堂島隊対スカルヘッド・6
一瞬の喜びは、一瞬で絶望へと変わった。
月島の一撃必殺の威力を持つ「黒雷」の攻撃が直撃し、スカルヘッドは地面に倒れた。
そして、倒れたスカルヘッドに止めを刺そうと、ゆっくりと堂島が近寄ろうとした時。
スカルヘッドの体が大きく痙攣した。
そして次の瞬間、スカルヘッドの体を白い骨が包み込み、丸い繭の様なものを形成する。
堂島が切りつけたが、繭には傷一つ付かなかった。
そのため、堂島達が一旦様子を見ようと距離を離した時だった。
骨で形成された巨大な繭が破裂、先程まで堂島達が居た場所にも、骨の破片が飛び散り、地面に突き刺さった。
そしてその繭の中から出てきたのは、「ドラゴン」だった。体が骨で出来た。
無駄な脂肪を限界まで削ぎ落としたと言わんばかりの細くしなやかな体からは、これまた細い4つの足が生えており、体を支えている。
そして、その体は強固な骨を全身にまとっており、脂肪が無く、細い体と言えど、打たれ弱いとは全く思わせない。
「ガィガィガィィィィ!!!!」
そしてそんな「スカルドラゴン」は、その巨大な体に似合った巨大な咆哮を上げると、一気に行動を始めた。
「!!くそ!!交わせ!!」
堂島は月島と口田に叫ぶ。
スカルドラゴンは巨木を巻き付く様にして登ると、巨木を蹴り、跳躍。堂島を飛び越え、月島と口田の居る方向に向かう。
(くそ!!あれは……昔一度だけ見たことがある!!「ステージ4」になるためギタイが作る「蛹」のような状態……!!まさかそれほどのギタイだったか!!)
「口田ぁ!!」
「はっ!!はい!!」
狙われた月島と口田が乱射。
凄まじい数の銃弾と「黒雷」による電撃が、スカルドラゴンを襲う。
口田が双口から発射した銃弾は、スカルドラゴンの体を包む骨にすべて弾かれてしまう。
だが、「黒雷」の電撃は、確実にスカルドラゴンの右前足を捕らえ、弾き飛ばした。
「ギガァダァァダ!!!」
スカルドラゴンが叫び声を上げる。
少し痛みからか、スカルドラゴンの体勢が崩れる。
だが、
「ギガァァァァァァ!!!!」
スカルドラゴンの千切れた右前足に、急速に骨が集中、前足の形になり、擬似的に右前足の再生を果たした。
そして、
「ズィィィィガァァァァァ!!!!」
「くべぼぁ」
スカルドラゴンの右前足は、月島の顔面を意図も簡単に。人が無花果を握り潰すかのように、叩き潰した。
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