不死身の男、合流
「危ないところでしたねー。あ、ルアちゃん、刀まだ持ってますか?」
「あ……あの時に海に落としたのかも…」
「まぁ、あんな事があったんですし、仕方ないですよ。」
「ごめんなさい、私のせいで貴方の観光を邪魔しちゃって…………」
「良いんですよ、貴方はあれを運ばされてただけです。にしても、誰があんな危ないものを運ばせたんでしょう?」
私の名はリーニン・フィアスター。
魔獣のメダルを発見し、かつてインシャ・エーシアに破れた善良(自称)な魔法使い。
だけど、魔獣のメダルは変な怪物達に取られて、何とか紫の怪物を倒したら、メダルは全て消滅していました…………と、この様に少し振り返ると、これ私が少し非がありますね……なら、この子に少し付き合ってあげるのが義務です。
「海に落としてしまったのなら、発掘してみようそうしよう!という訳でセット・オン!」
『マグネット!』
リーニンが海に向かって魔法を放った。
すると、放たれた場所を中心として、次々に物が集まっていった。
「聞いて驚け!このリーニン・フィアスターさんに不可能はないんですよ!!」
が、引き上げてみると、そこには大量のガラクタが引っ付いていた。
「地道に探しましょうか………」
「そうだね………」
「おーい」
「ルアちゃん、今なにか言いましたか?」
「いや?そういうリーニンこそ…っていうか、お~いって聞こえたよね?」
「そうですね……一体どこから」
「ここだよ」
いつの間にか大量のガラクタから、びちょびちょの胴体が伸びており、何とこちらへ語りかけてきた。
「ギャアアアアアアー÷…○=→000!?!!?」
「やっと気づいてくれた!ちょっと悪いけど、このガラクタ取ってくんな」
「この!魔力限度最大ファイア!」
「えちょっと!?」
ファイアが放たれ、大量のガラクタが一撃で砕け散った。
「あ、勢い余って限度最大を………」
「ひひひ、あの人死んじゃったんじゃ………」
「いてーな、何しやがる。」
ファイアがドライヤー代わりとなって、乾いたその身体にはビリビリに破れた白いコートを来た男……その名も。
「俺、加古川レールはさっき死にかけて今やっとお台場についた所なんだ。助けてくれたのは有難いけど、いきなり火ぶち込むか!?」
奴はあの火力で確実に身体が溶けていた。
しかし、一瞬で身体は肉を作り、多少グロテスクながら完全再生を果たした。
「貴方……何者ですか!?」
「通りすがりの不死鳥って所かな。それよりここに行きたいんだけど。」
レールが写真を見せる。が、
「そんなびしょびしょで今にも溶けそうな写真じゃ分かりませんよ!?ってか、ここ機動警察のお台場支部じゃないですか。」
「分かってるんだよ……」
「いやー、助かった助かった!ありがとうな、嬢ちゃんたちー!」
「いえ、礼には及びません!そして二度とあんな形で来ないで下さいよ!?」
「そうそう、水の中から聞こえてたんだけど、探し物はこれだろー!」
レールがヘルハウンドのメダルを、指で弾き飛ばしてルアに渡した。
「これであいつを封印できる!ありがとうございます!ってかこれ見つけたんですか!?」
「浮かんでた。」
「凄い………あの人何か凄いことやってそう。」
レールは自動ドアを開け、機動警察支部に入っていった。
「おーい、加古川レールなんだけど、永倉って人いない?ちょっとそいつに会いたいんだけど。」
「永倉さんのお知り合いでしょうか?生憎、永倉さんは墓参りに行って居ないんですよ。」
「へぇー、墓参り。で、そこは何処ですか?」
「海の方ですね。」
「さっきいたじゃねぇか!?畜生!ヘイ、タクシー!」
「ねぇ、本当にしんじゃったの?」
「いや、正確には失踪だ。あいつなら死なないと思うが、もう1ヶ月だからな……」
永倉とトレイが墓に手を合わせる。
もう戻らないあいつの事を思い、花を手向けにきたのだ。
「おい!お前が戻ってくるまで、俺は機動警察辞めないからな!俺がお前の分も生き続けてやる!」
「わたしも、あなたの事は少ししかいなかったけど、忘れないから!…………だから、安心して眠って。」
「「レール。」」
「ええええええ!!??!?!?!?!?」
「え、ちょ!?れーる!?何で生きてるの!?」
「お前、俺達は墓参り中だぞ!無礼にも程があるだろ!」
「その墓に名前が刻まれてる奴は生きてます!俺は加古川レールです!只今1ヶ月かけてお台場まで泳いで来ました!」
「何てことしてるんだ……どうりで現場を幾ら探しても見つからない訳だ……」
「わぁい!れーるが帰って来た!」
加古川レール、復活
さて、今度はウエポンコード勢が一気に登場です。
ちなみにこの回で初めて3作品がしっかりクロスオーバーしています。
では、そろそろ顔見せも終わったので、本題に入りまーす




