1『必要個数は480』
サブクエめぐり、食事や睡眠とか以外の時間をほぼ全て秘密の花園で採取に費やすこと、ほぼまるっと一日。
祝福の花x1200
祝福の花はこれだけ集まった。
ちなみに人が入ってこないようの見張りは、シャードさんが道の方で水晶弾を量産しながらやってくれた。
さすがのシャードさんも私もその日は疲れ果てたが、翌日にはその疲労は微塵も残さない。
なお、はちみつはライト村の女将さんとヤシロさん筆頭に調理人の人達へ
ポーションは不死ボスエリアの人たちに収めて、祈りの花びらは申し訳ないけど捨てた。
ヤシロさんは新作の軽食の開発にちょうどいいと喜んでいたので、楽しみが増えた。
「目下の問題はポーションかな。敵から出ないから手持ちが消費し終わったら終わりなんだね。今回分は買い集めたけど、次のレイド用のはちょっとクランの方で注文出しておくよ」
「よろしくお願いします。とりあえずポーションもHP2000,MP4000は私が持っておきますね」
そして……2度目のダンジョンアタック。
私はシャードさんと共に魂の試練にやってきた。
「君は採掘で集めといて。その方が早いから」
「了解です、20個集まったら上に行ってみるんですよね?」
「うん。1階と2階の魂の欠片が同じものなのか確認と敵の難易度も一応見ておきたいからね。君の情報はあるけどたまに差異が発生するんだろ?確認はしておかないと」
「はーい『集中』『炸裂弾』『お宝の気配』祝福の花っと」
20個程度ならすぐ集まるだろう。すぐに駆け出して…10分程度で集まった。
「シャードさん20個出ましたよー」
「僕の方も3個出たよ」
「さすがシャードさん。これなら敵が強くて採掘出来ない場合も安全ですね」
「その時は君の護衛に専念した方が効率は良さそうだね」
「それは確かに」
くすくす笑いながら魂の欠片x10をシャードさんに渡して…
残った魂の欠片の使用ボタンを押す。
するとステータス画面みたいに選択画面が出てきた。
-魂の欠片x10を消費して次のエリアに行きますか?
-はい
-いいえ
すると入場時と同じ浮遊感を感じて……全く同じ白一色の空間に出た。けれど今度は……敵が白狐だった。
「…どうやら白狐のレベルは102みたいだね。君の記憶だと1階事に2レベルづつ上がるんだっけ」
「はい。2レベルづつ上がって行って25階に魂の欠片を100個消費して装備が手に入るエリアが出るはずです。1-24階の欠片だと100装備が。26-49階の魂の欠片だと150装備が手に入ります」
「となると……実際は26階で魂の欠片を集めないと行けないわけか。階層を降りることは可能なのかい『ウインドサークル』」
「登るためのアイテムが10個あれば可能です。さっきの次のエリアにのぼるメニューに降りる選択肢も出て、降りる時は消費無しのはずです」
『バーン』
『バーン』
ポポポポポン
ポポポポポン
「あ、出ましたよ。はい」
近場のポイントを掘ると……魂の欠片はあっさりとひとつ出た。
それをシャードさんに渡すと……1階と2階の魂の欠片は別判定されることなく個数がx4になった。
なるほど今のところ…記憶との違いは無い、か。
シャードさんと見つめあって、お互い頷く。
「必要個数は480」
「とりあえず上で狩るかどうかは置いといてここで集めるんですね」
「ああ……行くよ『ウインドサークル』」
「『集中』『炸裂弾』『お宝の気配』祝福の花!」
敵の強さは特に変化を感じなかった。
シャードさんはウインドサークルで倒せるし、私もトリプルショットで1発だ。床の硬度も変わらない、通常攻撃で5ドロップだ。
ただ……キツネはウサギよりもサイズが大きいためフロアが少し狭く感じる。
床があまり見えない位置もあって、そこが少し厄介だった。
転ばないように気を付けても、足場が少ないので少しスピードを落とさないと転んでしまいそうだ。
淡々と撃って倒して駆け抜けて。時々クッキーをかじって。
シャードさんに声をかけられるまで、私はひたすら黙々と掘り続けた。




