5『魂の試練1階』
この世界で初めてのレイド攻略。
色々とワクワクしてきて。
ルイスさんの話もそこそこの部屋を飛び出す。
難しい話はシャードさんが聞いといてくれるから大丈夫だ!!
魂の試練
そう書かれた看板が設置されて居るのは荒野地帯の一角で……荒野の隅の方に、王都レベルの近代化された箱のような建物がぽつんとたっている。
ルイスPT
-ルイス 双斬者(130)
-カティ ヒールマスター(121)
-ドロイ バトルマスター(124)
-ルールー ファイアマスター(128)
ルルティアPT
-ルルティア 鞭乱者(121)
-ヤシロ 投呪者(129)
-カイン ソードマスター(126)
-トルティア ヒールマスター(120)
-ジャッソ シールドマスター(130)
シャードPT
-シャード 賢者(148)
-夕凪いすず 爆撃者(119)
これが今回の参加メンバーのようだ。
こうしてみると……私のレベルはもう最高水準には来ていたんだなと思う。
というか、シャードさんのレベルが異常なんだ。みんなに変わり者と言われている意味を痛感した。
「おーいみんな聞け。
今回の統括指揮は俺が取る。俺のPTは俺、第2PTはルルティア、第3はシャードが指揮を取ってくれ。
今回の任務は主に調査だ。
期間は1週間、内部がどんな物なのかを調査しながら進める。
事前情報としてはフロアにいるモンスターの狩りや採掘で『魂の欠片』というアイテムが出るらしい。これが10個集まると次のフロアに行けるらしいのでまず全員で110個集めるのを優先とする。
各リーダーはメンバー人数以上の分が出たら連絡してくれ。
12時-14時、22時-24時は集団休憩とする。就寝は交代制で24-6時の間に順番に取る予定だ。
集団休憩、就寝は全員集めてやるがそれ以外の休憩は各PTの判断でやってくれ
なにか質問はあるか?」
黙々と床を射撃しつつルイスさんの話を聞く。
なるほど、集団休憩とか集団就寝かあ。
レイドっぽいね。すごく楽しみだ。
「あの、彼女はなんでずっと床を射撃してるんですか?音もなく撃ち続けててすごく怖いんですけど」
「ああ、それは今人数分の入場券を出してもらってるんだ。かわい子ちゃん、11枚出たか?」
話を振られたので消音の魔道具を切って「出ましたよー」と答える。
そう、入場券。
これがこの世界で魂の試練が行われなかった理由だ。
試練の中ではモンスターからもドロップするが、入場券だけは採掘が必須で…そのためこの世界では魂の試練はただの謎の建物という扱いをされてしまっていたのだ。
魂の入場券を9枚ルイスさんに渡して
1枚はシャードさんに渡す。
ルイスさんは入場券を全員に渡して……全員で入場券を使った。
すると一瞬クラっとしてパッと立っていた場所が変わった。
『魂の試練1階』
そう書かれた看板の他、床も壁も何もかもが真っ白な広い空間。
……ここでは敵さえもが真っ白だった。
近めな場所に居た真っ白なうさぎが三体、こちらの方に向かって跳ねてくる。
「あの3匹は俺らがやる。ドロイ右、ルールー左で頼む『スラッシュ』」
「『ファイアトルネード』」
「『断空』!!」
ルイスPTの攻撃者3人が即座に迎撃するが……全て1発であっさりと撃破完了する。
それはそうだ、ここのエリアはレベル100だ。
レベルも充分。そして装備もしっかり作りこんでいるこの人が出遅れるような敵では無い。
「……肩透かしだな」
「どうだ?」
「ダメージは普通に通るな」
「あっちの、私たちもやってみていいかしらぁ?」
「ああ、試してみてくれ」
ルイスさんの許可が出てルルティアさんたちも少し距離があったうさぎに攻撃しにかかるも…それも瞬殺。
シャードさんの『ウインドサークル』にいたっては4体のうさぎを一発で倒していた。
「なんだ、弱いな」
「ああ、肩透かしだな」
警戒しつつも笑みを浮かべる一同。
その後も何体かスキルを変えたり通常攻撃をやってみたり、わざと攻撃を食らって敵の調査をする




