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『俺だけドロップ率∞のバグスキル持ちだった ~底辺探索者のダンジョン配信が、いつの間にか世界最強チャンネルになっていた~』  作者: やまご


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第21話 世界最難関と、離れない距離

「ここが……」


目の前に広がるのは。


巨大なゲート。


今まで見てきたどのダンジョンとも違う。


空気が重い。


深い。


そして――


圧倒的。


コメント欄(配信)。


「きた」

「世界最難関」

「SSランクダンジョン」


俺は思わず息を吐く。


「これ、やばいやつですよね」


隣でアリアが軽く笑う。


「今さら?」


そして。


自然に。


俺の腕に触れる。


「行くわよ」


そのまま。


軽く引く。


コメント欄。


「もう当たり前」

「距離バグ」


俺は苦笑する。


「普通にくっついてきますね」


アリアは視線を向けないまま。


「ダメ?」


短い言葉。


だが。


少しだけ。


柔らかい。


「いや、いいですけど」


その瞬間。


ほんの少しだけ。


距離が近づく。


完全に自然。


コメント欄。


「日常化」

「もう恋人」


ゲートをくぐる。


――空気が変わる。


重い。


肌にまとわりつく。


「……」


「すごいですね」


アリアが小さく呟く。


「ええ」


そして。


少しだけ。


俺の腕を握る。


今までより。


ほんの少しだけ強く。


「離れないで」


小さく。


自然に。


コメント欄。


「無意識」

「これは強い」


ダンジョン内部。


広い。


暗い。


そして。


静かすぎる。


「来るわよ」


アリアの声。


次の瞬間。


影が動く。



虚無兵ヴォイドナイト



人型。


黒い鎧。


だが中身は空洞。


コメント欄。


「初見」

「未知モンス」


動きが速い。


一瞬で距離を詰めてくる。


「っ……!」


俺が構えるより先に。


ぐいっ。


アリアが引く。


ドン。


また密着。


「動かない」


耳元。


いつもの声。


だが。


今は少しだけ真剣。


コメント欄。


「即密着」

「安心するやつ」


アリアの剣が走る。


ザンッ!!


虚無兵が崩れる。


だが。


消えない。


再生。


「……再生タイプね」


「厄介ですね」


その瞬間。


俺が踏み込む。


「なら」


ザンッ!!


討伐。


その瞬間。



ポン

ポン

ポン

ポン

ポン

ポン

ポン



コメント欄。


「7個」

「やっぱバグ」


さらに。


光。


俺は拾う。


鑑定。



ユニーク素材

「虚無核」


レア度

SS



コメント欄。


「新素材」

「やばい」


アリアが覗き込む。


近い。


かなり近い。


肩が触れる。


そのまま。


「ほんと」


「規格外ね」


そして。


少しだけ。


俺の肩に寄る。


自然に。


コメント欄。


「これが日常」

「強い」


そのとき。


ダンジョン奥から。


さらに強い圧。


「……来る」


空気が歪む。


現れる。



虚無騎士長ヴォイドロード



大型。


圧倒的な威圧感。


コメント欄。


「ボス級」

「いきなり強い」


アリアが言う。


「行くわよ」


その瞬間。


手を取る。


指。


自然に絡む。


「離れないで」


今度ははっきりと。


コメント欄。


「完全固定」


戦闘開始。


ヴォイドロードが突進。


速い。


だが。


アリアが引く。


俺を。


そのまま。


密着状態で回避。


「っ……!」


「慣れなさい」


耳元。


少しだけ笑ってる。


そのまま。


連携。


斬撃。


回避。


追撃。


完全に息が合う。


そして。


ラスト。


俺が踏み込む。


「終わり!」


ザンッ!!


討伐。



ポン

ポン

ポン

ポン

ポン

ポン

ポン

ポン

ポン

ポン



コメント欄。


「10個」

「SSでも増える」


その中。


白銀の光。


俺は拾う。


鑑定。



ユニークスキル

「存在上書き」


レア度

EX



コメント欄。


「壊れた」

「また更新」


アリアが固まる。


そして。


ゆっくりと。


俺を見る。


「……ねえ」


距離。


さらに近い。


顔。


すぐ前。


「ほんとに」


「人間?」


何回目か分からない質問。


だが。


今は。


少しだけ。


楽しそう。


俺は苦笑する。


「一応」


アリアが小さく笑う。


「そう」


そして。


そのまま。


軽く。


肩を預ける。


「……ならいい」


コメント欄。


「完全」

「もう完全」


そのとき。


ダンジョン奥。


さらに深い場所。


光が揺れる。


そして――


別の気配。


「……来る」


だが。


これは。


モンスターじゃない。


もっと。


人の気配。


そして。


聞き覚えのある声。


「やっと追いついた」


リゼ。


その目。


完全に本気。


「次は逃がさないよ」


コメント欄。


「来た」

「第2ラウンド」


アリアの手が。


ぎゅっと強くなる。


だが。


今度は。


焦りじゃない。


決意。


「……いいわ」


小さく。


「受けて立つ」


そのまま。


俺の手を引く。


「行くわよ」


今度は。


完全に自然に。


二人の距離は。


もう。


最初から。


離れない前提になっていた。


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