2『それは僕も聞いてないかな』
「確かこの幹部グループの中も鍛冶師さん居ましたよね、前作りきれないって騒いでたし」
「…ルイスとルルティアのPTにも巻き込めるのはいたよ。ドロイとジャッソが鍛冶師だよ」
「うんうん、それは素晴らしいですねえ」
そう思いながら幹部グループを覗くとそこは今日も活発に動いていた。
書き込みめっちゃ多いから見る時間ないんだよね。シャードさんはこまめに見てるらしいけど。
『シャードに頼んだぞ。多分動いてくれるから素材採取はそっちに任しとけ(ルイス)』
『お願いよぉ、カインが集めるの間に合わないから手伝ってって騒いでるのよぉ(ルルティア)』
『うちはルルティアが一番数をかれるからしょうがないな(ヤシロ)』
『|ω・)(いすず)』
『お、いすずさん珍しいねえ(リリ)』
『今度は何をやらかすんだいすずさん(ドーン)』
『俺はもう動けないからな!!!(ルイス)』
さすがルイスさん、嫌な予感をきっちり感じてる。
「君、頼み事以外で顔出さないからじゃない?」
「シャードさんもですよね」
「君ほどじゃないよ…」
解せぬ。
『マスター酷いです、今からシャードさんと素材集めに行くのに(ノД`)シクシク(いすず)』
『それは、助かる。というか前から思ってたけどかわい子ちゃん記号の使い方上手いよな…(ルイス)』
『たしかに、それ可愛いわよねぇ(ルルティア)』
『ありがとうございます⸜( ॑꒳ ॑ )⸝ちなみに今日、マスターとルルティアさんにプレゼントとって来たんですよねー(いすず)』
『待ってくれ嫌な予感がする(ルイス)』
『お姉さん、今ちょっと忙しいわよぉ(ルルティア)』
『聞いてやれよルイス、ぷっ(ドーン)』
『そうだよ、聞かずに断るなんて酷いですよねえ(リリ)』
「ちょうど暇そうだね。このドーンとリリが鍛冶師だよ。前に水晶とかぶん投げたのはこのドーン」
そういいながら、シャードさんが通信機の人名を指さす。
そうか、今コメント書いてるって言うのは都合がいいなあ…。見てないっていう言い訳は出来ないってことだからね
あくどい笑みを浮かべながらポチポチと書き込んでいく。
『安心してください、2人はとっても喜ぶプレゼントですから(`・ω・´)キリッ(いすず)』
『まて、シャードの許可は得てるのか!?(ルイス)』
『むしろ狩りに行かされて僕は出来ないからそっちに投げさせてるんだよ(シャード)』
『保護者公認かよぉおおおお(ルイス)』
『プレゼントはじゃっじゃーん。水晶よりも幸運率が高まる『中級水晶』でーす。これで作った武器で採取すればより良いものが出ますよ( ˙꒳˙ )v』
爆弾を投下すると……それまで即レスだったのに全員コメントが止まり……そして凄まじい熱量で動き出した。
『ドーン、リリ、今すぐ作れえええええ!早急にレベル100水晶双剣を!十セット!!(ルイス)』
『あたしも!!とりあえずレベル100の水晶鞭を十本は欲しいわ!!!(ルルティア)』
『あ、自分も中級水晶弾を5000くらい欲しいです(いすず)』
『待て待て、飛び火こっちかよ!!エグすぎんぞおい、レベル100なんか簡単に作れねえぞ(ドーン)』
『しょうがないだろ、水晶装備は消耗品で普通の装備と違って修理出来ないんだから(ルイス)』
『えー、鉄鉱石も銀鉱石も全然足りないよー(リリ)』
『とりあえず子供たちが掘った砂鉄を届ける(ヤシロ)』
『あ、じゃあポーションの素材が集まったら鉄鉱石取りに行きますよ。あれ採掘でも取れるので( *˙ω˙*)و グッ!(いすず)』
『まて、またやばい情報出てきたぞ。サラッととんでもないことを言うな(ルイス)』
「それは僕も聞いてないかな」
「…そうでしたっけ?シャードさんの装備の強化にも使うと思うので後で一緒に鉄と銀を取りに行きましょうねえ」
「……とりあえずこれは没収」
言ってなかったっけーと思いつつ通信機はシャードさんに没収されたので、しょうがなくシャードさんの機器を覗き込んで見る専になる。




