~手塚治虫と小人たちのアニメ制作~
~手塚治虫と小人たちのアニメ製作~
小人テレビ局のさらにその奥。
そこには秘密のアニメ制作室があります。
アトランティスへの永住を決めた、丸メガネにベレー帽の漫画家は、今日も小人たちと楽しそうにアニメ作りをしているようです。
おや?今日はセル画作りに挑戦しているみたいですね。
少し覗いてみましょう。
小人
「先生! セル画完成しましたーー!」
丸メガネにベレー帽の漫画家は、小人たちが差し出したセル画を手に取りました。
「おっ、もうできたのか。どれどれ……」
しばらく眺めると、優しく笑います。
「……ちょっと小さいな(笑)」
小人たち
「あっ!」
「僕なら君たちサイズの原稿も描けるけどね。でも、大きなペンで描くのも、きっと面白い経験になるよ。」
そう言うと、人間サイズのセル画と大きなペンを小人たちの前に並べました。
小人たちは、自分たちの背丈ほどもあるペンを抱え、セル画の上を走り回ります。
「もっと右ー!」
「そこ塗ってくださーい!」
「急げ急げー!」
制作室は、まるで運動会のような大騒ぎです。
その間にも、丸メガネにベレー帽の漫画家は、
さらさら
さらさら
机の上へセル画を一枚、また一枚と重ねながら、次々に描き進めていきます。
やがて、小人たちは一枚のセル画を完成させました。
小人
「先生! アニメ完成したのー?」
丸メガネにベレー帽の漫画家は、完成したセル画を見て満足そうにうなずくと、机の上に積み重なったセル画へ目を向けました。
「これで……1分ぐらいのアニメかな。(苦笑)」
小人たち
「えええええええー?!!」
数か月後。
あの日のアニメは無事に完成したようですね。
アトランティスの子供たちの間では、「ロボットアニメ」が大流行したのでした。




