41日目~オーク祭り~
41日目~オーク祭り~
「オークたくさん狩ってきたにゃ♪」
そう言いながらご機嫌で帰ってきたチャトラ。
勇者は?
「……俺は寝る。」
そう言ってテントへと消えた。
翌朝。テント前。
ドワーフ君がAIWatchからBBQセットを出してセッティングしている。
隣のチャトラは尻尾を振ってご機嫌だ。
勇者がいない……
「ここは二人に任せるよ!」
勇者のテント。
「……ぁあ、幸か……」
「どうした?疲れてる?」
「こんなの初めてだよ……初めてなんだよ……」
(恋バナ?)
「チャトラね。目の色変わるんだ。オーク目の前にすると。前後見境無く突っ込むんだよ……」
「あぁ、チャトラならそうかもね?」
「……オークジェネラルの魔法や、オークアーチャーの弓が四方八方から飛んで来てるのに突っ込むんだ……」
「え?ええ?」
「俺さ……チャトラ守ろうと……魔法防いで、弓をなぎはらい……」
「え?ええええ?」
「こんなの初めてだよ……こんなパーティー……」
「おーーい!肉がーー焼けたぞーーー!」
「行くか?勇者!」
「んん。無理かも。」
「後で差し入れ持ってくるから休んでな。」
テントの外。
チャトラが尻尾を振りながらオーク肉を頬張っている。
「美味しいにゃ♪美味しいにゃ♪オーク祭りにゃ♪」
「2人とも聞いてくれるか?」
「何にゃ?」「なんだーー?」
「勇者がさ、疲れてるみたいなんで今日は休んで、明日鉱山へ行こう!」
「勇者でも疲れるにゃねー!」
「…………」
俺はギュルルを呼び出し、上空からアストリアを見てみることにした。
「おおおーー!広いな!」
「アストリアはほぼ地球と同じ大きさデス。」
「アレがオークの集落か……」
そこにはオークの集落「跡」が広がっていた。




