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白い男vs.俺!

 白い服の男は、俺に2回もはずされたのがよっぽど気に喰わなかったのかワナワナ震えながら俺に向かって叫んだ。

「きっさま~、、これならどうだ!」

そう言い放つと今度は腕を下ろし胸を張った。


 白色の服にまた虹色の模様が浮かぶ。

 だが、今までと違い、色の流れが一定ではなく、斑な感じで渦巻いている。


 俺の戦闘員としての第六感のアラームが頭の中で一斉に鳴り響いた。

「!ヤバイ!」

 しかし、ここは砂漠の中の一本道。隠れる所も何もない。

 咄嗟に右腕で頭部を保護し、相手に対して最小の面積になるよう地面に伏せた。


 腕の隙間から覗ってみると、今度は黄色の水玉模様のような柄になりその全ての水玉ひとつひとつから白い何かが一斉に噴出した。

 まるで白いヤマアラシかウニのようだ。


 指から発射された衝撃波と違い、数が覆いため全て避けることはできないが、地面に伏せて表面積を小さくしたことと、頑丈な右腕のおかげで、数発はかすったものの致命的な打撃は免れた。分散した分、威力も薄まったようだった。


 とはいえ、このままでは、埒が明かない。

 俺は低い戦闘態勢の姿勢まで身体を持ち上げ、次の攻撃に備えた。


 平然と立ち上がった俺を見た白い服の男は、表情がヘルメットで見えないが、明らかに歯軋りをして悔しがっている。

 「エエイ!これならどうだ」

 そう叫びながら、白服の男は右腕を下から上へ、丁度アンダースローでボールを投げるような動作をした。

 すると、その腕の動きの線上の地面が目に見えない何かで削られながら俺の方に近づいてきた。それもかなりのスピードだ。


 だが俺の新しい脚は、そのスピードに負けず反応し俺を安全な方向へ逃してくれる。

 全くこの足は大したものだ。俺の右腕に勝るとも劣らない。


 しかし、白服の男は今度は左腕で同じ動きをし、再び見えない刃が俺に向かってきた。

 しかもそのスピードが上がってきている。


 俺はさっきよりも余裕が少なくなりつつ、眼に見えない衝撃波を避けた、、と思ったらすでにヤツの右手から新たな衝撃波が発射され、俺が逃げようとした場所に先回りをして襲ってきた。

 俺は間一髪、ギリギリでなんとかかわす事ができた。


 だが、かなり焦ったようで、俺の右手の中でさっき壊れたニードルガンがさらにクシャクシャになり中身のニードルが露出していた。

 もうニードルガンは完全に使えなくなった。

 もっともこのニードルガンはヤツの白いバトルスーツには全く歯が立たない。そう、ヤツのバトルスーツには。。


 その時、また新たな見えない衝撃波が地面を削りながら近づいてくる。

 俺は、それを地面の上を回転して避けながら右手に残っていたニードルを力いっぱいヤツに投げ込んだ。

 多分、ニードルガンで撃つよりスピードはあっただろう。


 ニードルガンの破片とともに、数本の銀色の筋が白い服の男に向かった。

 が、ヤツは自分のバトルスーツに絶対の信頼をおいているのか、それともニードルの軌道がずれていて自分には当たらないように見えたためか、防御も避けもせず次の衝撃波を出す作業を続けている。


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