堂島隊対スカルヘッド・5
「ギギギギギィィィィィ!?!?!?!?!?」
脳ミソがギュルギュルとかき混ぜられ、ジュウジュウと焼かれているかのような衝撃がスカルヘッドを襲う。
(ままま!?!?何が!?ナニギャがががが!?!?)
思考が上手く回らない。次いでろれつも。スカルヘッドの頭の中に、カラカラと虚しい音を立てながら空回りする歯車が浮かぶ。
(あの「堂島」の後ろにいた男の1人!!そいつの攻撃だ!!さっき見た!!「口田(小さい奴)」と俺に銃撃してきた奴の攻撃に当たっちまった!!くそ!!「堂島」が邪魔で見えなかった!!)
復活し始めた思考を高速で回し、状況を整理する。
数々の死闘の中で、スカルヘッドのそれは少年の物とは思えない程鍛え上げられていた。
(倒れてるのか!?起き上がらなければ!!次がくる!!)
必死に体をおこそうとするが、体は痙攣していて中々動かない。
(くそくそくそくそ!!骨を使って距離をとらなければ!!確実に!殺られる!!)
こんなところで死ぬわけには行かない!!
俺はまだ始まったばかりだ。俺をイジメた奴は全て殺した。……ここからなんだ!!俺は!!これから俺と同じ境遇の人間を救うのだ!!
俺には「力」があるから!!「力」がある俺がしなければ!!。
何も変わらない!!俺はこのままではただの「人殺しの怪物」だ!!。
倒す倒す倒す倒す倒す!!!!!!!
俺の道を防ぐ物は全て!!
強かろうが何だろうが関係ない!!
「うぎぎぎぎぎぁぁぁぁぁ!!!!!」
そんな思いから口から出たのは、今まで出したことの無いほどの咆哮。
思考は未だまとまらない。まだ脳もまともに機能していない。
だが、それでも。
生き残らなければならない。
そこになんの理由も必要ない。
死ぬわけにはいかない。死ねば何も成すことは出来ない。
あの「堂島」の太刀筋も、自分の道を邪魔する者を切り捨て、突き、刺し、殺して手に入れた物なのだろう。
ならば俺もお前を殺して手に入れる。
手に入れて見せよう、お前を越える、俺が、俺の道を突き進む為の「強さ」を。
「がGGがGぁぁぁぁaaあaaぁぁaぁaぁ!!!!」
体が熱い。先程の電撃のダメージが無理やり治されていくようだ。
体が、この俺の道を邪魔する物を壊す為の力を与えてくれている事を直感した。
右腕も、左腕も、右足も、左足も、全て動く。動かせる。
スカルヘッドは、「ステージ4」への階段を、駆け上がっていた。
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