継いですぐ引きこもろうか。
書いたら、変な文体に?所詮ノリですから。
魔王城の片隅にある一室。薄暗い部屋の中で、パソコンを見る男が1人。
「謁見の間に2日間放置ってなんなの?」
彼はこの間、魔王をついだカルワー。ニートを諦めきれない廃人一歩手前の変態である。
「その間に魔力変換器に魔力を吸われっぱなしで背が縮んだじゃないか」
そんな事はありません。
縮んだのは寿命ですから。
「なにか、背中に悪寒が……?」
ちなみに、このつぶやきは聞こえてません。
「お菓子にジュースにヘッドホン。よし!今日も電脳世界へダイブするぞ!」
しかし、それは作者が許さなかった。
爆炎と共に壁が破壊され、炎を纏う巨大な剣を持つ、女騎士が入ってくる。
しかし、彼女も良く見れば所々薄汚れていて、こめかみには怒りマークがついていた。
「よくもカルワー!足の小指をタンスにぶつける罠なんか張ってくれたな!おかげで転げ回ってメイドさん達に踏みつけられたぞ!」
「踏まれる喜びに目覚めたか?」
「(;`皿´)目覚めるか!」
怒り狂った彼女。炎竜騎士エルミルを見ようともせずにパソコンを見続けるカルワー。
「こっちを向け!」
剣をカルワーの頭に振り下ろす。威力は先ほど壁が大破したことから判るように大変な威力だ。
「ふふふ、無駄な事を」
カルワーの後ろ姿からオーラが溢れ出した。
「ぬ?」
いつもと違うカルワーに剣を振り下ろすのを躊躇した。が、『一度動き出したらしとめるまで止まるな』と言う剣の師匠の言葉は体に刻み込まれているため、止まらない。
ザクッとカルワーの頭に剣がめり込み真っ二つに別れた。
「殺っちまった……」
エルミルの顔にはなんの感慨も浮かんではいなかった。それよりもここからどうするか……という思考に入り、とりあえずここを焼き尽くそうと剣に魔力を込める。
「何をなさってるのですか?エルミル様」
背後から声をかけられた。
「お姉ちゃん!」
背後に現れたのはエルミルに良く似た顔立ちのメイドさん。エスミル。そして、先ほど転がっている所を一番多く踏みつけていたのも彼女である。
「最近、たるんでない?踏んだとき体が硬かったわよ?」
「(-.-;)人を踏んでそんな事わかるの、お姉ちゃんだけだよ」
「カルワー様の方が踏み心地がいいわ」
そう言っていつの間にかカルワーを踏みつけている。……メイドの皮をかぶったSです。
「あら、これ偽物よ?」
しばらく踏み続けといたが、足先でつつくとそう言った。
「そういえば、さっきコントローラー持って、地下室に来いってカルワー様から連絡あったの忘れてたわ」
「地下室だな!」
後も見ずに走り去ったエルミルをにこやかに見送ると、
「そろそろ、退いてくんない?」
「嫌です」
形のいい、おみ足でグリグリと踏みつける。
「ああああ~。ってそんな趣味ないからな!」
ヌメヌメと足元から這い出るとカルワーは人間形態にトランスホームした。
ナメクジ形態では真っ二つにしたくらいでは平気なのだ。
「まったく、エスミルから炎竜騎士を継いでから、張り切りすぎだよな~。アイツは」
「真面目だけが取り得ですから」
「(¬з¬)そうか?物欲もすごかったが?」
「クスッ。個性ですよ」
「宝物庫を荒そうとするのもか?」
キモサク宰相があとから報告書にまとめてあった。
「あそこには、フィギュアなんかも置いてあるから、入らないでほしいな~」
「私の権限で売っぱらいましょうか?」
さりげなく、メイド長になているので本当に出来ます。
「やめて!今は無いものまであるんだよ。何でも言うこと聞くから!」
「それでは、キモサク宰相の所で仕事しましょうね」
「わかったから、首に縄ひっかけて引っ張らないで~」
ニコニコと笑みを浮かべながらカルワーを引きずっていく、メイドさんの日でした。
機嫌のいいメイドに連れられては行っちゃった~。(強制労働)




