堂島隊対スカルヘッド・2
南沢からの通信が途絶えた後、堂島の行動は迅速だった。
スカルヘッドのトラップを踏まないようにするため、 堂島は月島に周辺の地形を調べさせる。
堂島は今までの経験上、地中など見えない場所にトラップを張る事のできるギタイを何度か見ていた。
そのため、堂島は日中に事前にここを調べに来ていたのだが………。
(俺が見落としていたか………。それとも俺が調べた後に張られたか……。いや、今はもう関係ない。)
(堂島さん、まぁ見つかりました。地中に十、そこら辺の木にも何個かありますね。まぁ、1つ1つの間隔があるんで十分交わせます。)
「さすが速いな。つってもまだスカルヘッドが何処にいるかわかんねーから、周囲には常に緊張きらすなよ」
((了解っす))
無線機から聞こえた声が上手く重なった。
口田はズボンの中に入っていた携帯が振動していることに気付いた。
見ると、スリープモードにしていたため暗くなっていた画面が明るく光っていた。メールが来たからであろう。
こんな時にだれが………と思いながら見ると、差出人の名前に月島とあった。
(いや何やってんだあの人………。さっきまで堂島さんに言われたことを忠実にこなしてやる時はやる人、って言う評価がつき始めていた所にぶち壊しだなこの人は!!)
「いや……これは……」
開くとそこには現在口田達がいる場所の地図だった。
そしてそこには「堂島隊」と書かれた黒丸、そしてその周りにいくつかの赤い丸が表示されている。
その下に、(赤い丸はギタイが設置したトラップの座標だ。きっちり頭に入れろ、後隊列は乱すなよ、きっちり付いてこい。ちなみにこれ、堂島さんには送ってないお。あの人こう言うの見ないから。堂島さんなら第六感で交わすから。)
南沢が殺られてしまったことで、必要以上に暗くなった空気を明るくしようとしたのか、おどけた内容のメールだった。
(いや送ってあげようよ………)
そう思いながら口田が一応堂島さんにも連絡しとこ、と口田が思った時。
「うおぁ!!あっぶね!!何だこれ!?………っつあ……なるほど、こいつが南沢を……」
そのあとボギィ!!と言う破壊音が口田の耳に届く。おそらく、堂島が力ずくでギタイのトラップを破壊したのだろう。
ああ………確かにこれなら堂島さんはこの地図いらないな………。と口田は思った。
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