復活の猛牛
「とうとうここまで来たか………」
「まぁまぁ痛かったですけどね!あの目からのビームは!」
デストロイヤーの攻撃を何とか掻い潜った4名は、デストロイヤー解体のため、是政の前に来ていた。
「まぁ良い。お前らもあの子供のように消し炭になるのだ。」
「この野郎………ルアの仇は取ってやる……!」
「煩い。子どもの戯言に付き合ってる暇などないさ。それより、私とゲームをしないか?」
「ゲームだと?」
沖田がいち早く反応した。
「そう。このデストロイヤーの破壊をしたいのだろう?目指すは完全勝利というもの。お前らに相応しい相手を用意した。今から2つのエンジンを停止させる。残り二つのエンジンをお前らのうち二人が破壊しに行く。そこに待ち受けるのは、私が用意した魔獣だ。」
モニターには、かつてインシャやリーニンが倒した魔獣が映っていた。
「うぉい!どう考えても魔獣と戦えるだけの実力は俺らにはないぞ!」
「ならばさっさと帰ればいい。弱者に物を言う資格はない。」
「ま、要はそいつら殺せば良いんだろ?じゃあ、レール!あっちのエンジン任せた!」
沖田が一つのエンジンに向かって走り出した。
「はぁ……じゃあお前ら、あのクソ野郎ちゃんと倒せよ?」
「別に良いけど……あの機動警察、楽な方に向かったぞ?」
「あっちミノタウロスですね。でも、貴方が行けって言われた方、まぁまぁ強い毒の魔獣ですね。」
「ハメやがったなあのクソポリ公め!!!」
レールはキレながら渋々向かっていった。
「こっちは何とか助かった……毒の奴なんか相手にしたくねぇよ。でも、こっちも似たような物だな。」
沖田の目の前には、巨大な牛の戦士がいた。そいつは二本の大きな剣を持っており、かつてインシャが倒したミノタウロスだった。
「現代兵器を舐めるなよ…解体ショーの始まりだ!」
ミノタウロスが振り上げた双剣を、取り出したバイクで軽く躱すと、沖田はその剣に乗り、大型テジョーガンでミノタウロスの角を狙った。
手錠は見事に角にハマり、沖田はミノタウロスの背中に乗った。
「暴れるな!この野郎、メダルは1話で割れたくせに……何で復活してるんだよ!?警棒!」
沖田は警棒でミノタウロスのうなじをぶん殴った。
ミノタウロスの断末魔が激しく響く。
今の衝撃で柱が倒れてきた。
「邪魔だ消えろ!」
倒れた柱を、沖田が警棒でぶった切る。
「グォォォォォォォッ!!!!」
「さながら俺は闘牛士!ならそれに習って戦法はこうだ!」
先ほどと同様に、ミノタウロスのうなじを殴り続け、とうとう勢いよく血が噴き出し、それは暗い色の壁を鮮血に染めた。
自分の血の赤に反応し、ミノタウロスは壁に勢いよく激突。そのまま壁は崩壊し、残りの柱がミノタウロスに叩きつけられる。
その重量を支えきれず、更に自分の双剣がミノタウロスを押し潰し、圧死してしまった。
「やっぱりコレもギジメダルってやつか……魔法もまぁまぁ良いな、今度解析してみるか。」
沖田は潰したミノタウロスのギジメダルが割れるのを見ると、エンジンを壊してさっさと脱出した。
「後は任せたぞ!レール!」
『お前、全く容赦というものがないな。』
『あんな死に方絶対にしたくないんですけど……』
「うるさーい!こっちは命がけなんだ!倒し方くらい許せ!!!」
沖田は壊れた街に戻っていった。
残り…3、4話くらいかな?
当然ミノタウロスもギジメダルでした。
是政はどれくらいのギジメダルを作ってたんだろう…?




