彼女はアンドロイド
ツカサはアンドロイドなのでした。またこの時代のアンドロイドは人間と結婚したりするのですが、だいたい離婚してしまうことが大多数でした。
ツカサと名乗る少女は触るとすぐに消えてしまいそうな儚い雰囲気を纏っており、何も考えてなさそうに見える眼は現実をありのまま写すガラスのように感じとれた。目尻が垂れていてまつ毛が長くまるで人形のようにも思えるほどの美貌であった。
言葉を発する事さえ忘れるほど少女に見惚れていた。
しかし俺はすぐに冷静さを取り戻しこの違和感だらけの状況に疑問を呈した。
「か、彼女?ほんとに?俺には彼女なんていないしてかできたことないし!まさか大学のやつらがこんな可愛い子を使ってドッキリかましてきたのか?許せねぇ。」
そうは言っても緊張しまくっていておかしな事を口走ってしまった。おまけに顔に熱が集まるのを自覚するほど赤面していた。
「ドッキリじゃありませんよ。本気であなたの彼女ですよカヅキ。これからよろしくお願いします。カヅキ、体調が優れないのですか?」
赤面がバレていたことに恥ずかしさを感じつつも続けて質問した。
「どうして?俺の彼女になったんだ君は?」
「私はカヅキが毎日買い物してるエブリデイハッピースーパーの入店100人目を記念して贈られる景品です。」
全く予想できない返答をされ正直理解できなかった。
驚きすぎて逆に冷静になれ、この少女こそ誰かの罰ゲームに嵌められているのかもしれないと疑った。
俺が衝撃を受けすぎて返答に困っていることに気づいたのか少女が言葉を続けた。
「私はアンドロイドなのです。ですから、カヅキが心配してくれてるようなことを気にしてくれる必要はないですよ。」
俺は2度目の衝撃発言にパニックになりかけたが、ふとさっきの課題で読まされた資料のことを思い出した。自分とは全く関わりのない世界だと思っていたことがこんなにも身近に感じられる時が来るなんて少し感動の念が産まれた。
他にも最近ニュースで人間とアンドロイドの結婚だとか何とかって報道されていたことを思い出した。
そんな時ツカサは少し頬を赤らめ意気揚々と言葉を発した。
「確かに私はアンドロイドです。でもカヅキを世界一幸せな人にしてみせます。」
なんだか言われたこっちも恥ずかしくなり再び赤面してしまいそうな予感がしたのでとりあえずエブリデイハッピースーパーの店長、おそらくツカサの持ち主である人に話を聞きに行こうと決心した。
今更ですけど200年後設定にしたのはやりすぎました。
せめて100年後とかにすれば良かったと後悔してます。




