47日目~五芒星術式~
47日目~五芒星術式~
「おはよーー!朝めしだぞーー!きのうーお前ーー変になってたぞーー!」
「……おは……よう。」
「どーしーたーー!目の下クマだらけだぞーー!?」
「と、とりあえず、これ、見て、くれ。」
パソコン上に並ぶ膨大な魔素データ。
「ドワーフくんちょっとAIWatch貸して。」
「いいぞーーー!」
ポチポチ
インストール中……
■■■■■■□□□□ 62%
インストール完了。
【魔素スキャン】
「ええー?アプリ増えたーーー!」
「ちょっとその錬金釜、カメラで写してみ。」
「なんだ?なんだ?綺麗な色が見えてるぞーー?」
「それ魔素の流れだよ。」
「ま、魔道具?!」
「いや、アプリ。」
「よくわからないけどすげーーーぞーー!」
「ドワーフくん、AIWatch作れる?」
「お?作れるぞ。市販品のAIWatch作ってたことあるぞ。アプリは無理だぞ?」
「じゃあ、この前とってきたミスリルや他の金属使って、とりあえず作ってくれる?魔石は5つ設置出来るようにしてほしいんだけど。」
「5つ?どうゆうことだ?試しに作ってみるか。錬金釜、工具。揃ってるな。ここで作るぞ。」
ドワーフくんは職人の目をしていた。
その間俺はパソコンに向かい、五芒星術式の設計図を書き始めた。
CPUを5つに……各属性に分けて……魔石が……
カチカチカチカチ
カン、カン、カン、カン
工房には二つの音だけが響いている。
いくつかの配置案が出来た頃、ドワーフくんの手が止まった。
「出来たぞ。」
「外郭は俺達がとってきたアイアン、シルバー、ゴールド、そしてミスリルの合金。魔核は比較的入手しやすいジェネラルオーク。これは無属性でいいんだったな?そして外側に魔石を5つ配置出来るようにしといた。」
「完璧だよ。ありがとう。」
「ところで、なんで5つなんだ?」
「1人で仕事するより、5人で仕事したほうが速いだろ?」
ドワーフくんは腕を組んだ。
「……なるほど。」
「五人の職人が同時に仕事するようなもんか。」
「そういうこと。」
ここから、俺達の長い1日が始まる。




