7『全身全霊でおねだりしたので、そこは了承済みです』
「と、言うわけで!ルイスさん、シャードさんと鬼畜スキレベ上げの旅にいってもらえませんかあ?」
朝一番にルイスさんの家に襲撃をして、寝ぼけている彼におねだりすると胡散臭そうにとっても警戒された。
「どういうわけ、なのかな?かわい子ちゃん」
「ちょっと自分を見つめ返したら、なんかやばい人になりかけてたので?『砂漠のオアシス』のみんなにはいざって時自分を止められるようにつよーくなってもらおうかなって」
キャピっと可愛子ぶって笑うとルイスさんはじーっと私を見つめて…シャードさんを見た。
シャードさんは横に首を振ってから「本来はこういう子なんだよ」と言った
どういう子なのか、私わかんなーい。
「いやあ、昨日は本当に迷惑かけてごめんなさい!これからももしかしたら迷惑かけるかもしれないので、私を叩き潰せるくらい強くなってください」
パンッと両手を顔の前で合わせて頼み込むと……ルイスさんは少し考え込んだ。
「なにか手伝ったり、とかはしなくていいんだな?」
「現状は大丈夫ですねえ、採取の人払いを頼むくらいですかね。とりあえず皆さんには2次転職をしてもらおうと思ってます。あ、マスターがスキレベあげに行ってる間は私が、全力で指輪を探しておきますので任せてください」
任せて、と胸をはると…ルイスさんはやっぱりシャードさんの方を見た。
うん、わかってるけど信用失ったなあ。
「大丈夫、今のこれは自分自身と僕たちのことしか気にしてないから。信用出来ないならそれでいいから指輪掘らせとけばいいんじゃない」
「まあ……シャードがいると殲滅速度が早いから…俺は助かるけど、いいのか?俺を手伝うってことは、かわい子ちゃんと離れて活動するってことだぞ」
「大丈夫です!昨日全身全霊でおねだりしたので、そこは了承済みです」
キリッとブイサインをしていえば、シャードさんに後ろから後頭部を鷲掴まれた。
ああ、これも久しぶりいたたたた。
「……尻に敷かれてんなあ、シャード。ま、そういうことならありがたーく手伝ってもらうわ
ルルティアも連れてくぜ。お嬢ちゃんには人避けの護衛をつけるな?」
「ハーイ。ちょっと本気で探すので、周りが見えなくなるかもしれないのでついてこれるスタミナのある人をお願いします!あと、シャードさんを貸すと水晶弾が多分不足するのでそれの作成も頼んでもいいですか?」
「オッケー、オッケー。任せときな。もうやる気十分だなかわい子ちゃん。すぐに護衛は送るから先に行っていいぜ」
「御意っ!じゃあ、シャードさん頑張ってくださいね」
許可が降りたのでサッとしゃがんでシャードさんの腕から逃れ
最後にぎゅっと抱きついてすりすりと補充をしてから投げキッスを飛ばして部屋を出る。
さあ、本気で女神の指輪を集めるぞ!!!!!
「えーっと、よろしく?」
「よろしくお願いします!」
護衛に来てくれたのはヤシロさんだった。
いつもルルティアさんの護衛をやってくれていた彼はまさに護衛の適任だろう。
「一応この祝福の花っていう幸運をあげるアイテムが30分効果時間があるので、30分ぶっ通しで走り回って採取をします。もし休憩とか何かありましたら花の効果が切れて更新する時に言ってください。
敵は基本自分で倒しますがもしヤシロさんの方が早く倒せそうならお願いします」
ベラベラと喋っていくと、ヤシロさんは警戒をしながらも頷いた。
うん、ヤシロさんにも警戒されちゃったかと、しょんぼりしながらーーーー
「『集中』『炸裂弾』『お宝の気配』『幸運の導き』ーーーーー行きます!」
祝福の花を握りつぶして駆け出す。
『バン!』
ぽぽぽぽぽ
『バン』
ぽぽぽぽぽ
『バン』
ぽぽぽぽぽ
走りながら視界に入った幸運ポイントに通常射撃をどんどん打ち込み…結果は見ない。見なくても入るからだ
洗脳されかけたけれど、信頼は失ったけれど………その代わりに得た報酬は大きい。
感知830超えは、このレベル帯では破格の性能だ。
私は1箇所数秒のサイクルで………それからヤシロさんがストップをかけるまで走り続けた。




