メダルの魔法使いとはちゃめちゃ機動警察
「すまん沖田、もう一回言ってくれないか?」
目の前で、沖田という男に再び問いただす男、門方司。
「何度でも言いますよ。二日前に、このバカでかい杖で妙なことをしている変なガキを見つけたので、とりあえず取っ捕まえて来やした。」
「二日前、何が起こったか知ってるか?」
「ここから橋一つのお台場で、大規模な航空事故が発生しました。事故の原因は、突然現れた化け物。まぁ、大方どっかの発火を見間違えたんでしょう。」
「それで、その現場の調査に向かうと……」
「このガキが妙なことで乗客と思われる人を浮かして陸に引き揚げてるのが見えたので、捕まえて、現在留置所です。」
「まぁ、赤い怪物がそいつかもしれないが……」
そう、どう見てもこいつは黄色い。
沖田が捕まえてきたのは、皆さんご存知インシャ・エーシア。魔法で救助活動中のところを、機動警察に見つかって御用である。
※ちなみにリーニンちゃんはさっさと逃げました。
「よし、取り調べは門方さんに任せて置いて、俺はお台場で買ったユニコーンのプラモの製作に」
その時、急に窓からバイクが突っ込んできた。
「大ニュースですよ!大ニュース!沖田さん!門方さん!二人ともいますか!?ってあれ?」
「下だよ!お前のバイクで潰れてるんだよ!」
良かった…ユニコーンは無事だ。
「何の騒ぎ…は?坂柄?いやなんで窓ガラス割れて………?」
何とか這い上がった沖田が来ると、その窓ガラスを割ったスピード狂い、坂柄玲乃が持ってきたUSBをパソコンに挿した。
「ご覧ください、これが昨日トリプルクロスタワービルで撮られた映像です。特に!この辺!この辺をご覧ください!」
そこには、機動警察のバイクに跨る赤い怪物が、高層ビルを走り回るところがしっかり映っていた。
「これ……乗客が言っていた赤い怪物ってやつか…?」
「走った所が燃えてる……」
「それはさておき、問題なのはこっちですよ!」
何と、次の瞬間、おそらくバイクの持ち主であろう機動警察を片手で掴み、高層ビルで引きずり回した後に、空中へ放り投げ、口から吐く火球で一瞬で炭焼きにしてしまった。
「えーと……これが飛行機事故の原因?こんなやべぇのが?」
「現在、この怪物によるバイク隊の被害が凄いことになってるんですよ。それで、対抗できそうな人間を寄越してと喪退さんに送ったら。」
次に、玲乃は沖田に指を差した。
「俺!?」
「そう!あの爆弾魔、ボマーを倒して牢にぶち込んだあの名警官!沖田相司さんを頼れと!」
あの野郎………爆速で成果出して烏野復帰したのも腹立つってのに……面倒事こっちに押し付けて来やがった。
「ていうか、こんなんどうやって捕まえるんだよ?詳しそうな奴なんて見当も………」
そう言えば、あいつ魔法使いっぽい格好してたな……
「吐け!あいつは何者だ!お前が呼んだんか!?しっかりアポは取ったのか!?」
沖田が乱暴にインシャを振り回す。
「やめろやめろ!私はちょっとしか知らないぞ!」
「なるほど、つまりはその怪しいロリが寄越して来た刀にあいつが入ってたと。」
「それで、連れがうっかり開けちゃって返したらあいつが復活したと。」
「待て!俺はまだ何も分かってないんだけど!?魔法って何!?メダルって何!?復活って何だよ!?ク○ガか何かなの!?グロンギなの!?」
「まぁでも、そいつの手札が分かればこっちのもんだ。あいつはバイクに乗ってりゃ多分来るから、こっちもバイクに乗ればいい!」
沖田は妙なボールを取り出して地面に投げると、そのボールは一瞬でバイクに変形した。
「すげぇ何じゃこれ!?科学ってのも凄いなー!ヒビキが喜びそうだ。」
「よし、じゃあとっとと乗れ。」
「え?私も乗るの?」
「そりゃあ、こちとらただの人間だからな。何の能力もないもんだし、用心棒としてついてきてもらう。」
「いや、魔力今そんなにないんだけど……」
「2日もあったら回復するもんじゃないの?」
「お前ら、魔力の核が糖分ってこと知らないのか?」
初耳なんですけど。
「じゃあ、この横浜チョコあげるから…」
「残念だったな!私の魔力はドーナツ専用だ!」
おい図々しいぞコイツ!
とうとうクロスオーバーしてきたぞ……
機動警察、本格参戦!見てない人用に説明すると、東京の24〜7区目ができた世界のお話。
発達した警察、機動警察が犯罪に挑むお話。
次回はリーニン側のお話になります。
では、オ・ルボワール♪(怪盗ジョーカーはいいぞ)




