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ゼルダのりょーごの詩集  作者: ゼルダのりょーご
39/99

相合傘


光と影があるように

地中と地上があるせかい


ぼくらは地上に生まれ出た

歩けば動き

景色も変わる


ぼくらの地上は光に満ちて

浴びたうしろに影が生まれる


歩けるせかいは不思議な魔法がかけられて

ねじれてもつれて

影が前を塞ぐんだ

うしろに光があるわけじゃない


地上はだれかが歩くたび

影が集まり闇になる

夜の闇とはべつのもの


いばらの針が刺さったように

痛い痛い

影の矢で胸を射抜かれて

辛い辛い

闇の道が出口を隠してしまうんだ


成す術がないよと人は泣き

涙枯れるまで足元の地にこぼすんだ


嘆きの雫は地中に沁みて

古くて名もない大木が

万年ぶりに葉を茂らせて


歩いた地上に奇跡のニュース

せかいの元気が集まるように駆けめぐる


山も雲も驚いて

友よお前も長生きしたなと

大樹に甘露を差し出した


おおきな褒美の甘い菓子

悦び草木におすそわけ


地中にねむる色とりどりの

花の種子たち声をだす


闇が隠した地上のひかり

地面にもぐってぐっすり寝たよ


寝る子と花がみるみる育ち

地上に七色のオーロラの花々を嬉々と咲かせた


不思議な魔法はどこかに消えた


地上はぼくらが傷つけていた

自然を守る大切なこと

こころに宿ったとき

闇にも影にも負けない勇気がそこに


光と影はいつもぼくらに

なにかを伝えようとしているんだよ



相合傘を差し掛けるような

思いやりの気持ち忘れないでいこうよ


いつも読みに来てくれてありがとうございます。

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