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『俺だけドロップ率∞のバグスキル持ちだった ~底辺探索者のダンジョン配信が、いつの間にか世界最強チャンネルになっていた~』  作者: やまご


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第44話 街中の襲撃と、守るための距離

「……完全に来てるわね」


街中。


夕方。


人混み。


だが――


空気が違う。


「分かります?」


俺が小声で聞く。


アリアは即答。


「気配が多すぎる」


そして。


ぐいっ。


腕を引く。


ドン。


密着。


人混みの中。


完全に寄せる。


コメント欄(配信ON)。


「距離どうなってる」

「でも今回は違う」


「……さすがに近くないですか?」


俺が言う。


アリアは低く答える。


「黙って」


一言。


その声。


完全に戦闘モード。


コメント欄。


「ガチ」

「来るぞ」


その瞬間――


「……いた」


背後。


低い声。


振り向く。


三人。


黒い装備。


仮面。


黒環。


「ターゲット確認」


即座に動く。


速い。


一般人には見えないレベル。


だが――


アリアが先に動く。


「下がって」


俺を引き寄せる。


完全に背後へ。


そのまま――


ザンッ!!


一撃。


一人撃破。


コメント欄。


「速すぎ」

「護衛モード」


残り二人。


同時に突っ込む。


だが――


「無駄よ」


アリア。


完全に読んでいる。


ザンッ!!


ザンッ!!


二人撃破。


一瞬。


静寂。


コメント欄。


「終わった」

「強すぎ」


俺は苦笑する。


「……仕事早いですね」


アリアは振り向かない。


「当然」


そのまま。


手を取る。


強く。


「離れないで」


今までより。


明確に。


命令。


俺は頷く。


「はい」



だが――


それで終わらない。


上。


ビル屋上。


気配。


「……まだいる」


アリアが呟く。


次の瞬間。


銃声。


バンッ!!


「っ!」


アリアが即座に動く。


俺を抱き寄せる。


完全に。


身体で覆う。


「……!」


衝撃。


だが――


弾は逸れる。


コメント欄。


「ガチで守った」

「やばい」


俺は言う。


「大丈夫ですか!?」


アリアは短く答える。


「問題ない」


だが。


腕。


少しだけ震えている。


怒り。


そのとき。


アリアが低く呟く。


「……許さない」


完全にスイッチが入る。


次の瞬間。


消える。


そして――


屋上。


一瞬で移動。


ザンッ!!


狙撃手撃破。


コメント欄。


「瞬間移動かよ」

「女王怒り」



戻ってくる。


そのまま。


俺を引き寄せる。


ドン。


密着。


さっきより強い。


「……離れないでって言ったでしょ」


低い声。


だが。


少しだけ。


震えている。


俺は言う。


「離れてませんよ」


その瞬間。


アリアが一瞬止まる。


そして。


ほんの少しだけ。


力が抜ける。


「……そう」


小さく。



そのとき。


さらに気配。


今度は――


強い。


今までと違う。


「……来る」


アリアが呟く。


目の前。


一人。


現れる。


仮面。


だが。


他とは違う。


圧。


段違い。


「……やっと会えた」


低い声。


ゆっくりと。


歩いてくる。


コメント欄。


「ボス?」

「強そう」


「黒環・幹部」


名乗る。


「コード:ヴァイス」


空気が変わる。


アリアが一歩前に出る。


「……下がって」


俺へ。


だが――


俺は言う。


「今回は」


少しだけ前へ。


「試します」


存在干渉。


ヴァイスが笑う。


「それ、知ってる」


余裕。


「だから来た」


次の瞬間。


踏み込む。


速い。


俺も動く。


手を伸ばす。


触れる。


“存在干渉”発動。


空間が揃う。


だが――


ヴァイスが笑う。


「遅い」


その瞬間。


逆に干渉される。


「……!」


視界が歪む。


体が動かない。


コメント欄。


「対抗能力!?」

「やばい」


アリアが動く。


「離れろ!!」


ザンッ!!


ヴァイスを弾く。


俺を引き寄せる。


完全に背後へ。


「……無理しないで」


低く。


だが。


明確に。


俺は息を整える。


「……すみません」


ヴァイスが笑う。


「面白いね」


一歩下がる。


「今日はここまで」


余裕。


「また来る」


宣言。


そのまま。


消える。



静寂。


街。


ざわつき。


だが――


一般人は気づかない。


俺は息を吐く。


「……やばいですね」


アリアが即答。


「危険」


そして。


手を握る。


強く。


今までで一番。


「……絶対守る」


はっきりと。


宣言。


俺は少しだけ笑う。


「頼もしいですね」


その瞬間。


アリアがちらっと見る。


「当たり前」


そして。


小さく。


「……だから」


「離れないで」


今度は。


お願い。


俺は答える。


「はい」



戦いは変わった。


モンスターではなく。


“人間”。


そして――


それは。


より危険な戦いだった。


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