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『俺だけドロップ率∞のバグスキル持ちだった ~底辺探索者のダンジョン配信が、いつの間にか世界最強チャンネルになっていた~』  作者: やまご


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第43話 世界の視線と、新たな敵の影

「……動き始めたわね」


探索者施設・会議室。


大型モニター。


映し出されるのは――


世界各国のニュース。


「Sランクダンジョン制圧」

「未知スキル“存在干渉”確認」

「単独戦力で戦局を変える存在」


コメント欄(配信アーカイブ勢)。


「もう国家案件」

「個人じゃない」


俺は苦笑する。


「……思ったより早いですね」


アリアは腕を組む。


だが。


もう片方の手は――


俺の指を軽く掴んでいる。


無意識。


「当然よ」


短く。


「これはもう“個人”の話じゃない」


そのとき。


ドアが開く。


スーツ姿の男たち。


無駄のない動き。


空気が変わる。


「……来たわね」


アリアが小さく呟く。


先頭の男が口を開く。


「初めまして」


冷静な声。


「我々は国際探索管理機構――通称“GEO”」


コメント欄。


「出た」

「国家組織」


男の視線が俺に向く。


「ユウト・カグラ様」


「あなたの力について、正式に協議したい」


完全に。


交渉。


俺は言う。


「……断ったら?」


男は微笑む。


「その場合でも、保護は必要です」


やんわり。


だが。


圧がある。


アリアが一歩前に出る。


「……必要ない」


低い声。


完全に遮る。


「この人は私が守る」


即答。


迷いなし。


コメント欄。


「女王」

「強い」


男は少しだけ目を細める。


「……理解しています」


「ですが」


一瞬。


間。


「すでに“他の組織”も動いています」


空気が冷える。


「他?」


俺が聞く。


男は答える。


「非公式組織」


「国家に属さない探索者集団」


そして――


一言。


「あなたの力を“奪う”ことを目的とした存在です」


コメント欄。


「来た」

「敵」


アリアの手が強くなる。


「……面倒なの来たわね」


俺は息を吐く。


「まあ、そうなりますよね」


そのとき。


男がデータを表示する。



組織名:黒環ブラック・リング



「彼らはすでに複数の高ランク探索者を確保しています」


「目的は一つ」


「“特異能力の収集”」


コメント欄。


「やばい」

「人体実験系」


俺は眉をひそめる。


「つまり」


「俺もターゲットってことですか」


男は頷く。


「最優先対象です」


その瞬間。


アリアが俺の手を引く。


ぐいっ。


密着。


「……触らせない」


低い声。


完全に本気。


コメント欄。


「守護モード」


俺は苦笑する。


「大丈夫ですよ」


アリアが即座に言う。


「大丈夫じゃない」


珍しく。


強く否定。


「これは今までと違う」


確信。


俺は少しだけ真面目に答える。


「……分かってます」


その瞬間。


アリアが少しだけ落ち着く。


「……ならいい」



そのとき。


別の場所。


暗い施設。


モニター。


ユウトの映像。


「……これが“存在干渉”か」


低い声。


複数の人影。


「面白い」


一人が笑う。


「解体してでも手に入れる価値がある」


別の声。


「捕獲準備は?」


「すでに配置済み」


冷たい会話。


完全に。


敵。



施設。


会議室。


男が言う。


「護衛をつけます」


アリアが即答。


「いらない」


「……危険です」


「関係ない」


完全拒否。


俺は言う。


「一応、情報だけください」


現実的に。


男は頷く。


「もちろんです」


そして。


一言。


「すでに接触は始まっています」


その瞬間――


空気が揺れる。


「……!」


アリアが反応する。


瞬時に。


俺を引き寄せる。


ドン。


密着。


完全防御。


次の瞬間。


窓が砕ける。


バンッ!!


黒い影。


侵入。


コメント欄(もし配信なら炎上確定)。


「来た」

「早すぎ」


影が立ち上がる。


仮面。


無言。


殺気。


「……」


「ターゲット確認」


低い声。


完全に敵。


アリアが言う。


「下がって」


俺の前に立つ。


だが――


俺は一歩出る。


「いや」


その瞬間。


アリアが驚く。


「……何してるの」


俺は言う。


「試します」


新スキル。


“存在干渉”。


手を伸ばす。


影へ。


触れる。


その瞬間――


空間が止まる。


「……!」


影が動けない。


位相が揃う。


そして――


ザンッ!!


一撃。


撃破。


コメント欄。


「秒殺」

「やばい」


静寂。


俺は息を吐く。


「……使えますね」


だが――


次の瞬間。


視界が揺れる。


「……っ」


力が抜ける。


アリアが支える。


「ちょっと……!」


珍しく焦る。


「大丈夫ですか!?」


俺は息を整える。


「……少し重いですね」


副作用。


明確。


コメント欄。


「制限ある」

「バランス取ってきた」


アリアが言う。


「……無理しないで」


小さく。


だが。


強く。


俺は頷く。


「はい」


その瞬間。


アリアがほんの少しだけ安心する。


そして。


手を握る。


強く。


「……絶対離れないで」


今度は。


本気の言葉。


俺は答える。


「はい」



世界が動き出した。


敵も。


味方も。


そして――


戦いは。


“人間同士”へ。


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