2『範囲は拡げられない』
普段の私はここで採掘を中心に動いている。戦闘はあくまでおまけ程度。
破片が欲しかったから、その方が都合がいいからだ。
だが…今は憂さ晴らしをしたい。。
それに今後はちょっと上の階で経験値を稼ぎに行く予定なので…今のうちにこの身体で出来る戦闘状態を…きっちり把握しときたい。
「『集中』『炸裂弾』『採掘』『幸運の導き』『幸運採取』」
スっと息を吸って……両腕でしっかりと銃を抱え込む。
「『ダブルショット』」
敵が数体いるとこに撃ち込んで、空間を開けると片手で銃を持って『魔除の松明』をクナイを投擲する要領で床に刺すように投げる。
すると、松明は床に綺麗にぶっ刺さった。
効果が出るのを確認して、走り撃ちながら松明を刺していき…足元にいた1体の敵を蹴り飛ばして射線に入れて『シューティングスター』を撃ち込む。
…うん、ターゲット数の6対フルで倒せたけれど…一体を増やすために足を止めるのは効率が少し悪いな。ひとつの手段としての選択肢とするならばありだけど常時ならば今ひとつだ。
『トリプルショット』は『炸裂弾』の効果で範囲スキルと化しているけれど実際使ってみるとその範囲はとても狭い。そして基本的に直線範囲なので、上手いこと敵を直線上に並べないといけない。
『シューティングスター』は円形中範囲
『トリプルショット』x『炸裂弾』は射程内での直線極小範囲
上手いこと毎回数体にクリティカルヒットさせて狩れるようにしているけれど……松明をぶっ刺しまくっても、あの人魚たちがいたみちみちに溢れかえったフィールドを体感したあとだと物足りなく感じる。
「範囲は拡げられない…蹴って範囲に入れられるのはせいぜい数体…『トリプルショット』」
シャードさんの『バインド』みたいな…いやあれは動きを止めるだけか。引き寄せられたら便利だけど…あれ、引き寄せられるのかな?
疑問を覚えつつも、走り回りながら敵を倒していく。
走り続けて壁に当たると、ふわりとジャンプして壁を蹴って別の方向へとまた掛け出す。
その時だった。
無理に射程に収めたせいで『トリプルショット』が掠った敵が…ダメージを受けたことにより興奮状態になり、何もしない時よりも早いスピードでこちらに向かってきたのだ。
「……手負いは、ただの索敵よりも早く動くのか…」
それをきっちり仕留めながら……使えるかもしれないと考え込む。
敵が散って、上手く射程に入れられないのなら敵に集まってきてもらえばいいのだ。
狩りきれないならばだいぶ問題だけど…狩り切れるならば、効率は非常に上がる。
火力はいらない。ある程度の射程とターゲット数があるスキルは…
現在の所持攻撃スキル
ショットレベル1
ダブルショットレベル10
パワーショットレベル1
炸裂弾レベル10
集中レベル10
アンチアタックレベル10
トリプルアタックレベル10
地雷設置レベル6
シューティングスターレベル10
……地雷一択だな。




