6『……てへっ』
そんな中で……ひとりで系統の違う笑みをうかべる。
「と、思うじゃないですかあ」
「……ああ、僕は何となくわかったかも」
「どうしたのぉ、お嫁ちゃんにシャード」
私の声音で全てを察して目が遠くなるシャードさん。
キョトンとする9人の視線を浴びながら…指を折って声を出して…数えていく。彼らが倒したうさぎの数を。
「マスターのパーティが9でぇ、ルルティアさんのパーティが13でぇ、シャードさんが15でぇ……全部で37対倒してぇ」
「「「「「「「「「「「????」」」」」」」」」」」
「110個集めないといけない『魂の欠片』はゼロでーす!」
そういうと全員が固まった。
そう、フィールドならせいぜい10体も倒せばクエストアイテムは手に入る。確率的にそろそろ1個くらい出ても良さそうだけど……全員引きが弱いのか、まだ誰もドロップはしなかった。
「……そうだな、とりあえず採掘の方も試してみるか。ドロイ達、ヤシロたち、シャードは狩りをしててみてくれ。俺とルルティアといすずは一旦採掘の方を確認してみる」
「了解」
問題が無さそうなのでドロイさんが女性2人を率いて右奥の方へ
ヤシロさんが3人を引き連れて左奥の方へ
シャードさんは私達から少し離れた位置で狩り出す
そんな中
採取3人組はーーーーとりあえず同じ位置からスタートする。
「『身体強化』『採掘』『お宝の気配』『双蛇打ち』」
『ドスドスっドスドスっ』
ポポン
ポポン
-水晶
-水晶
-水晶
-水晶
ぽん
「『双剣の極意』『採掘』『お宝の気配』『双剣連打』」
『バババババ』
ポン
ポン
ポン
ポン
ポン
-水晶
-水晶
-水晶
-水晶
-水晶
「『集中』『散弾銃』『お宝の気配』それから祝福の花っと…「「ちょっと待った」」」
「……はい?」
「祝福の花って森林地帯の花園で取れたやつだよね。なんで使ってるの」
「え……これ使うと30分間幸運の効果が得られて採取とか狩のドロップ率が上がるからで…言ってませんでしたっけ?」
「「聞いてない!」」
あれ、言ってなかったっけ。
あれ、あれ…?
「……そういうことだったのか。君から花をもらって喜んでた僕って…」
なんかちょっと先で凹んだシャードさんが虚ろな目で花をひとつ握りしめた。
あれ、シャードさんにすら効果言ってなかったっけ……
………。
「……てへっ」
「それちょうだい」
「はーい。あと150個くらいしかないんですけどどうしましょうか」
「…そうだな、個数制限があるならドロイとカインとジャッソに渡すか。あいつらは一度に複数倒せるから効率がいい。この花は外に出たら現物かお金で返すから」
全力で誤魔化してもスルーされて悲しい。
とりあえず一旦150個全部を渡すと、私には30個返された。残りはシャードさんも入れて6人で20個づつ使うそうだ。
まあ、多分採取効率がいちばん良さそうな私が多めなのは当然か。
気を取り直して…通常攻撃で撃つ。
『バンッ』
ポポポポポん
-水晶
-水晶
-魂の破片
-水晶
-水晶
「あ、出た。」
「おーこんなもんなの」
「というか、ドロップは全て水晶なのね……幸運率をもっと高めなさいって言われてる気分だわ」
「あはは、分かります。とりあえず30分集中してやりますね」
「おう?」
この辺は…2人に譲ろう。




