39日目~いざ!冒険へ!!~
39日目~いざ!冒険へ!!~
翌朝、俺達は冒険者ギルドの個室に集まっていた。ここはギルド内で冒険者達が事前の打ち合わせをするために使われているそうだ。
アトランティスでは転生冒険者とアトランティス人がパーティーを組んで異世界に行くことは珍しくなく、チャトラとドワーフ君も度々転生者と冒険しているらしい。ランクもAランク!!
(勇者はSSSSランクらしい)
俺は…ランク・初心者。
勇者が口火を切る。
勇者「先ずはこの世界へ行こう!」
AIWatchが地図をホログラムで浮かび上がらせる。
「ここが目的の異世界だ。」
草原
鉱山
がアップになる。
「そうだな。ミスリルか。ミスリルゴーレムがいるこの鉱山がお勧めだよ。」
「ミスリルゴーレムーーーー!素材たくさーん!とるぞーー!」
「ええ?食べられにゃいにゃ……」
「チャトラ?地図を見て!ミスリルゴーレム鉱山の手前にはオーク集落があるよ。」
「いいか!説明を続けるぞ?草原にはホーンラビット、サーペントがいる。ホーンラビットは初心者でも狩れるが、サーペントは毒があるから厄介だぞ!!」」
~30分後~
【幸メモ】 ・ホーンラビット ・サーペント(毒) ・解毒薬必須 ・ミスリルゴーレム ・オーク集落 ・危険なら逃げる ・無理はしない。が!勇者がいるから任せる。
「記録シマシタ……ふぅ」
「お前、ふぅ言ったやろ?」
「言ってマセン。」
「なぁ。エドワード・アレクサンダー・フォン……勇者、薬関係任せていいか?」
「呼び方、勇者でいいよ!呼ばれ慣れてる!任せとけ!敵に合わせて完璧に準備してやるさ!」
「チャトラは食材や飲み水任せるよ!」
「任せるにゃ!オーク肉買っていいにゃ?♪」
「いや、オーク肉は現地調達するよ!」
「わかったにゃ……」
「ドワーフくん!君には俺の装備一式を揃える手伝いをお願いしたいんだ。俺、何も持ってないや。」
「任せろーーーーー!得意だぞーーーー!」
再び集合した頃にはすっかり日が暮れていた。
「どうする?出発する?」
俺は皆に聞いてみた。
勇者が地図を見ながら答える。
「そうだな、草原の手前に夜営に適してる場所があるから出発してもいいんじゃないか?」
「夜営だぞーーーー!BBQだぞーー!」
「先にオーク一匹だけ狩っていいにゃ?」
「ダメだ!集落が出来てる!離れた所で夜営する!君にもしものことがあってはいけない!」
「オーク……に、く……」
「出発は冒険者ギルドの扉からデス。」
「行き先をAIWatchに入力してから扉の前に立つんだよ。」
「異世界での移動は?」
「AIWatchで借りたい竜を登録すれば向こうで呼び出せるよ!」
【第685世界・剣と魔法のファンタジー】
俺達はAIWatchにそう入力して扉の前に立った。
冒険者ギルドの大きな扉が静かに開く。
いざ!冒険へ!!出発だ!!




