43日目~ゴーレムの種類~
43日目~ゴーレムの種類~
カオスドラゴンとの死闘の後、俺達は鉱山近くで夜営することにした。
「アストリアは数ある異世界の中でも魔素が濃い世界の様だ。俺の認識が甘くてお前達を危険に晒した。すまなかった。」
勇者が頭を下げる。
「無事だったからいいにゃ!オーク肉食べて元気出してにゃ♪」
「大丈夫だぞーーー!ドラゴンの素材と魔核ーー!高級品だぞーーー!」
「なぁ、勇者、魔素だまりについて教えてくれないか?俺は知識としては知っていたが……目の前にするのは初めてだったんだ。小さい穢れしか見たことが無かった。」
「一言で言えば、魔素だまりは要因。魔物、カオスドラゴンなどは現象だよ。」
「どういうことだ?」
「魔素は本来、魔法や生命を支えるエネルギーデス。」
「それが、一ヶ所に集まり過ぎると魔素だまりとナリ、魔物やカオスドラゴンを発生させマス。」
勇者が頷く。
「だから俺達が本当に相手にしているのは魔物じゃない。魔素だ。」
「……なるほど。」
「アトランティスは地球の魔素が枯れたから隠された。そして創造神様は、素材や魔素をアトランティスへ供給するために異世界を作った。」
「知識としては理解していたつもりだった。」
「でも今日、実際に魔素だまりを見て……ようやく世界の仕組みを実感したよ。」
翌日、俺達はようやく鉱山へと足を踏み入れた。
ここからは……
ドワーフくんの独壇場だった!!
「おおーーー!アイアンゴーレムだぞーー!」
ドワーフくんはピッケルを振り回しゴーレムを撃退していく。
「シルバーゴーレムだぞーー!」
ドドドド!ガシーン!
「おおー!ゴールドゴーレムだぞーー!」
ドドドド!ガシーン!
「キター!ミスリルゴーレムだぞーー!」
ドドドドドドドドドドドド
ガシーン!ガシーン!
「素材と魔核大量だぞーーー!」
勇者が呟いた。
「俺達、いる?」
「いらないにゃ……食べられないにゃよ……」
「いいじゃないか。ドワーフくん楽しそうだし。」
ドワーフくんが満足したところで、俺達はアトランティスへ戻ることにした。
こうして、俺の初めての異世界冒険は幕を下ろしたのである。
俺。何かしましたか?(笑)




