3『嫁さん異常だって』
「『地雷設置』」
地雷は敵の動きを抑制し、動きの制限をさせつつワンチャン踏んでダメージ負ったらいいな程度のものだったけれど……床に置かれるとすっと透明になったけれど私には見える?わかるその様子をじっと感じる。
サイズは開いた手のひらより大きいくらい。設置射程は狭い。私の手を伸ばした程度の床範囲だ。
中央に握りこぶしくらいの押せそうなスイッチのようなものがあり、それを押し込んだら爆発する。
それ以外の部位は触れても爆発しないのが、何となくわかった。多分私のスキルだから、安全な部分とかが何となくわかるんだろう。
でも一応念の為に少し距離を取って、地雷の外装部を通常攻撃で撃ってみる。
すると地雷は爆発せず、撃たれた反動で吹っ飛んで位置を変えた。
「スイッチ以外の部位は相当衝撃に強いな…」
普通の地雷ならば銃で爆発するような気がするけれどやっぱり物理法則がおかしいからだろうか?
でもとりあえず銃で側面を撃っても爆発しないのはわかった。
と、なればだ。
ニヤリと笑って……「『地雷設置』」地雷を出すと、サッカーボールのように蹴り上げて宙に浮かせて…『パワーショット』で外装部を撃ち遠くに吹っ飛ばして…通常弾でスイッチを押すように撃ち抜く。
すごい勢いでくるくる回転しながら飛ぶ地雷に当てるのは少しコツが必要だったけれど問題なく出来た。まあシャリアにやった攻撃の応用版ですね。
「おー」
結果
遠心力?の影響もありすごい勢いで移動していた地雷は、飛んでいた方向に向かって大きく爆発した。
私の方にも少し爆発は広がったけれど、本来の範囲から考えるととても小範囲だ。
扇状中範囲と見た感じか。弾丸と違って爆発なので被弾数も大きく……その爆発は地面にもあたりそこかしこで採掘も発動して……範囲内にいたモンスターが一気にこちらに向かってきた。
「いいね、直線で来てくれるのは好都合だよっ『トリプルショット』」
それらの中央にトリプルショットを打ち込むのは…地雷と言うひと手間入れても、お釣りが出るくらい美味しい数が狩れた。
「というか地雷で採掘も出来るんだ。こっちの方が採掘効率も高いのかなあ?」
地雷の新しい可能性を見出しウキウキしながら次の検証を始める。
「……やっぱお前の嫁さん異常だって」
「なんだよあの動き…」
ちょっと前から私の動きを見ていた外野のことは、とりあえずまだしばらく無視しよう。シャードさんに止められるまでは好き放題検証してよーっと。
でもこれ対人でやられたらすごくうっとおしそうだね。
見えない地雷、相手より正確にスイッチに当てないとこちらから爆発させることも出来ない……。感知盛りの人だと効果は薄いかもしれないけれどそれ以外には有効そうだ。
とりあえず動きのひとつの候補には入れとこう。
自分がやる方でも、相手にやられる方でも。
「とりあえず地雷のレベルを優先してあげないとなー…」
ここまで使い勝手がいいとは思わなかった。
ひと手間入れれば手榴弾みたいな使い方ができるなんて。
やっぱり自己研磨や分析は大事だね。
ワルスタはここまで自由度の高いゲームではなかったけれど…実体験すると出来ることが無限に膨らんでいく、それこそ銃を撃って敵を倒したりするリアルタイムバトルなFPSゲームよりも。
ならばFPSの経験と、柔軟な知識を当てて…戦闘センスを高めて行くだけだ。




