表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『俺だけドロップ率∞のバグスキル持ちだった ~底辺探索者のダンジョン配信が、いつの間にか世界最強チャンネルになっていた~』  作者: やまご


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

45/94

第45話 交差する干渉と、守るだけじゃない覚悟

「……また来るって言ったでしょ」


夜。


都市外縁。


人気のない区域。


風だけが吹く。


「来ましたね」


俺は呟く。


その瞬間――


空間が歪む。


「ほんと、逃げないね」


ヴァイス。


現れる。


余裕の笑み。


コメント欄(配信ON)。


「来た」

「リベンジ」

「幹部戦」


アリアが即座に前に出る。


「……今回は」


低い声。


「終わらせる」


完全戦闘モード。


だが――


その手は。


俺の指を掴んでいる。


強く。


離さない。


コメント欄。


「守護モード継続」

「でも今回は違う」


ヴァイスが笑う。


「いいね」


「その距離」


ちらっと見る。


「弱点にもなる」


挑発。


その瞬間。


アリアの手がさらに強くなる。


「……なら」


一歩踏み出す。


「崩してみなさい」


一切揺れない。


コメント欄。


「強い」

「完全体」


ヴァイスが肩をすくめる。


「じゃあ遠慮なく」


次の瞬間。


消える。


速い。


俺も動く。


だが――


「遅い」


背後。


ヴァイスの声。


「っ!」


俺が振り向く前に――


アリアが動く。


ザンッ!!


攻撃を弾く。


そのまま。


俺を引き寄せる。


ドン。


密着。


完全防御。


「……触らせない」


低い声。


怒り。


ヴァイスが笑う。


「いいね」


「でもさ」


指を鳴らす。


空間が歪む。


「干渉は一方向じゃない」


その瞬間――


視界が揺れる。


俺とアリアの位置がズレる。


「……!」


距離が一瞬だけ離れる。


コメント欄。


「分断された!」

「やばい」


ヴァイスが踏み込む。


「ここだ」


一直線。


俺へ。


だが――


「行かせない」


アリアが瞬時に間に入る。


ザンッ!!


衝突。


火花。


そのまま――


再び。


ぐいっ。


引き寄せる。


完全密着。


「……離れないでって言ったでしょ」


怒っている。


だが。


声が少し震えている。


俺は言う。


「離れてません」


その瞬間。


アリアが一瞬止まる。


そして。


ほんの少しだけ。


安心する。


「……そう」


コメント欄。


「守った」

「強い関係」



ヴァイスが笑う。


「面白いね」


「でも」


一歩引く。


「それじゃ勝てない」


その瞬間。


気配が変わる。


圧。


増す。


「……これが本気か」


俺が呟く。


ヴァイスが答える。


「“位相侵食”」


その能力。


触れなくても干渉可能。


空間ごとズラす。


コメント欄。


「チート対チート」

「やばい」


アリアが言う。


「……対応する」


俺を見る。


「合わせて」


俺は頷く。


「はい」


その瞬間。


手を握る。


強く。


目を閉じる。


呼吸。


合わせる。


「……今だ」


同時に動く。


ヴァイスが笑う。


「来るね」


空間を歪める。


だが――


俺が踏み込む。


手を伸ばす。


「届く」


存在干渉。


強制的に位相を合わせる。


ヴァイスの目がわずかに開く。


「……なるほど」


その瞬間。


完全に同じ層へ。


「今!」


アリアの声。


ザンッ!!


命中。


初めて。


ヴァイスに深く入る。


コメント欄。


「通った!」

「逆転!」


ヴァイスが後退する。


血。


流れる。


だが――


笑っている。


「いいね」


「それだよ」


完全に楽しんでいる。


その瞬間。


さらに圧が上がる。


「じゃあ」


「こっちも上げる」


次の段階。


空間が崩れる。


視界が歪む。


「……っ!」


俺の体が重くなる。


存在干渉。


負荷が増大。


「くっ……!」


膝が揺れる。


その瞬間。


アリアが支える。


「無理しないで」


小さく。


だが。


強く。


俺は言う。


「……まだいけます」


そのとき。


アリアが一瞬だけ迷う。


そして――


決める。


「……一緒にやる」


守るだけじゃない。


共に戦う。


その目。


完全に決まっている。


コメント欄。


「覚悟」

「進化」


手を握る。


強く。


「離れないで」


今度は。


“支え合う”意味。


俺は答える。


「はい」


その瞬間。


感覚が繋がる。


さらに深く。


「……見える」


俺が呟く。


ヴァイスの動き。


完全に。


「行くわよ!」


アリアの声。


同時に踏み込む。


ヴァイスが笑う。


「それでこそ」


衝突。


ザンッ!!


ザンッ!!


空間が裂ける。


干渉と干渉のぶつかり合い。


そして――


「終わり!!」


ザンッ!!!



命中。



ヴァイスの体が崩れる。


膝をつく。


「……はは」


小さく笑う。


「いいね」


顔を上げる。


「完全に上だ」


認める。


そのまま。


立ち上がる。


「今日はここまで」


撤退。


だが――


笑っている。


「次はもっと楽しもう」


消える。



静寂。


俺は息を吐く。


「……強かったですね」


アリアが言う。


「ええ」


そして。


手を握る。


優しく。


だが。


しっかりと。


「……でも」


少しだけ目を細める。


「もう負けない」


確信。


俺は笑う。


「はい」



戦いは続く。


だが――


関係も。


力も。


確実に。


一段上へ進んでいた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ