堂島隊対スカルヘッド・8
「ザギュラァァ!!!」
顔面に電撃が直撃したスカルドラゴンは、怯んで後ろに後退する。
「よくやった!!口田!!」
堂島はその隙を見逃さずにスカルドラゴンに追撃を仕掛けるべく、地面を蹴る。
「はぁっ!!」
堂島は姿勢を低くしてスカルドラゴンの腹の下に潜り込み、黒烏を振り上げる。
黒烏の強大な刃が、スカルドラゴンの巨大な体を腹下から上へ、かけ上がるようにして切り裂く。
「ギュガィ!!」
スカルドラゴンの元々細い体は、堂島の攻撃で薄皮一枚で繋がった様な状態になる。
が、スカルドラゴンは、自らの近くに来た獲物を簡単には逃さない。
スカルドラゴンはよろめきながら、体にまとった骨の一部分を鋭く鋭利に加工し、銃弾の様に乱射する。
「ふんっ!!」
堂島は先程のスカルドラゴンの一撃と同じ様に、黒烏を盾の様にして受け止める。
(手数は多いが……重さは先の一撃と比べると数段劣る!苦し紛れの一撃……!)
「口田ぁ!!」
「はい!」
そしてそこに撃ち込まれる黒雷の電撃。
「ギャガッ!!」
「ふん!!」
スカルドラゴンは堂島から受けた傷のせいか、動きが鈍くなり電撃を交わすことが出来ず、また電撃を直撃してしまう。
そしてそこに至近距離からの堂島の一撃。
だんだんとスカルドラゴンは劣勢に立たされて行っていた。
(よしよしよし!!このままなら行ける!口田も良く戦ってくれている!!)
堂島はスカルドラゴンを確実に追い詰めていることを確信し、さらに攻撃の手数を増やしていく。
「ギギギギギ!!!」
スカルドラゴンはジタバタと四肢を振り回してデタラメな攻撃を堂島に仕掛ける。
だが、堂島は易々とそれを交わしていく。
(段々攻撃が雑になってきている………。追い詰められてヤケクソになったか……。まぁ、中身は子供だしな。)
「ギィィィ!!!」
「無駄だ!!」
堂島はスカルドラゴンの攻撃を完全に交わしきり、ついにスカルドラゴンの首に黒烏の刃を叩き付けんと黒烏を振りかぶった。
「ウガァダァァ!!!」
すると、スカルドラゴンは最後の抵抗と言わんばかりに、大きく口を開ける。
(俺を噛み砕こうってのかっ!?ならその大顎に黒烏をぶちこむまで………っつ!?)
堂島は、そこで信じられない物を……「者」を見た。
スカルドラゴンの骨で出来た真っ暗な口の中。
そこから、緑色の瞳が堂島を真っ直ぐに睨み付けていた。
(……なっ!まさか………もうスカルドラゴンの中で……!!スカルヘッドは「ステージ4」になってっ!!)
「ごはっ!!」
堂島がそう思った時、既にスカルドラゴンの口の中に潜んでいた「者」は攻撃を始めていた。
「あっ!ああっ……!堂島さぁん!!」
堂島の体の真ん中に、一本の白い骨が突き刺さっていた。
先端が尖り、突き刺さった骨は、人間の骨とは比べ物にならない程の大きさ、太さで、堂島の命を奪うのは容易だろう。
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