表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【休載中】天罰のメソッド〜処刑天使。ひきこもりの少年に恋をする〜  作者: 結乃拓也
第二部 【 紫惑の懺悔編 】
131/234

第122話 『 深海 』

さぁ、ここからエンディングまでノンストップ!(のつもりです)

天罰のメソッド第2部・『紫惑の懺悔編』をお楽しみあれ!!

【 sideアリシア 】


 ―― 35 ――


 暗い、海の底。そこに、アリシアの意識があった。

 もはや、天使には戻れない。

 もはや、自分は人間ですらない。

 そんな自分を、誰も好きにならない。

 そんな醜い自分に成り果ててしまったのは、誰でもなく、自分が招いた因果だった。


 ――もう、何も知りたくない。


 彼の気持ちを知ろうとすれば、また自分が傷つく気がした。もう、傷つくのはこりごりだった。


 ――もう、何も聞きたくない。


 耳を傾ければ、誰かがアリシアを糾弾しているような気がした。もう、非難を受けるのは嫌だった。


 ――もう、何もしたくない。


 頑張った分だけ傷が増えるならば、頑張らなければいい。そうすれば、痛みなど味わう必要はないから。 


 ――誰か、助けて。


 この絶望していく心を、誰か救って欲しかった。苦しくて、痛くて、泣きたい感情に、終止符を打ってほしかった。


 ――全部、捨てたのは私だ。


 彼ならば、救ってくれた気がした。

 それを否定したのは、自分ではないか。

 やっぱり、自分は救われなくていい。そう思ってしまった。

 このまま苦しみから目を背き続ければ、いつか楽になるんじゃないか。そう思った。この先の見えない絶望にも、慣れる時が来るんじゃないか。

 アリシアにはもう、救いの手を伸ばすのすら疲れてしまった。

 落ちていく。沈んでいく。暗い海の底へ。

 そこには、明かりはない。独りでどんどん深く落ちていって。そして、最後は藻屑となって消えよう。

 そうやって、また顔を埋めた直後だった。


「いつまで顔埋くめてるのよ、バカ天使」


 乱暴に開かれた扉。そこから眩いほどの差し込まれる光と共に、汗まみれの友達が睨んできた――。


 ―― Fin ――



この更新から頻度がでえれぇことになりそうで作者ガクブルっす

『いいね、ブクマ、感想』などなど絶賛募集中でごーるッ!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ