46日目~魔素スキャン~
46日目~魔素スキャン~
朝食を掻き込んで、俺はパソコンの前に座った。
やりたい事は決まっている。
「AIWatchをより使いやすく。」
それが俺の最初の目標だった。
動力は魔素。発動は魔石。
魔素は電気のように各世帯へ張り巡らされており、AIWatchなどは空気中の魔素を吸収して動力とする。仕組みとしては太陽電池に近いらしい。
魔素か……見えないんだよな。俺。
アトランティスでは、魔素は「なんとなく感じる」か、専用の魔道具を使うことでしか見ることができない。
しかし、その魔道具は一般にはほとんど流通していない。
見えないものは設計できない。
俺は「魔素スキャン」から作り始めることにした。
AIWatchって魔素吸収してるやん……
内部にデータあるんじゃ?
カチッ。
カチカチカチカチカチカチ……
【AIWatch 開発者モード】
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魔素感知システムデータ
木属性 18%
火属性 42%
土属性 23%
金属性 11%
水属性 6%
総魔素量 100%
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……。
あるやん。
数字だけか。
見にくいな。
カチカチカチ……
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木属性 ■■□□□□ 18%
火属性 ■■■■■□ 42%
土属性 ■■■□□□ 23%
金属性 ■□□□□□ 11%
水属性 □□□□□□ 6%
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……内部データはあると。
これは空気中のデータだな。
モノのデータも表示したいんだが……。
例えば……。
えっと……。
錬金釜の魔素の動きとか。
……。
……カメラ。
「カメラ機能か!!」
カチカチカチカチカチカチ
カメラ機能とデータ表示を連携させて。
カチカチ
カメラに写ってるモノの魔素の流れを表示……。
数字やグラフだと見にくいな…。
……。
視覚化……
色か。
カチカチカチ…
木属性は緑。
火属性は赤。
土属性は黄。
金属性は白。
水属性は青。
カチカチカチ……
ビルド開始。
……。
エラーなし。
インストール。
……。
AIWatchの画面に、新しいアイコンが一つ追加された。
【魔素スキャン】
俺は小さく笑った。




