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窓のそと
もうすぐ下校のベルがなる
窓から見える校庭には一足先に
君の姿が見えた
どうしてそこにいるの
ふと疑問符が頭のなかに浮かんだ
知らずとも時は流れていた
同じ校舎に等しい時間
過ごしたはずなのに
出会った頃から他の誰より
君の匂いに敏感になる
冬が過ぎていたこと
クラス替えで分かれたこと
まだ友達のライン越えてないこと
春の陽気は
ぼくをよく眠らせる
最後の一年になった
一番伝えたいこと
胸の奥にしまったままだ
捕まえたい気持ち空回り
帰り道
上りの急な坂道がいつも邪魔をする
自転車のペダル
めいっぱい力を込めるけど
君の生まれた街だから
その先で待ってくれてる
甘い気持ち
見抜かれているみたいに
また明日ねと
下校のベルが聴こえた
窓のそとに見つけた君が
ぼくの教室の窓
たしかに見つめて手を振っている
やっと気づいたよ
君はぼくをいつも待っていた
今日こそふたりで上り坂
君のハートごと
ぶっちぎってあげるから
・・・読みに来てくれてありがと。




