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2章第4話 エヴリシング・スターテッド・ウィズ・ア・ネガティブビート 前編

今回の話がほとんど説明するだけの回になってしまいました!すみません。

後編の前書きに大雑把に前編の内容をまとめるのでもし説明するだけの話読むのきついとか思っている読者の方がいたら後編だけを読んでいただいて全然オッケーです!

「それで、新種のクライトについて教えてくれるかな?クロ君♪その少女との話も含めてね?」

「は、はい!」

――――――――――――――

「ううん、このお姉ちゃんがこういう態度取るのも無理ないよ。なんか、もう、こうなるの見えてたから。」

「?」

「そうか、なら聞こう。マリス・クライトとこのカードについて吐いてもらおうか。」

「うん、わかった。あの怪物はね、多分だけど、負の感情をエネルギーに変えて強大なパワーを得ているんだと思うの。」

「負の感情?」

「どういうことじゃ?」

「う〜ん、多分、私のお店に来てもらった方が早いと思う・・・、着いてきて!」

「・・・?」

――――――――――――――

「えぇー!!幼いのにこんなに立派なお菓子屋さんを君はやっているのか〜!」

「うん・・・、お菓子を作るのが大好きだから・・・。」

「それでは負の感情とやらについて話してもらおうか。」

「はい。でも、どこから話せばいいかな〜。」

「大丈夫!ゆっくり話していいからね!」

「うん!・・・、実は私、ただの人間じゃないの。」

「えっ!?」

「実は私・・・」

「・・・どうせ、レイクドタウンの魔王と人間の子供じゃろう?」

「えっ、!?なんで、わかったの!?」

「ソフィアさん、レイクドタウンって?」

「レイクドタウン、まぁ無限にある時間軸のうちのひとつといえば良いか。わらわたちが"世界"と呼んでいるもののひとつじゃ。そうじゃのう、人間界ではパラレルワールド、よりも異世界と呼んだ方が正しいか。」

「なるほど・・・」

「そして、はなまる。先程の問いについて答えよう。わらわたちはこれでも下っ端の神じゃ。そして、わらわはその中でも最もレベルが高い。貴様がどこの世界の住人でなんの血が混ざっているなどそれくらいは分かる。そして10年前にレイクドタウンの魔王、ナイト・エクレアが人間と結婚して大騒ぎになったことを考えると・・・、貴様がエクレアの子供なのははっきりわかる。」

「そっか・・・。それでね、私はパパの能力を少し受け継いでいてね、その能力が感情や記憶を扱うことができる能力なの。」

「もしや、ありとあらゆる記憶や感情を思い通りに動かす"Memory"か?」

「そう、なんだけどママの人間の血も受け継いだからちょっと弱体化した"あの頃を思い出して"の方。だから、ちょっと感情、記憶を形にすることしか出来ないんだけどね。」

「そうか・・・、それがなにか関係あるのか?」

「うん、実は前回の私のお客さん、東雲 西陽さんに私の能力がこもった装置を渡したままで・・・。」

「東雲 西陽さん?」

「東雲・・・、はっ!」

「どうしたの!?ソフィアさん!何か思い出したの?」

「あぁ。そいつは、初めてシロが任務に向かった時に助けた少女じゃ!」

「えっ、シロ君が!?その子、助かったんだよね!?」

「あぁ。じゃが、その子の姉の方は・・・」

「でね、私、よくわからないんだけど、夢でそのに似た・・・、そう!あなたたちみたいに狐の耳と尻尾を生やした少女がその装置を使ってあの怪物に負の感情を注ぎこんでいたのを見て・・・」

「でも、それって夢だよね?」

「いや、少しでも可能性があるならそれを信じた方がいい。」

「ソフィアさん・・・、」

「で、私、朝起きたらアノコロスイ・・・その装置が10個このカードに変わってて・・・」

「なるほど、」

「しかも、中に入ってた感情と同じ内容のカードがあって、浄化する前の負の感情が入ってた瓶は全部無くなってたの。そのカードもないし・・・」

「そっか・・・、このハッピーナイトカードはその10枚のカードのうちの1枚ってことか・・・。ねぇ、はなまるちゃん!そのカード、少しの間借りててもいい?」

「いいけど、何に使うの?」

「僕らの探偵に調べてもらおうと思ってね!」

「そっか、」

ピロン♪

「ん、サクからメールが・・・。クロ、そろそろ天界に帰るぞ。」

「う、うん。わかった。はなまるちゃん!協力ありがとう!」

「・・・私にできること、あるかな?」

「きっとそれは―」

「クロ、いくぞ。」

「はい!ごめん!また会おうね!」

クロとソフィアはワープホールに入って行った。

「私に、できること、ね。」

――――――――――――――

「って言うことがあって・・・」

「東雲、西陽って・・・」

「どうした?リシテン、何か知ってることでもあったか?」

「いや、なんでもない♪」

そこに、サクがひょこっと現れた。

「皆さん、お待たせしました。」

「あ、サク君!どうだった?」

「はい、ソフィアさんの回収したデータを調べたところ、意外なことがわかりました。」

「意外なこと?」

「はい、マリス・クライトは特殊な狐神の体内物質を含んでいるようです。」

「えぇっ!?」

「もともと、我々“狐神"と呼ばれる存在とクライトの体内構造は似ている部分が多いですが・・・」

「えっ、そうなの!?」

「あ、クロ君は入ってきたばかりだから知らなかったですね。まぁ、例を出すなら人間と犬くらいの関係だと思っていただければ大丈夫です。」

「なるほど、」

「話を戻します。マリス・クライトは人型、その変化が鍵となっているのです。」

「どういうこと?」

「皆さんは不思議に思ったことがありませんか?狐は四足歩行なのになぜ我々は人型であり、二足歩行なのか。」

「それは、僕らが"ホモサ札"(初登場 0章第2話)をつけてるからじゃないの?」

「その通りです。では皆さんに聞きます。ホモサ札とはなにか。」

「え、いきなりそんなこと言われても・・・なんだっけ?」

「大神に少し説明された覚えがある。確か、狐神が持つ能力を引き出すための装置、じゃったか?あとは人間に紛れるために人型になるエネルギーを注ぐ役割があるとかないとか・・・」

「そうです。まぁ、正確に言えば、ホモサ札は能力を発揮させる、狐神の身体を人型にするエネルギーを目覚めさせる信号を送っています。」

「なるほど・・・、僕、札を外す場面がなかったから気づかなかったよ!」

「クライトと狐神の違い、それはそのエネルギーの有無です。そして、そのエネルギーがクライトに注ぎ込まれ、負の感情がそのエネルギーを常に目覚めさせてマリス・クライトになると言うことがわかりました。」

「へぇ〜。あれ?でもおかしくない?」

「なにがじゃ?」

「マリス・クライトは僕らに能力を使ってこなかったけど・・・」

「クライト自体には特に能力はありません。人間には恐れられていますが、ただの馬鹿力が暴れているだけです。」

「そっか、」

「ですがクロ君、いいところに注目していますね。」

「?」

「レイドガンなどの天界アイテムは我々の"エネルギー"に反応してシステムが作動するようになっています。なので、クライトや人間が触っても何も起きないようになっていましたが、マリス・クライトはそのエネルギーを持っている。そのため、あの新たな天界アイテムを使うことができたのです。」

「だからあんなに強かったのか!・・・あれ?」

「どうしたクロ?何かわからないことがあったか?」

「うん。・・・ねぇサク君、レイドガンとかの天界アイテムってサク君しか作れる人いないんだよね?」

「はい。そうですね。」

「じゃあさ、マリス・クライトが持ってたあの天界アイテムは何?」

「「っ!?」」

前編終わり

今回説明ばっかりになってしまいすみませんでしたっ!

当初は今回の話を分けるつもりは無かったのですが説明ばっかの回になってしまい、これはまずいなと思い前編と後編に分けました!

次回もちょっと説明があると思いますがそこら辺は目を瞑っててください!

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