ」
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34/88

全国掃除店協会・本部・3

「それで……何で俺と黒瀬が選ばれたんだ?その任務に」

奇妙な一体感が生まれた中で、最初に口を開いたのは日田だった。

「まぁ……一言で言えば、君達の掃除人としての実力を勝手のことだ。日田くん。」

「はぁ……それは嬉しいですけど……」

「………確かに儂もざっくりと物を言い過ぎたかもしれんな、順を追って説明しよう」

そう言うと天宮会長は、俺達がここに呼び出された経緯と、黒瀬達の事について語り始めた。



どうやら、事の発端は、口田から始まるらしい。

元々口田は中々「掃除人」としての実力はまぁ有り、それなりなりの強さらしい。

しかし、当人の気質と言うか何と言うか、口田には「決断力」や「責任力」が少し他人より劣っていた。

そこで、当時口田が所属していた隊の隊長、堂島は、こう考えた。

口田に新人を何人か付け隊を持たせ、ある程度の難易度の任務に向かわせることで、新人に数ある命令の選択肢の中から1つを選び命令する「決断力」と、その命令を自分が行ったものとして受け入れ、動く事が出来る程の「責任力」を同時に付けてしまおう!と言う計画を立てていたのだ………。

どうやら、堂島と言う男はそう言う大胆で、むちゃくちゃな事を考える人だったのだろう。口田が話を聞きながら、ハハハ………と苦笑してるのを見て、日田はそう考えた。


だが、その計画は予想外のトラブルに見舞われてしまう。

任務に予想外の事が起こった場合、口田達をサポートするため堂島隊のメンバーが陰ながら「保護者」としてついて行こうと言っていたのだが………そのメンバーが、先の「スカルヘッド」により全滅させられてしまったのだ。

お陰で今回の「計画」は無くなってしまうものかと思われていたのだが………、この事を口田に一応話してみると、予想外に口田が引き受けたらしい。スカルヘッドの一件で何か思うことがあったのか、何かは本人だけが知るところなのだが。

「……と言うことは、俺達は「保護者」としてついて行けば良いと言う事ですか?」

日田は、天宮会長にそう尋ねる。

「うむ、そのとうり。ちょうどおあつらえ向きな任務がちょうど一つある。勿論、難易度は大したものではない。………じゃが決して油断してはいけない重要なものでもあるんじゃなぁ」

「いっ……一体なんなんすか!?」

口田の隣にいた小柄な青年が尋ねる。

「………東京に新しく「ガブ」の隠れ家と思われる建物が発見された。その建物の調査任務だ。潜伏しているとされているギタイのステージは高くて「2」。」

そう言ったのは五田だ。スラスラと何も見ずに言ってのけた。

「「ガブ」……すか」

「ああ、ギタイのみで構成されている組織……。そのガブだ」


読んで頂きありがとうございます!

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