2-5 閑話休題
異世界と行き来するようになってから、日本でのタクシーの仕事にも思わぬ変化があった。
最近、外国人からの予約が増えているのだ。
きっかけは数か月前、新宿のホテルから羽田空港まで乗せたアメリカ人の夫婦だった。乗車した際に英語で話しかけられ、そのまま応対しているうちに随分と気に入ってもらえたらしく、降りる際には名刺を求められた。
その夫婦が知人に俺を紹介してくれたようで、数日後には別の外国人から予約が入り、さらにその客が友人を紹介してくれるという具合に、少しずつ依頼が増えていった。
もちろん、英語を話せるタクシー運転手自体は珍しくない。外国人観光客を専門に扱う会社もあるし、観光案内までこなせる運転手だっているのだが、俺の場合は少々事情が違う。
英語だけでなく、フランス語でもドイツ語でも、中国語でも韓国語でも、相手が何語で話しかけてこようと普通に会話ができてしまうのである。
すべては【天神地祇】で取得した《語学理解》のおかげだ。もともとは異世界の住人と会話するために習得したスキルだったのだが、まさか日本での仕事にこれほど役立つとは思わなかった。
先日など、フランス人の客に母国語で応対したところ、最初は驚かれたものの、すぐに打ち解けてしまい、目的地に到着するまでずっと会話が続いた。
さらに面白かったのは、到着して料金を支払ったあと、その客がドイツ人の友人に電話をかけ、俺に代わってほしいと言い出したことだ。
車はすでに停めていたので、何事かと思いながら電話を受け取ると、今度はドイツ語で観光について質問された。俺が知っている範囲で答えてやると、電話の向こうで何やら騒いでいたが、どうやら本当にドイツ語も通じたことに驚いていたらしい。
その結果、翌週にはその友人からも予約が入ったのだから、何が仕事につながるか分からないものである。
そんなことを繰り返すうちに、予約の際に「友人から紹介された」と言われる機会も増え、最近では初めて乗せる客から何か国語話せるのかと尋ねられることもあった。
もっとも、その質問だけは答えに困る。自分でも何か国語話せるのか分からないのだから、仕方がない。
今日も朝から外国人の予約客を羽田空港まで送り届け、都心へ戻ってきたところで、次の予約時間が近づいていた。
迎車場所は新宿のホテルで、目的地は東京駅の丸の内側。予約したのは日本人らしい名前の男性で、電話ではずいぶん丁寧な話し方をしていたが、指定された時間に迎えに来てほしいという以外、特に変わった依頼はなかった。
ホテルに到着したのは約束の五分前で、車寄せの指定された場所に停めて予約内容を確認していると、ほどなくして入口から一人の男性が出てきた。
白い服を着た長髪の男だった。若いようにも見えるし、それなりに年を取っているようにも見える、妙に年齢の判断がつかない顔立ちをしている。
その姿を見た瞬間、どこかで会ったような気がしたが、仕事柄いろいろな客を乗せているし、似たような顔の人間などいくらでもいる。そう思い直しているうちに、男は迷うことなくこちらへ歩いてきた。
「予約した者ですが、こちらのタクシーで間違いありませんか?」
「はい。お名前を確認させていただいてもよろしいでしょうか」
男が名乗った名前は予約内容と一致していたので、後部座席のドアを開けて乗車を案内した。
「東京駅の丸の内側までですね?」
「はい。よろしくお願いします」
「かしこまりました」
ドアを閉めて運転席へ戻り、シートベルトを締めて発進の準備をしていると、後部座席から声がかかった。
「お久しぶりですね、タケシさん」
「……はい?」
バックミラーに目を向けると、男はにこやかにこちらを見ていた。
「以前、一度お会いしています」
「そうでしたか。すみません、ちょっと思い出せなくて……」
「いえ、あのときとは場所も違いますから。真っ白なところでお話ししたのですが」
その言葉を聞いた途端、記憶の中にあった顔と、ミラーに映る男の顔が重なった。
逆走車が突っ込んできた直後、壁と床の境目も分からない場所で頭を下げていた、年齢不詳の長髪の男。
「……神様?」
「はい。覚えていてくださったんですね」
「いや、ちょっと待って。本当に、あのときの神様?」
「お久しぶりです。お元気そうで何よりです」
俺は思わず後ろを振り返り、男の顔を確かめた。向こうは嬉しそうにしているが、こちらはホテルの車寄せで神様と再会するなど想像もしていなかったので、何から聞けばいいのかも分からない。
「何で普通に俺のタクシーに乗ってるんですか」
「一度お会いしたかったので、予約を入れました。お仕事の邪魔にならないようにと思ったのですが」
「いや、予約してくれたのはいいんですけど……」
言いかけたところで、ホテルの入口から次の車が入ってきた。ここで話し込んでいても仕方がないので、俺は前へ向き直り、一度大きく息を吐いてから周囲の安全を確認した。
「とりあえず出発しますよ。東京駅まででいいんですよね?」
「はい。お願いします」
神様は普通の客と同じように頷き、俺もひとまず仕事に戻ることにして、車寄せから一般道へと出た。
見慣れた新宿の街を走っているうちに少し落ち着いてきたが、ミラーに映る白い服を見るたび、どうにも妙な気分になる。
「それにしても、どうしてまた地球へ来たんですか?」
「休暇が取れたので、観光に来ました。今回は前回の経験を踏まえて、公共交通機関を利用することにしたんです」
「前回もそうしてくれてたら、俺も事故に遭わずに済んだんですけどね」
「ええ、それは本当に……」
神様の声が小さくなったので、俺はそこまで言ってから話を変えた。今さら車内であの事故を蒸し返したところで、せっかくの再会が気まずくなるだけだ。
「今日は東京駅を見に行くんですか?」
「はい。地球の建築物には興味がありまして、いろいろ見て回ろうと思っています」
「神様でも、建物を見て面白いと思うんですね」
「もちろんです。世界によって使う材料も技術も違いますし、同じ場所でも時代が変われば、まったく違う街並みになりますから」
「なるほど。そういう楽しみ方もあるんですね」
俺にとっては毎日のように走っている街だが、この神様には珍しいものばかりなのだろう。実際、話しながらも窓の外に目を向けていて、ビルの間から見えた古い建物や、道沿いの店を興味深そうに眺めていた。
「ところで、タケシさん。最近はお仕事も順調なようですね」
「ええ、おかげさまで。……どうして知ってるんです?」
「あなたのことが気になっていたので、時々様子を見ていたんです。【天神地祇】で得たスキルが、こちらの仕事にも役立っているようで、何よりです」
「見てたって、どのくらいですか?」
「仕事や、異世界での活動を少し。必要以上に私生活を覗いたりはしていませんよ」
そう言われても、神様のいう必要の範囲が分からないので、安心していいものか迷ってしまう。ただ、そこを詳しく聞き始めると話が進まなくなりそうだったので、ひとまず本人の言葉を信じることにした。
「まあ、《語学理解》にはずいぶん助けられてますよ。客に合わせて話せるだけで、こんなに喜んでもらえるとは思いませんでした」
「慣れない土地で、自分の言葉が通じる相手に会えるのは嬉しいでしょうね」
「それは分かります。俺も初めて異世界へ行ったとき、言葉が通じなかったら相当困ったでしょうから」
あのときは街へ入るにも、宿を探すにも、まず誰かに聞かなければならなかった。看板が読めて、相手の説明も理解できたから動けたのであって、言葉が分からなければ冒険者ギルドに登録するまでにも苦労したはずだ。
今の外国人客も、多少は似たような気持ちなのかもしれない。行き先を伝えるだけでなく、途中で気になったものについて聞けるし、困ったことがあれば相談もできる。それが次の予約につながっているのなら、ありがたい話だった。
「ただ、何か国語話せるのかって聞かれると困るんですよね。自分でも分からないので」
「《語学理解》は、一つずつ言語を覚える能力ではありませんからね」
「ええ。だからといって、全部通じますなんて言ったら、何を言ってるんだと思われるでしょうし」
神様は少し考えてから、ミラー越しにこちらを見た。
「では、いろいろ話せます、とだけ答えておけばよいのでは?」
「……結局、それが一番無難ですね」
俺が笑うと、神様もつられて笑った。最初に会ったときは事故の直後で、落ち着いて話す余裕などなかったが、こうして客として乗せてみると、案外気さくな相手なのかもしれない。
「異世界のほうはいかがですか。こちらのお仕事と両立するのは大変でしょう」
「忙しいですけど、何とかやってますよ。今は向こうで知り合った二人と一緒に暮らしてましてね」
「エレオノーラさんと、セラフィナさんですね」
俺が頷くと、神様は窓の外から目を戻し、それまでより少し静かな声で続けた。
「お二人のことも気になっていました。その後、治療は進んでいるのですか?」
「ええ。エレオノーラは何度も形成外科に通って、まだ痕は残ってますけど、最初の頃とは見違えるくらいになりました。引きつれて動かしづらかったところも、ずいぶん楽になったみたいです」
最初に会ったときのエレオノーラは、人の視線を気にして顔を隠していた。今では屋台の前に立ち、客と話しながら注文を受け、忙しくなるとセラフィナを手伝いに調理台のほうへも回っている。
本人は以前より働きやすくなったことを喜んでいるが、こちらとしては、客に向かって自然に笑えるようになったことも嬉しかった。
「セラフィナも、つい最近、ようやく声が出せるようになったんですよ」
「声が出たのですか?」
「まだ、短い声を出すのが精いっぱいですけどね。喉を斬られた傷と火傷が両方あるので、すぐ普通に話せるわけじゃないんですが、これから少しずつ練習していく予定です」
そこまで話すと、神様の表情がほころんだ。
「それは本当によかったですね。ご本人も、さぞ嬉しかったでしょう」
「ええ。俺も嬉しくて、もう一度聞かせてくれって頼んだら、周りに止められました。まだ無理をさせちゃいけないのに、つい」
あのときのことを思い出すと、今でも少し照れくさくなる。本人より俺のほうが浮かれていたのではないかと思うが、十年も出せなかった声を目の前で聞いたのだから、落ち着いていろというほうが難しい。
「お二人とも、こちらでの生活には慣れましたか?」
「もうずいぶん慣れましたよ。最初は家の中のものを一つずつ説明してたんですけど、今じゃ二人だけで料理もしますし、テレビを見ながら笑ってることもあります」
特にセラフィナは、最初にテレビへ斬りかかって壊した張本人なのだが、今ではそんなことがあったとは思えないほど普通に見ている。神様にその話をすると、さすがに驚いた顔をしたあと、楽しそうに笑った。
「それほど違う世界へ来たのですから、最初は戸惑うでしょうね」
「俺も向こうじゃ、分からないことばかりでしたからね。お互い様ですよ」
知らないものを見つけるたびに聞かれていた頃は説明も大変だったが、今となっては懐かしい。最近は俺が帰る頃に夕飯の支度が進んでいることもあり、家へ入った途端に料理の匂いがすると、仕事が終わったことをようやく実感する。
「ただ、治療費は結構かかります。二人とも保険が使えませんから、こっちでも向こうでも頑張って稼いでるんです」
「屋台の商売も続けているのですね」
「ええ。今はカレーと揚げたてのカレーパンを売ってます。二人に任せられるようになったので、俺が日本で仕事をしている日も店を開けられますし」
「それなら、ずっと付き添っていなくてもよいのですね」
「最初の頃はそうもいかなかったですけど、今では俺がいないほうが手際がいいくらいですよ」
注文を聞くエレオノーラと、調理を進めるセラフィナの間に不用意に入ると、かえって邪魔になることもある。俺が何か手伝おうとする前に必要なものが渡されているので、最近は二人の邪魔をしない仕事を探すのも、俺の役目になっていた。
「お休みは取れていますか?」
「取ってますよ。こっちの仕事もありますし、身体が持たなくなるまで働くわけにはいきませんから」
「それなら安心しました。休暇は大切です」
休暇を取って地球へ来ている本人が言うのだから、そこは実感がこもっている。俺も頷きながら車線を確認し、流れに合わせて車を進めた。
「そういえば、神様は俺が異世界で何をするか、最初から分かってたんですか?」
「いいえ。能力を差し上げたのは私ですが、それをどう使うかはあなた次第ですから。ここまでいろいろなことをされるとは思っていませんでした」
「俺もですよ。まさか異世界でカレー屋台を始めるとは思ってませんでしたから」
「カレーは美味しそうですね。屋台の様子を見たとき、少し気になりました」
「神様も食べるんですか?」
「食べられますよ。食事をしなくても困りませんが、美味しいものを食べるのは好きです」
「それなら今度、うちの屋台に来てくださいよ。ちょうど揚がったところなら、カレーパンも食べられますから」
「よろしいのですか?」
「普通のお客さんとして来てくれるなら大歓迎ですよ。二人にも会ってやってください」
神様は嬉しそうに頷いたが、この男が屋台に現れたところで、エレオノーラとセラフィナが正体に気づくとは思えない。俺が説明するまでは、少し変わった服装の客として、いつもどおり注文を聞くのだろう。
そう考えると、その場に居合わせてみたくなった。もっとも、俺がいない日に来られたら、あとから聞いて驚くことになりそうだ。
そんな話をしているうちに、東京駅の赤レンガ駅舎が見えてきた。
「もうすぐ到着しますよ。東京駅のあとは、どこか行く予定なんですか?」
「まだ決めていません。せっかくですから、少し歩いてみようかと思っています」
「それなら丸の内から皇居のほうへ歩くのもいいですよ。天気もいいですし、建物を見ながら回れますから」
「それは楽しそうですね。そうしてみます」
神様はすでに窓の向こうの駅舎に目を奪われているようで、車が近づくにつれて、少し身を乗り出すようにして眺めていた。
俺は丸の内側の降車できる場所へ車を停め、メーターを確認して料金を伝えた。すると神様は財布を取り出し、ごく普通に日本円を差し出してきた。
「こちらでお願いします」
「ありがとうございます。……ちゃんと日本のお金を持ってるんですね」
「ええ。買い物もしたいですし、今回は出かける前に調べてきました」
何となく、料金の支払いも神様らしい方法で済ませるのかと思っていたので、財布から紙幣が出てきたことが妙に面白かった。もちろん、こちらとしては普通に払ってもらうのが一番ありがたい。
釣り銭と領収書を渡してドアを開けると、神様は降りる途中で駅舎を見上げ、そのまましばらく動きを止めた。
「これは……実際に見ると、また違いますね」
「夜になるとライトアップされて、雰囲気も変わりますよ」
「そうですか。では、夜にも来てみましょう」
俺も車を降りて声をかけると、神様は駅舎を眺めたまま嬉しそうに答えた。それから歩道側へ移り、こちらを振り返ったのだが、その顔には少し迷うような表情が浮かんでいた。
「タケシさん。一つ、お聞きしてもよろしいでしょうか」
「何ですか?」
「以前の事故のことですが……今でも、私を恨んでいますか?」
観光の話から急に変わったので、俺はすぐには答えられず、目の前の神様を見た。
わざわざ俺のタクシーを予約したのは、近況を聞くだけでなく、このことを確かめたかったからなのだろう。車内では楽しそうに話していたが、本人の中では、あの事故がまだ終わっていなかったらしい。
「そうですねえ……最初は、何してくれるんだと思いましたよ」
当然だ。普通に仕事をしていたところへ逆走車が突っ込んできて、気がついたら真っ白な場所で神様に謝られていたのだから、納得できるはずもなかった。
ただ、今も同じ気持ちかと聞かれると、それは違う。
「でも、今は恨んでませんね」
そう答えると、神様がこちらの顔を見直した。
「本当ですか?」
「ええ。事故に遭ってよかったとまでは言いませんけど、そのあとにあったことまで嫌だったわけじゃないですから」
異世界で冒険者になり、ミレーユと知り合い、エレオノーラとセラフィナを日本へ連れてきた。貴族の陰謀に巻き込まれたときは、もう勘弁してほしいと思ったものだが、それでも二人に出会わなければよかったとは思わない。
家に帰れば誰かがいて、今日あったことを話してくれる。屋台で売れた数を聞いたり、次の診察の予定を確認したり、ときにはどうでもいいことで笑い合ったりする、そんな毎日が今の俺にはある。
「大変なこともありますけど、楽しくやってますよ。二人の治療も進んでますし、家に帰るのも楽しみですから」
「……そうですか」
「異世界で冒険者をやって、屋台を始めて、日本ではタクシーの仕事を続けてるんですから、我ながら変な人生になったもんですけどね」
笑いながら言うと、神様の口元にもようやく笑みが戻った。
「ですが、ご自分の暮らしを気に入っていらっしゃるのですね」
「ええ。おかげさまで」
口にしてから少し照れくさくなったが、神様はその言葉を聞いて、肩の力が抜けたような顔をした。
「今回こちらへ来たら、一度あなたにお会いしたかったんです。どのように暮らしているかを見ることはできても、あなたがどう思っているかまでは、聞かなければ分かりませんから」
「それで俺を予約したんですね」
「はい。今のお話を聞いて、安心しました」
それなら、乗せた甲斐があったというものだ。俺も最初は驚いたが、あのときとは違う形で会って話せたことを、今ではよかったと思っていた。
「また移動で困ったら連絡してください。予約が入ってなければ迎えに行きますから」
「ありがとうございます。屋台のほうへ伺うときも、ご連絡しますね」
「ええ。二人に話しておきますよ」
神様は穏やかに頷くと、もう一度駅舎を見上げてから、人の流れに交じって歩いていった。
俺はその後ろ姿を見送って運転席へ戻ったが、さっきまで神様が座っていた後部座席をミラー越しに見ると、まだ少し不思議な気分だった。
最初に会ったときは、逆走車に突っ込まれた被害者と、その事故を起こした相手だった。それが今日は、東京駅まで客を送るという、いつもの仕事の中で再会したのだから、こんなこともあるものだ。
停車したままスマホに届いていた予約の問い合わせを確認すると、銀座のホテルから羽田空港まで、フランス人の夫婦を送ってほしいという依頼が入っていた。
希望の時間なら間に合いそうだったので、迎えに行けると返信し、予約内容を確認してからナビにホテルの場所を設定する。
今日はまだ仕事が残っているし、帰ったら二人にも神様と再会したことを話してやろう。普通にホテルから出てきて、東京駅までタクシーに乗っていったと説明したら、どんな顔をするだろうか。
異世界から日本へ来て、テレビや冷蔵庫にも慣れてしまった二人だが、さすがに神様を乗せたと言えば驚いてくれると思う。夕飯を食べながら話すことを考えると、早く帰りたくなったが、その前に次の客を迎えなければならない。
スマホを置いて周囲を確認し、俺は車を発進させた。
次に乗せるのは、フランス人の夫婦だ。母国語で挨拶したら、また驚いてくれるだろうか。そんなことを楽しみにしながら、見慣れた東京の街を銀座へ向かって走っていった。




